「劇場版名探偵コナン 黒鉄の魚影
（サブマリン）」
を観てきました。
ストーリーは、
世界中の警察が持つ防犯カメラをつなぐ海洋施設「パシフィック・ブイ」が東京・八丈島近海に建設され、本格稼働に向けて世界各国のエンジニアが集結。顔認証システムを応用した新技術のテストが行われていた。一方、コナンたちは、園子の招待で八丈島にホエールウォッチングに来ていた。船に乗り込もうとすると、隣に警視庁の船があり黒田が乗り込む姿を目撃する。少し前に赤井から黒ずくめの組織がパシフィック・ブイ関係で動いている事を聞かされたコナンは、咄嗟に警視庁の船に乗り込んでしまう。そして…。
というお話です。
東京・八丈島近海に建設された、世界中の警察が持つ防犯カメラを繋ぐための海洋施設「パシフィック・ブイ」。本格稼働に向けて、ヨーロッパの警察組織・ユーロポールが管轄するネットワークと接続するため、世界各国のエンジニアが集結。そこでは顔認証システムを応用した、とある「新技術」のテストも進められていた。
一方、園子の招待で八丈島にホエールウォッチングに来ていたコナン達少年探偵団。するとコナンのもとへ沖矢昴（赤井秀一）から、ユーロポールの職員がドイツでジンに殺害された、という一本の電話が入る。不穏に思ったコナンは、”パシフィック・ブイ”の警備に向かっていた黒田兵衛ら警視庁関係者が乗る警備艇に忍び込み、施設内に潜入。
パシフィック・ブイでは、システム稼働に向け着々と準備が進められていた。そんな中、施設内で、ひとりの女性エンジニアが黒ずくめの組織に誘拐される事件が発生。陸とは繋がらないこの施設から、どうやって女性を連れ去ったのか。そして彼女が持っていた、ある情報を記すUSBが組織の手に渡ってしまう。
一方、ある情報により、黒ずくめの組織のウォッカが、灰原哀にある疑念を持ち、八丈島のホテルから灰原を誘拐してしまう。コナンと博士でウォッカを追うのだが、彼らは灰原を連れて、車ごと海の中へ消えてしまう。
その直後、海中で不気味に唸るスクリュー音。灰原は無事なのか。黒ずくめの組織の目的は何なのか。パシフィック・ブイのシステムに侵入し、何をしようとしているのか。後は、映画を観てくださいね。
今回のコナンは、黒ずくめの組織が頑張ってましたねぇ。結構、揃って出て来たし、誘拐やら何やら忙しそうでしたね。ヨーロッパで狙撃して、あっという間に、八丈島まで来れるって、凄い勢いで飛んできたんだなって思っちゃった。でも、どんなに頑張っても、12時間はかかると思うんだけど、どうやって来たんだろう。うーん、ちょっと不思議な場面もあったけど、全体的に楽しかったから、良しとしましょう。
まず、あのパシフィック・ブイですが、すんごい予算かかってんなーって思いました。あの建築、まず、建ちません。考えただけでも、はぁ？って感じです。あの重い建築物を浮かせて、その上、普段は沈めていて、隆起させるんでしょ。いやぁ、あり得ないけど、まぁ、コナンの世界だから、そんな事も出来るのかもしれません。もし、あれが出来るなら、海に作らなくても、都会の地下とかでも良いんじゃないかな。変に、海とかに作るから攻撃を受けるんです。周りから丸見えですもんね。(笑)
今回は、あるシステムの開発により、灰原哀の正体が黒ずくめの組織にバレてしまうかもしれないという、ハラハラドキドキのお話でした。最初は、その世界発のシステムを、黒ずくめの組織が手に入れて、何かに使おうとしていたんだけど、その過程で、システムの開発者が、”宮野志保”と関係があり、ある秘密が奴らの手に渡ってしまうんです。そして、哀ちゃんがシェリーなんじゃないかと思われて、誘拐されてしまうんです。
黒ずくめの組織は、シェリーは死んだと思っているから、もし、生きている事が解かっちゃったら殺されちゃうでしょ。ジンは、しつこいから、哀ちゃんも、コナン君も、正体が判ってしまったら、必ず殺されると思うんです。なので、今回は、どうにかして、その情報をジンにまで伝わらないようにするしかなくて、誘拐された哀ちゃんを早く奪還して、ジンに会わせないようにしないとという事で、コナンが凄い頑張るんです。
パシフィック・ブイのスタッフの中に、誰か組織の人間が入り込んでいるというのは判っているんだけど、誰かは判らないんです。コナンに入った情報から、”ピンガ”という組織の人間で、名前から男だろうとは解ってくるんです。でもね、この中の誰かがスパイだと解った時点で、またも私は解ってしまいました。一番怪しそうな人物は除外するとして、後は誰かと考えたら、この人しかいないんです。もう少し、スタッフの人数が多かったら解らなかったけど、さすがに、今回は少ないですから、解ってしまいました。
このピンガという人物は、どーもジンに対抗心を抱いているらしく、ジンを押しのけて、その上の立場になりたいと思っているようなんです。なので、情報共有をしているにも関わらず、内部分裂をしていて、手柄は自分の手で持って帰ろうという意志があり、ジンに渡したりしないんですよ。そこら辺が、この組織のダメダメな所だと思うけど、まぁ、ポンコツでいてくれないと、コナンが解決出来ませんからね。相変わらずのポンコツでした。
そういえば、今回も毛利さんは、酒を飲んでいるだけでした。もう、この人、いる必要はあるんだろうか。全く役に立たないから、誰かが言ってあげるべきだと思うんだけど、どうなんでしょ。ここ最近の映画版では、活躍を一切しないんですよね。たまには、オッチャンが活躍するお話があっても良いと思うんだけど、困ったもんです。そろそろ、無駄なんじゃないかってところまで来ている気がするので、次こそ、活躍させて欲しいです。
そうそう、今回も赤井さんと安室さんは素敵でした。イイところを持って行きます。ほんのちょっとしか出てこないけど、一番目につくもんなぁ。この二人と、大人の工藤新一が絡んで、事件を解決してくれたら、超カッコいい話になりそうだけど、イケメン過ぎてうるさい感じになっちゃうのかしら。
もし、昔のように、実写でやる事になったら、私の希望は、安室さんを横浜流星さん、赤井さんを山田裕貴さんだったら良いなぁ。工藤新一は、神尾楓珠さんか中川大志さんか新田真剣佑さんがやってくれるといいなぁ。この３人なら、サッカーボールを蹴って相手を倒すとか出来そうな気がする。うーん、実写は賛否があるから、あまりやりたくないんだろうけど、ストーリーさえ考えれば、ちょっと、今なら良さそうな俳優いるじゃんって気がするんだけどね。
ちょっと話が反れましたが、今回は、話が壮大だったし、あまりネタバレが出来ない話なので、細かく書けないんですよねぇ。ヨーロッパでは、ユーロポールが騒いでいたし、暗殺計画があるし、日本では八丈島で大騒ぎになっているし、アメリカではベルモットが色々と工作をしてくれていたようだし、世界各国で動いていたので、結構、壮大な話になっていたんです。それに、あのパシフィック・ブイ。総工費からなにからを考えれば、もう、とんでもない金額がかかっているので、何かあったら世界的規模の大災害となるはずなので、大騒ぎなんです。いやぁ、面白かったです。
今回も、ツッコミどころはいっぱいあったけど、名探偵コナンとしては、良く出来ていたし、面白かったです。コナンだからこそ、こんな壮大な話が出来るし、被害規模なんて考えずに制作が出来るので、面白くなるんですよね。うーん、楽しかった。
私は、この映画、超！超！お薦めしたいと思います。誰が観ても、これは面白いと思うはずです。話自体が面白いし、キャラクターも楽しめるし、ちょっとした部分に気が使ってあって、伏線の回収はしっかり最後までしてありました。ぜひ、観に行ってみてください。
ぜひ、楽しんできてくださいね。
「名探偵コナン 黒鉄の魚影（サブマリン）」
