「映画ドラえもん のび太と空の理想郷」完璧の解釈が違ってるよね。のび太はちゃんと気が付きました。 | ゆきがめのシネマ。劇場に映画を観に行こっ!!

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観てきた映画、全部、語っちゃいます!ほとんど1日に1本は観ているかな。映画祭も大好きで色々な映画祭に参加してみてます。最近は、演劇も好きで、良く観に行っていますよ。お気軽にコメントしてください。
スミマセンが、ペタの受付を一時中断しています。ごめんなさい。

 

「映画ドラえもん のび太と空の理想郷」

 

を観てきました。

 

ストーリーは、

空に浮かぶ謎の三日月型の島を見つけたのび太は、ドラえもんたちと一緒にひみつ道具の飛行船「タイムツェッペリン」で、その島を目指して旅立つ。やがてたどり着いたその場所は、誰もがパーフェクトになれる夢のような楽園「パラダピア」だった。ドラえもんとのび太たちは、そこで完璧なネコ型ロボットのソーニャと出会い、仲良くなる。しかし、その夢のような楽園には、大きな秘密が隠されていた。

というお話です。

 

 

空に謎の三日月型がたの島を見みつけたのび太は、「あれこそ僕ぼくが探さがしていたユートピアだ!」と言い張り、ドラえもんたちと一緒にひみつ道具の飛行船『タイムツェッペリン』で、その島を探しに出かけることに!

色々な時代・場所を探してやっと見つけたその正体は、誰だれもがパーフェクトになれる夢のような楽園<パラダピア>だった!そしてそこで出会ったのは、何もかも完璧なパーフェクトネコ型ロボット・ソーニャ。
すっかり仲良くなったドラえもんたちとソーニャだったが、どうやらこの楽園には大きな秘密が隠されているようで。


はたしてのび太たちは、その楽園の謎を解明かすことができるのか!?(公式HPより) 後は、映画を観てくださいね。


 

理想郷がパーフェクトな島って所が、ちょっと私の感覚と違うけど、まぁ、のび太とドラえもんには、そうだったのかもしれないなぁ。理想郷って、ダラダラしていても怒られないで、ご飯が出てくる場所だと思ってたんだけどなぁ。パーフェクトだと、みんな疲れちゃうでしょ。何でも完璧なんて、疲れる以上に、面白くないですよね。間違ったり、失敗するから面白いし、笑えるのに、それが無いなんて、無表情になるよね。

 

だから、映画の中でも、みんな、ニコニコしているけど無表情なのよ。心の底から、幸せだと感じていないんだと思うんです。これって、私は絶対にダメだよなと思っていたら、やっぱり、のび太とドラえもんたちも気が付いて、大変な事になっていくんです。

 

 

島には、ある秘密があるんだけど、それはネタバレになるから言いません。でもね、秘密をバラさなくても、完璧=パーフェクトな島なんて、無理ですよ。もちろん、仕事などでは、完璧を目指しますよ。だけど、それは目指すだけで、完璧なんてあり得ないんです。どこかで問題が起きて、それを解決して完璧に近づけていくのが仕事であって、完璧は無いんです。だから、人間の仕事は面白いし、良いモノが出来るんです。何事も、”あそび”があってこそなんです。

 

完璧な猫型ロボット・ソーニャが出てきたんだけど、これが、スマートな感じで、可愛くないんですよねぇ。猫なんだから、愛らしい感じにして欲しかったな。言葉遣いも完璧で、一見、良さそうに見えるけど、段々と鼻につく猫になっていくんです。まぁ、そうなっちゃう理由も、島の秘密に関係するんだけど、折角、猫型ロボットなんだから、最後の最後まで愛らしくいて欲しいな。ドラえもんは、かわいいじゃないですか。あのかわいさこそ、完璧ですよね。ドラえもんを見て、嫌な感じを受ける人っていないでしょ。それこそ、パーフェクトなかわいさだと私は思います。

 

 

テストで100点取るのが完璧と言っていたけど、テストで間違えたところを勉強するから頭が良くなるんだよ。テストで満点を取って、良い大学に入ったとしても、何の役にも立たない大人が沢山いるんだから、そんな人間よりも、テストで50点でも、人の役に立つ仕事をする人の方が、人間としては完璧です。

 

というか、自分で人の役に立ってるなって、自分を褒めてあげられる人間が一番ですよね。今の時代、自分を肯定できる人が、一番だと思います。自分はダメだと思って籠ってしまうなら、外に出てゴミでも拾って、自分は素晴らしいと思う人間が一番じゃないかな。価値観って、そういうもんでしょ。人の尺度ではなく、自分の尺度で何でも測らないと。それが、他人と違って、批判されたとしても、そんなの聞かなくて良いですよ。但し、他人の迷惑になっているなら、それはダメかな。人の為になってないからね。

 

 

そんな事を思いながら、子供たちと一緒に、ドラえもんの映画を観てきました。あ、私が子どもを連れて行ったんじゃなくて、何人も子供が来ていて、楽しそうだったので、それを見て、楽しかったなぁと思っただけです。やっぱり、ドラえもんの映画は、子供たちが一緒に観ていて、お母さんに何か聞いたり、眠くなっちゃったり、走りたくなったりするのが、何とも楽しいですよね。大人だけで観ていたんじゃ、全然面白くないです。子供の楽しい表情が、映画をもっと楽しくしてくれるんだよなぁ。それが、ドラえもんの映画の魅力でもあります。

 

 

だから、親御さんたち、子供がうるさくしても心配しないで大丈夫ですよ。子供映画なんだから、うるさいとか言う大人が居たら、その人が悪いんですから。大人に出て行けって言っていいんです。子供の為の映画です。楽しく観せてあげてください。映画館で”うるさい”という人いるでしょ。大人向け映画なら解らないでもないけど、子供向け映画では、絶対に言っちゃいけません。

 

なんか、ドラえもんを見て、色々な事を考えてしまいました。私も子供の頃からドラえもんを観ているけど、どんなに年を取っても、色々と考えさせてくれて、楽しめるなぁ。日本には、本当に良いアニメが受け継がれていますよね。こんなに誰にでも愛されるアニメって、日本以外ではあり得ないですもん。

 

 

私は、この映画、超!超!お薦めしたいと思います。今回の”映画ドラえもん”も、完璧?でした。(笑) 相変わらずの”ゆるさ”と、熱い情熱、友情が溢れていて、ドキドキハラハラもさせてくれる。良い映画でした。ぜひ、観に行ってみてください。

ぜひ、楽しんできてくださいね。カメ

 

 

「映画ドラえもん のび太と空の理想郷」