「フラッシュ・ゴードン」古典と言って良いのかしら、スペースオペラは今も健在です。カッコいい! | ゆきがめのシネマ。劇場に映画を観に行こっ!!

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観てきた映画、全部、語っちゃいます!ほとんど1日に1本は観ているかな。映画祭も大好きで色々な映画祭に参加してみてます。最近は、演劇も好きで、良く観に行っていますよ。お気軽にコメントしてください。
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「フラッシュ・ゴードン」

 

を観ました。Fan’s Voiceさんの、独占最速オンライン試写会が当たり、観せていただきました。(@fansvoicejp)

 

ストーリーは、

謎のエネルギー光線によって月が軌道から引き離され、地球に急接近する。その原因が地球外生命体にあると確信した科学者ザーコフは、あと10日で月と地球が衝突すると予言。ザーコフは大惨事を阻止するべく、偶然居合わせた人気アメフト選手フラッシュ・ゴードンと旅行業者の女性デールに銃を突きつけて自作のロケット船に乗り込み、無慈悲な皇帝ミンが支配する惑星モンゴへ向かう。

というお話です。

 

 

原因不明のエネルギー光線によって、軌道から引き離された月が地球に向かって落下するという現象が確認された。

奇想天外な発表で科学界を追われた科学者のザーコフは、この衝撃的な自然災害を地球外生命体によって引き起こされていると確信し、調査をすると、地球が壊滅するまであと10日しかないことが解かってくる。



 

自分一人ではこの邪悪な攻撃を止めることができないと悟ったザーコフは、たまたま、研究所の場所に墜落してきたアメフト界のヒーロー、 フラッシュ・ゴードンと、ニューヨークの旅行代理店で働くデイルに協力を頼むが断られ、仕方なく銃を突きつけて2人を仲間にし、間に合わせのロケット船で宇宙へ出発する。

 彼らの目的地は謎の惑星モンゴ。 しかしそこは、無慈悲な皇帝ミンによる支配下にあった。モンゴのいくつもの種族は、皇帝ミンに逆らえず、不満が溜まっていたが、強大な力の前にひれ伏すしか無かった。そこへ現れた、フラッシュ・ゴードンとザーコフ、デイルは、地球滅亡の鍵はミンにある事を知り、止めようとするのだが…。後は、映画を観てくださいね。

 

 

フラッシュ・ゴードン、懐かしいでしょ。と言っても、私も映画館で観たのか、テレビで観たのか、定かで無いほど、記憶が曖昧なんです。子供の頃に観て、クイーンの曲と、ヒゲの悪役、筋肉ムキムキのヒーローが戦っていたのは印象に残っているんだけど、あまり内容を覚えていなかったんです。今回、4Kでリマスターされると聞き、fan's voiceさんのオンライン試写会で観せて頂きました。

 

映画としては、SFファンタジーアクションなのかな。映画を観た後のトークショーでお話されていた内容では、スペースオペラっておっしゃっていたかしら。その違いが、私はよく解らないけど、ま、宇宙を駆け巡って、戦うってことかな。トークで、色々と解説をしてくださっていたのですが、この映画、当時はスピルバーグ監督が作りたがっていたんだけど、既に権利が買われていたために、同じような作品を作りたいということで、スターウォーズが作られたというエピソードがあるそうです。

 

 

驚きました。あのスターウォーズが、このフラッシュゴードンの代わりだったなんてビックリでしょ。それなのに、何故か、完成はフラッシュゴードンの方が後だったんですって。それも面白いですよね。

 

内容は、宇宙の彼方から来た宇宙人が、娯楽の為に地球に地震などの天災を起こしていて、その天災に巻き込まれたアメフト選手とガイドの女性が、たまたま不時着した研究所で、宇宙船に乗って、その宇宙人の惑星に行き、悪の帝王と戦うというお話でした。話としては、とっても単純でよくあるSFって感じではありますが、考えてみると、これが最初なので、後からのSF映画が、この真似をしているというのが正しいです。

 

 

フラッシュを演じているサム・ジョーンズは、金髪でイケメン、筋肉モリモリという、また、典型的なヒーローです。このヒーローの定義も、この映画から決まったのかも知れません。キャプテンアメリカは、ここからきてるようでした。

 

普通の地球人で、特殊能力がある訳ではないけど、身体能力が高くて、その瞬発力と勢いで相手を倒していくという、とっても調子の良い展開です。そして、何故か敵は頭が悪く、ショッカーさんのように、殴ってくれるのを待っているという、これも典型的な雑魚キャラがワラワラと出てきて、最後にボスと戦うという展開です。完璧に仮面ライダー的なんだけど、これも、この映画の方が先なんです。

 

 

そして出演者なのですが、この時代の有名俳優が勢揃いだそうです。それに、ティモシー・ダルトンが、まだ脇役で出演していて、まだ007に決まる前のようでした。他の役者さんは、ほとんど知らないのですが、有名らしいです。主演のサム・ジョーンズさんは、“テッド“で出演されていましたよね。もう、歳をとってらしたけど、イケメンぶりは健在でした。

 

4Kでリマスターされて、とても綺麗になっていました。手作業で何百時間もかけて作業をされたと言っていました。でも、画面をツルッツルにしている訳ではなく、色の濃淡をつけて、画像の粗さを細かくして、でも、昔のどん臭さは無くさないという、何とも素敵なリマスター版になっていました。この時代のSFって、アナログ特撮の陳腐さが良いんですよね。手作り感があり、私は好きなんです。ブーツでドタドタしてる感じも良い。貴重な作品だと思います。

 

 

私は、この映画、超!お薦めしたいと思います。古い映画のリマスターなので、わざとらしくて、どん臭さが漂い、ドタバタ劇という感じですが、それがこの時代のアナログ特撮なので、それを楽しめる方にお薦めです。最新のCG SFが好きな方には、ちょっと子供向け戦隊モノのように見えてしまうかも。でも、味があって良いんですよ。ぜひ、観に行ってみてください。

ぜひ、楽しんできてくださいね。カメ

 

 

「フラッシュ・ゴードン」