「なのに、千輝くんが甘すぎる。」
を観てきました。
ストーリーは、
人生初の告白に挑み失恋した高校2年生の真綾は、落ち込んでいるところを陸上部のエースであるイケメン男子・千輝くんに見られてしまう。周囲には塩対応な千輝くんだったが、なぜか真綾に“片思いごっこ”を提案。それは真綾が千輝くんに片思いのフリをするというもので、周囲にバレないこと、そして本当に好きにならないことが条件だった。しかし自分にだけ甘すぎる千輝くんとの秘密の関係に、真綾の気持ちは揺れ動いてしまう。
というお話です。
人生初の告白に見事に玉砕した高校2年生の失恋少女・如月真綾。親友の小原知花に慰められるも、落ち込んでいるところを陸上部のエースで学校一のイケメン男子・千輝彗に見られてしまう。
モテモテなのに周囲には塩対応な千輝くんが、なぜか真綾に提案したのは、なんと”片想いごっこ”！「好きな人、無理に探すくらいなら、俺に片想いすれば？」という。心の傷を癒す手段を何も考えられなかった真綾は、千輝くんの提案に乗って、片想いごっこで失恋を癒そうと決める。
片想いごっこの条件は、絶対に好きにならない事と、まわりにバレないこと。好きになってはいけない約束なのに、自分にだけ優しくて甘すぎる千輝くんに、真綾の気持ちは次第に揺れ動いて行く。しかし、離れようとすればするほど、千輝くんが近づいてきてしまう。
そんな中、真綾に密かに思いを寄せるクラスメイトの手塚に、秘密の関係を知られてしまう。実は、千輝くんと手塚くんの間には、中学時代にある出来事があり、現在はあまり良い関係ではないようだった。そんな手塚に、片想いごっこなんて辞めろと言われ、戸惑う真綾。果たして千輝くんと真綾の片想いごっこの行方はどうなるのか。 後は、映画を観てくださいね。
うーん、アイドル映画だと思って観に行ったから、ある程度は我慢出来ると思っていたけど、想像以上にアイドルしてて、甘くて、辛かった。(笑) と言いながらも、楽しんだんですけどね。最近、こういうベタでたどたどしい感じでも、何となく演技の経験を積んできている子が出てくるので、そんなに厭らしく無いんですよね。痒くなるけど、気持ち悪くはないという感じかしら。
今回、主役の畑さんという女優さんは、子役の頃からやっている方で、演技経験も豊富のようで、青春ラブコメの演技に合わせてはいるけど、基礎は出来ているので、下手ではないんです。相手役の千輝くんの高橋さんは、ジャニーズのなにわ男子の子なのかな。この子は、そんなに上手くはないけど、自然にやろうとしていて、好感は持てました。これからもっと出てきそうですね。
ストーリーは、まぁ、片想いといいながら、両想いの二人がくっつくまでのお話なんだけど、この”片想いごっこ”という設定が、ちょっと笑えました。だって、片想いって、ストーカーなんですもん。もう昔の事を忘れてしまったので、片想いの時にどうしてたかなんて覚えていないけど、こんなストーカーまがいの事はしてなかったような気がするなぁ。後をつけるとかって、やらない方が良いと思うけど。
この映画で、一番変だなと思ったのは、主人公の真綾が、あまりにも可愛すぎるのに、何故か、みんなにブスとか言われちゃう事。あんた達、自分の顔を見てみなさいよ。こんなに綺麗な子にブスなんて言っちゃダメでしょ。いやぁ、学校の生徒を全員集めたら、真綾が一番光っていて綺麗なのに、何故か、目立たたない普通の子という設定だから、ギャップが凄いのよ。この真綾ほど綺麗だったら、街を歩いていたら、みんな振り返るよね。キャスティングミスでしょ～って思ったもん。ま、私は綺麗な子が好きだから、この真綾を演じているのが、畑さんで良かったけどね。この子を見て、ブスとか言える人間の目を疑います。(笑)
だから、千輝くんが好きになるのは当然なんだけど、何故か、学校一のモテ男という設定で、真綾は目立たない子という事だから、真綾は、自分みたいのを千輝くんが好きになる訳が無いと思っているのよ。そんな容姿を持っているのに、自己評価が低すぎるでしょ。だから、畑さんが綺麗すぎるからキャスティングミスなんです。(笑) ま、綺麗に越したことは無いので、良いんですけどね。
ベタな恋愛ごっこを繰り広げて、二人の距離が縮まっていくんですが、そこに、手塚くんというライバルが登場。彼もイケメンだから、揉めてくれるかなと期待したんだけど、真綾は千輝くん一筋で、全くブレないので、ストレートなラブストーリーでした。私は、手塚くん役の板垣さんの方がタイプなんだけどなー。この板垣さんも、子役からやっている子で、演技経験が豊富なので、上手かったですね。表情の作り方で、演技って解りますよね。彼も良かったです。
大人が観るには、あまりにもベタで辛いラブストーリーでしたが、出演者のおかげで、途中で出たくなることは無く、最後までゆっくりと観れました。そんなに期待していなかったこともあるけど、最近は、学芸会のような演技をする人を使う事が無くなったので、本当に嬉しいです。私が子供の頃のアイドル映画は、本当に学芸会のような演技で酷いモノだったので、良くなりました。
最近の若い俳優さんたちは、ちゃんと勉強をしているようなので、どんな内容の映画でも、それほど、途中で帰りたくなるとか、観ていられないとかは、少なくなりましたね。本当にレベルが上がったと思います。観る方としては、とても嬉しいけど、レベルが上がると、演技の勉強をしないで有名になってしまったアイドルたちは、大変なんだろうな。自業自得だけどね。
この映画、私は、お薦めしたいと思います。さすがに、万人にお薦めとは言えないけど、私のように、昔、少女漫画を読んでいたなぁという気持ちで観に行く方にも楽しんでいただけると思います。思っているよりも、観やすくて、楽しめる作品でした。ぜひ、観に行ってみてください。
ぜひ、楽しんできてくださいね。
「なのに、千輝くんが甘すぎる。」
