「マッシブ・タレント」
を観ました。Fan’s Voiceさんの、独占最速オンライン試写会が当たり、観せていただきました。(@fansvoicejp)
ストーリーは、
かつて栄華を極めながらも、今では多額の借金を抱えるハリウッドスターのニック・ケイジは、本業の俳優業もうまくいかず、妻とは別れ、娘からも愛想をつかされていた。そんな失意の中にあったニックに、スペインの大富豪の誕生日パーティに参加するだけで100万ドルが得られるという高額のオファーが舞い込む。借金返済のために、仕方なくオファーを受けたニックだが…。
というお話です。
ハリウッドスター、ニック・ケイジは悩んでいた。多額の借金を抱え、心から望んでいた役は得られず、妻とは別れ、娘からは愛想をつかされていた。「かつて栄華を極めた俺の人生はもう取り戻せないのか。」
引退を宣言した彼の下に、スペインの大富豪の誕生日パーティーに参加するだけで100万ドルが得られる高額のオファーが舞い込む。借金返済のため渋々受け入れ、スペインへ飛んだニックを、彼の熱狂的なファンだという大富豪ハビが待ち受けていた。
最初は乗り気ではなかったニックだが、ハビと会ってみると、映画の趣味が合い、ニックのプレミアグッズなどが所狭しとコレクションしてある。気を良くしたニックは、ハビと意気投合し、友情を深めていく。
ちょっとバーへ飲みに行ったニックは、黒い車に拉致をされます。パニックになるニックだが、彼らはCIAだと言い、ある選挙に関わる誘拐事件で、被害者を拉致を指示したのがハビではないかと疑っていた。次期候補者の娘を誘拐し、出馬を取りやめさせたいらしい。ハビは、武器取引で資金を増やしたのではないかとも疑っていた。そして、事件を解決する為に、CIAに協力して欲しいと言うのだ。
ハビの正体は国際的な犯罪組織の首領だろうから、彼の動向をスパイして報告して欲しいらしい。ハビとの友情をとるか、それとも国家のために働くのか。ニック・ケイジの俳優人生を懸けた一世一代の大仕事の幕が上がる。 後は、映画を観てくださいね。
ここ近年、あまり良い映画に出ていないニコちゃん(ニコラス・ケイジ)。今回も、お笑い一直線のお話でしたが、一応、ちゃんとアクションもあったし、話の筋は通って?いたし、カッコいい場面もありました。ま、おとぼけ部分の方が多かったですけどね。でも、これだけオッサンなのに、とぼけていても、まぁ、可愛く見えちゃうんですから、良い役者さんなのだと思います。
今回は、自分で自分を演じている感じなんです。あのフェイスオフや、ザ・ロック、60セカンズなど、カッコいいアクション俳優として人気となり、ナショナル・トレジャーではインディージョーンズの後を行くのかと思うほど頑張っていたんだけど、どーも、浪費癖があるようで、その上、映画会社を設立したか何かで、借金が凄くなってしまい、返済の為に、どんな映画にも出ていたのかな?おいおいっていう映画にも出演していて、ま、それも楽しかったんだけど、どーも、大物俳優という位置から転落したかにみえるニコちゃん。さすがに、パチンコ屋のCMに出てた時は、どうしようかなと思ったけどね。
そんなニコちゃんは、この映画の中の映画で復帰します。大型アクション映画の主演をはっているので、お楽しみにね。でも、マジでここらで、そろそろ大きな役を手に入れたいでしょうね。同年代のトムちゃんは、今も、アクション俳優として第一線で活躍しているし、アクションが無理そうなら、そろそろズッシリとした役が出来るようにしないと、寂しいかなぁ。何のかんの言っても、私、ニコちゃんが好きなので、映画が来ると、観てしまうんですけどね。
ニックは、自分のファンだというハビと出会い、仲良くなるんです。ハビも、マジでイイ奴で、こいつがそんな悪の組織のボスだなんて思えないんだけど、何故か、CIAは追っているんです。このCIAたち、ホント役に立たない人達で、調査を全部ニコちゃんにやらせようとするのよ。それくらい酷くて、本当にCIAなのか、疑ってしまいました。
ハビは、一見、悪い事も出来そうにみえるんだけど、話してみると、本当に正直で、子供のような人なんです。こいつが悪の組織のボスとは、到底思えないのですが、CIAの調査では彼が怪しいらしく、そこら辺の謎は、映画で確認してください。
そいえばニコちゃんは、精神的にも参っていて、一人になると妄想で、もう一人の自分が現れるようになっているんです。現実のニコちゃんは、髪の毛がふさふさしているんだけど、妄想のニコちゃんは、頭の前が後退していて、ハゲハゲなんです。その一人で二人のやり取りが、もう、やりたい放題っていうか、なんで自分に対して、そんな酷い事言うんだよ~って感じなのが、とても笑えました。あの場面は、遊んでました。笑いを取ろうとしたのかな。
はっきり言って、今回のニコちゃん映画は、B級系の映画だと思いますが、それでもこれだけ楽しそうに作ってくれていると、なんか、楽しく見れて、嬉しくなります。B級と言われようと、こんなに楽しければ、別にいいんじゃないかという気持ちになりますが、やはり”ザ・ロック”の、発煙筒を持って戦闘機からの爆撃を止めようとする姿が忘れられません。あういう映画にも、出演して欲しいなぁ。
私は、この映画、お薦めしたいと思います。とても楽しくて、笑えて、ちょっとドキドキハラハラ、という感じで、ニコラス・ケイジを楽しめます。ちょこっとだけ、デミ・ムーアの姿もありましたが、それは内緒なのかな?探して観てくださいね。ぜひ、観に行ってみてください。
ぜひ、楽しんできてくださいね。
「マッシブ・タレント」