「アントマン&ワスプ クアントマニア」
を観てきました。
ストーリーは、
「エンドゲーム」で量子世界を使ったタイムスリップの可能性に気づき、アベンジャーズとサノスの最終決戦に向けて重要な役割を果たしたアントマン。ある時、実験中の事故によりホープや娘のキャシーらとともに量子世界に引きずり込まれてしまったスコットは、誰も到達したことがなかった想像を超えたその世界で、あのサノスをも超越する、すべてを征服するという謎の男カーンと出会う。
というお話です。
地球の戦いの後、スコット・ラングは自伝を書いて成功し、ホープ・ヴァン・ダインと幸せに暮らしていた。ラングの娘キャシーはヒーローの父を理想として活動家となり、その結果、何度も逮捕され、ラングは警察に娘を迎えに行くことに。問題はあれど、幸せな生活を送っていた。
ホープの両親であるハンク・ピムとジャネット・ヴァン・ダインとも家族同様の付き合いで、キャシーはハンクに教わりながら、量子領域と接触できるデバイスを作成。これを知ったジャネットは驚いて、デバイスの電源を切ろうとしますが、時遅く、ポータルが開き、5人は量子領域に引き込まれてしまう。
ラングはキャシーと共に土地の原住民によって発見され、ホープ、ジャネット、ハンクは、現状を知るため、その世界の友人に会おうと都市を目指して移動を始める。3人は、ジャネットのこの世界の友人であるクライラー卿と会い、彼女が去ってから状況が変わったこと、そして彼が現在カーンのために働いていること知る。3人は追われることになり、クライラー卿の船を盗んで逃げることとする。
ラングは反乱軍のリーダーであるジェントラから、以前に量子領域に滞在していたジャネットが、カーンというこの世界の支配者が誕生するのを手助けしたことを知らされる。カーンは、マルチバース世界を移動出来る装置をジャネットの力を借りて完成させようとしたが、ジャネットは、他のマルチバースを破壊する目的であることを知り、カーンの移動を阻止し、カーンの元から逃げたのだった。
ラングはカーンに捕まってしまい、キャシーを人質に取られ、装置の完成の為にパワーコアを手に入れろと命令される。キャシーを助けるために仕方なく協力すると、そこへホープが現れて…後は、映画を観てくださいね。
こんなにあらすじを書いたけど、まだまだ、この先があります。今回は、内容が濃くて、ましてヒーロー映画というよりも、量子世界で科学者たちがその知識を使って、世界を助けようとするという内容なので、結構、説明が難しいかな。マルチバース、量子世界、そしてこれからのアベンジャーズの世界の未来を予感させる序章のようになっていたので、1回で全てを理解するのは、結構、大変でした。
ディズニープラスで配信されている、“ロキ“の世界と繋がっていまして、あちらにもカーンが出ているようです。私、まだ、全部観ていないので、これから観る予定。先に、全部観ておけば良かったな。でも、観ていてもカーンに気が付かなかったかも知れません。
この映画を観ると、カーンは、今後、サノスとはちょっと違うタイプの恐ろしい敵になりそうな気がしました。サノスは、人類を半分にしたいと言っていたけど、このカーンは、マルチバースの一つ一つの世界を征服し、滅ぼすのが目的のようで、何とも迷惑な人物なんです。彼も科学者なので、もし、マルチバースの移動が出来るようになってしまったら、何をやり出すかわかりません。だから、この量子世界に閉じ込められたんです。
ジャネットは量子世界に閉じ込められ、30年も暮らしていて、その過程で、カーンと出会い、同じ科学者であることで共感したのかも知れません。そして、彼の開発に協力したのですが、それが間違いだったと判り、すぐに逃げ出したんです。そんな30年の暮らしを、ハンクやホープに話すのを嫌がり、今まで黙っていたようでした。そりゃ、女性が30年も一人でその世界で暮らすなら、それなりに相手も出来るだろうし、色々とあるわよね。簡単に30年というけど、されど30年なんです。
あ、ラングについて、全く書いてなかったわね。ラングは、科学者ではないので、自伝本を書いて、それで有名となります。ホープとは上手くいっていて、楽しそうでした。ホープは、父親の会社を取り戻して、トップとしてバリバリと仕事をしています。日常は、それくらいだけ描かれたかな。ほとんどが量子世界での話になっているので、ラングの友達などは、全く出てきません。
アベンジャーズの仲間も出てこないです。あ、エンドロールの最後の最後に、私の好きな人が出てきてましたよ。エンドロールの後の映像は、2回あるので、途中で出ないでくださいね。最後の最後まで観ないと、今後のアベンジャーズの予想が出来ません。結構、エンドロールの途中の映像を観て、出ていってしまう人がいて、もったいないなと思いました。
話を内容に戻しまして、今回は、アントマンとワスプ意外に、キャシーも変身して戦います。ハンクにスーツを作って貰ったみたい。まだまだ、練習中のようで、戦い方がわかっていないようでしたが、親子で楽しそうに戦っていました。ま、危険な場面もたくさんあるんだけど、ヒーロー映画だから、ヒーローが負ける訳がないでしょ。ちゃんと、彼らを助ける援軍のようなモノも出てきます。うーん、そこらへんは凄かったです。
映像も凄かったですよ。私は今回、通常字幕版で観てしまったので、IMAXだともっと凄かったんだろうなと思います。量子世界の不思議な雰囲気が、きっと綺麗なんだと思います。不思議な世界でしたもん。ガーディアンズ・オブ・ギャラクシーで、色々な宇宙人に出会うでしょ。今回は、宇宙人じゃないけど、量子世界の独特な人間が沢山いる出てきます。面白いですよ。
全体的に面白いんだけど、どちらかというと、ただ、アクションで正義を守るために戦うという感じではなく、科学者たちの技術合戦的な部分もあり、マルチバースと量子世界という、空間でいうと、タテとヨコを組み合わせて考えなければならない世界に入っていくので、今までのアベンジャーズのように、あまり考えないで観ると、ちょっと難しいかも知れません。理解が大変だと思います。
私は、この映画、超!お薦めしたいと思います。やっぱり、よく考えられていたし、世界観が広がってきているので、こうなってくると、もしかして、死んじゃったアイアンマンやブラックウィドウが生きているマルチバースと繋がることも考えられ、世界はどうなっていくのか、とても楽しみになってきました。でも、どんどん整理をしていかないと、ぐちゃぐちゃになりそうかな。マーベルは、ちゃんと収拾つくように考えているのかな。ちょっと心配しながらも、どんどん面白くなっていると、私は思います。ぜひ、観に行ってみてください。
ぜひ、楽しんできてくださいね。
「アントマン&ワスプ クアントマニア」