「FALL フォール」高い所の恐怖はたまらないです。お尻ムズムズで、叫びたくなっちゃった。 | ゆきがめのシネマ。劇場に映画を観に行こっ!!

ゆきがめのシネマ。劇場に映画を観に行こっ!!

観てきた映画、全部、語っちゃいます!ほとんど1日に1本は観ているかな。映画祭も大好きで色々な映画祭に参加してみてます。最近は、演劇も好きで、良く観に行っていますよ。お気軽にコメントしてください。
スミマセンが、ペタの受付を一時中断しています。ごめんなさい。

 

「FALL フォール」

 

を観てきました。

Fan’s Voiceさんの、独占最速オンライン試写会が当たり、観せていただきました。(@fansvoicejp)

 

ストーリーは、

山でのフリークライミング中に夫を落下事故で亡くしたベッキーは、1年が経った現在も悲しみから立ち直れずにいた。親友ハンターはそんな彼女を元気づけようと新たなクライミング計画を立て、現在は使用されていない超高層テレビ塔に登ることに。2人は老朽化して不安定になった梯子を登り、地上600メートルの頂上へ到達することに成功。しかし梯子が突然崩れ落ち、2人は鉄塔の先端に取り残されてしまう。

というお話です。



 

山でのフリークライミングの最中に夫・ダンを落下事故で亡くしたベッキーは、悲しみから抜け出せず1年が経とうとしていた。父親は心配して、何度も電話をしたり訪ねてくるが、ベッキーは受け付けない。ある日、ベッキーを立ち直させようと、父親からの連絡を受けた親友のハンターが新たにクライミングの計画を立てて、訪ねてくる。

 

今は使われていない地上600mのモンスター級のテレビ塔に登らないかと計画を話すハンター。どうしても前に進めなかったベッキーは、ハンターの計画と励ましに促され、ダンの遺灰を頂上で撒こうと決めて、彼女と一緒に登ることに。

 

 

彼女たちは、老朽化で足場が不安定になった梯子を登り続けるが、途中から鉄塔の内側のハシゴではなく、外側に付いたハシゴを登らなければならない。アンテナを超えた辺りから、ハシゴの様子がおかしくなっていく。古い鉄塔なので劣化が激しく、メンテナンスもされてなかったらしい。そして、なんとか頂上へと近づいて行くのだが…。

 

そこでベッキーは夫の遺灰を空から撒こうと、結婚式の写真やビデオを見ながら彼を偲んでいると、夫ダンのある事実に気が付いてしまう。夫を忘れられずにここまで来たのに、夫の裏切りに気が付いたベッキーは、それまでの自分を後悔し、父親の言っていた事を信じなかった自分を恥じて、謝りたいと思い始める。

 

しかし、今は鉄塔の上。数々の問題が起きて、下に降りる手段が見つからない。自分たちの持つ技術と知識をフル活用して、どうにかこの危機を抜け出そうとするのだが。高所で巻き起こる恐怖の数々、ベッキーとハンターは、無事に下に降りることが出来るのだろうか。後は、映画を観てくださいね。



 

この映画、今まで「海底47m」とかでハラハラドキドキの恐怖を観てきたけど、それ以上にハラハラドキドキにプラスして、イライラも感じるんじゃないかな。だって、海の底だと、見上げても空が見えないでしょ。でも、この映画、地上はそこに見えるんですよ。でも、落ちたら死ぬんです。人がいるのも解るし、車も走っているのに、伝えることが出来ないの。なんたって、600mも上なんです。スカイツリーが634mでしょ。それよりも少し下辺りに、吹きっさらしで放置されている状態なんですよ。

 

スマホを持っているんだけど、高すぎて電波が通じないし、声ももちろん下には聞こえない。風は強いし、鳥も襲ってくる。もう絶望的でしょ。マジで、観ていて、イライラしました。そこに人いるじゃん!って思うんですよ。

 

 

ドローンも持っていたから、それで手紙を届けようとしたり、色々な事に挑戦するんだけど、どうしようもないんです。いやぁ~、マジで観ていて辛かった。時間が経つにつれ、絶望感が押し寄せてきて、ぎゃぎゃー!ってなりそうになるんです。

 

一応、ちゃんとストーリーがあって、最初に、ベッキーの夫ダンが、クライミング中に落ちて死ぬところから始まります。ベッキーとダンとハンターは、仲が良くて、一緒に山に登る仲間なんです。二人が結婚する前から仲が良かったのかな。そして、ダンが亡くなり、ふさぎ込んでいるベッキーとハンターが鉄塔を登ることになります。

 

 

ベッキーの父親は、実は、あまり夫ダンの事を良く思っておらず、ベッキーに何度も、そんな男の事は早く忘れろと言うんですけど、ベッキーは聞く耳を持たないんです。この部分が、実は、登ってからのお話に絡んでくるという、ちょっと面白い展開もありました。

 

それにしても、頂上に登ってからは、狭い鉄塔の上の踊り場で2人は過ごしているので、動きが無いんです。色々と、手は考えるんだけど、大体、直径3mくらいの丸の踊り場の上で、1人づつ仮眠を取って、何とか凌いでいるんだけど、水も無いので、本当に苦しそうでした。

 

 

それに食べる物も無いから、どんどん弱っていくし、もう無理って状態まで行くんです。そんな時に、実は、凄いことをベッキーがして、私、ビックリしちゃいました。うーん、極限状態だと、そんな事も出来るんだねって思っちゃった。ネタバレ出来ないけど、ベッキー、最後の方で、凄いことをして栄養補給します。うん、これ、凄いと思っちゃった。でも、極限状態って、こういうことなんだろうな。

 

でもね、クライミングをやっている人なら、こんな古い鉄塔に登ろうと思ったら、事前に調査をするよね。劣化状態とか、ハシゴの位置とか、アンテナの位置とか、何の調査もせずに、はい、登りましょうって、あり得ないと思いました。それに、こんな挑戦をするなら、誰かに事前に登りますって言って行かないとね。止められるだろうけど、そこを何とか抑えて、もし、2日経っても連絡が無かったら、ここを探して欲しいとか、言って置くべきですよ。

 

 

ハンターが見つけてきて、誘ったんだから、調査はハンターがするべきだし、命綱というか、もしもの事を考えて、連絡を取っておくのもハンターだと思うけどね。こんな適当な女性だから…。ま、ここでは言いませんが、酷い女性でした。色々とあったとしても、危険な事をする場合には、前もってやる事があったハズなんだけどね。

 

それにしても、アメリカって、こんな古い鉄塔を放置するとか、あるんですね。600mって、劣化したら、風圧ですぐに倒れそうだけど。何かのアンテナだったのかしら。もし、使っているなら、あれ程、劣化しているのなら、メンテナンスをするはずだけど。ボルトなどが、既にゆるゆるでしたもん。あり得ないでしょ。工作物扱いだろうけど、行政が何も指摘しなかったというのが、考えられませんでした。

 

うーん、それにしても、恐かった。上から下を覗く場面は、めまいがしそうでしたもん。自宅の画面でもそうなんだから、これ、大画面で観たら、クラックラするだろうな。面白いかも。

 

 

私は、この映画、お薦めしたいと思います。話しとしては、登ってみたら降りれないという、単純なものですが、色々と細工がしてあり、107分、十分に楽しめました。高い所が苦手な人は、大画面で観たら、フワッとして、お尻がモゾモゾするかもしれません。ちょっと怖いです。ホラーではありませんが、別の意味で恐怖映画だと思いました。ぜひ、観に行ってみてください。

ぜひ、楽しんできてくださいね。カメ

 

 

「FALL フォール」