「そばかす」素敵な映画でした。どんなに生きるのが困難でも、周りに合わせる必要なんて無いんですよ。 | ゆきがめのシネマ。劇場に映画を観に行こっ!!

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観てきた映画、全部、語っちゃいます!ほとんど1日に1本は観ているかな。映画祭も大好きで色々な映画祭に参加してみてます。最近は、演劇も好きで、良く観に行っていますよ。お気軽にコメントしてください。
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「そばかす」

を観てきました。

 

ストーリーは、

30歳の蘇畑佳純は、いつまで経っても恋愛感情が湧かない自分に不安を覚えながらもマイペースに生きてきた。大学では音楽を志すも挫折。現在は地元のコールセンターで苦情担当をしている。妹が結婚・妊娠したこともあり、母からはプレッシャーをかけられ、ついに無断でお見合いまでセッティングされてしまう。そこで彼女が出会ったのは、結婚よりも友だち付き合いを望む男性だったが…。

というお話です。

 

 

私・蘇畑佳純、30歳。音大に通い、チェリストになる夢を抱いていたが、諦めて実家にもどってはや数年。コールセンターで働きながら単調な毎日を過ごしている。

妹は結婚して妊娠中。 救急救命士の父は鬱気味で休職中。バツ3の祖母は思ったことをなんでも口にして妹と口喧嘩が絶えない。そして母は、私に恋人がいないことを嘆き、誰かいないのかと口うるさく言ってくる。母の常識では、30歳にもなって独り身でというのが気になって仕方がないようだ。



 

ある日、そんな母親が、勝手にお見合いをセッティングしてしまう。出かけてみると、そこが見合い会場だったのだ。仕方なく見合いをすると、何となく気が合い、実は私が行っていたラーメン屋の店主だった。

見合いの席で、彼は結婚する気は無く、あまり恋愛にも今は興味が無くて、友人が欲しいと話しており、同じ考え方の人と会えたと思って、友人となる。しかし、友人として付き合っていると、問題が起きてしまい…。



 

ある日、中学の同級生に会い、意気投合した私は、彼女と頻繁に会うようになる。すると妹は、レズなんでしょと言い出す始末。

私は恋愛したいと言う気持ちが湧かない。
だからって寂しくないし、ひとりでも十分幸せだ。でも、周りはそれを信じてくれない。本当の自分を理解して貰うのは無理だとしても、私は大丈夫、ひとりぼっちじゃない。 後は、映画を観てくださいね。

 

この映画、凄く良かったです。感動でした。もっと早く観たかったんですけど、横浜の映画館は、ちょっと公開が遅かったので、今になってしまいましたが、期待通りの作品で、うーん、良かった。また観に行きたいくらいです。

 

 

人それぞれ、常識って違うし、思っている事は違うんだけど、今までは、ずーっと、みんなと横並びになるのが良いという風潮があって、良い学校に行って、良い会社に就職して、良い人と結婚してというのが当たり前なんですよって、固定概念として植え付けられていたと思うんです。でも、時代は変わり、世界情勢も変わり、昔は、お父さんが仕事をしていれば、妻は専業主婦で、子供は2人~3人ほど産んで、育ててというのが問題無く出来ていたと思うけど、今どき、お父さんのお給料だけじゃ難しい時代でしょ。

 

それに、女性だってバリバリ働く時代で、仕事が生き甲斐の人だっていると思うんです。家で主婦業しているのは勿体無いくらい、実力のある人が多くなっていると思います。少子化で問題だと騒ぐけど、お給料が上がらなきゃ、子供は産めないでしょ。それに、はっきり言って、子供がいなくても、みんな幸せに生活が出来ているから、無理に子供を産み育てようっていう気にならないんですよね。

 

 

産んだら、誰かが育ててくれる訳じゃないし、子供を育てる為に我慢しなければならないことがいっぱいあって、ちょっとスマホでもいじっていると、”あの母親は!”とか言われてしまう。そりゃ、産みたくなくなりますよ。自分の楽しみを奪う材料ですもん。それを、産んで欲しいというのならば、優遇措置が必要です。

 

話しが反れちゃいましたので、映画の内容に戻します。こんな時代に、娘に結婚しろという母親も問題だし、女性同士で仲良くしていると、レズだと騒ぐ妹って、どーなの。私は、2度目の結婚だけど、結婚なんてしなくて良ければしない方が良いに決まってるじゃん。誰が、好き好んで他人の面倒を見なきゃいけないの?一人でいられるなら、それが一番楽なんですよ。

 

 

でも、恋愛感情があって、この人が好きとなったら、まぁ、結婚もイイんじゃないの?私は、気持ちが盛り上がった時は一緒にいたいと思うけど、しばらくすると一人が楽になるタイプなので、実は、結婚に向いていません。今の夫も、相続問題などが無ければ、ずーっと事実婚でいたかったんです。だって、一緒に居たくない時も、いっぱいあるんですもん。好きな事をしている時に、傍に居られるとウザいんです。あー、マジで結婚に向いてないです。

 

なので、無理に結婚する必要も無いし、恋愛する必要もありません。恋愛って、しようと思ってするもんじゃなくて、”好き”という気持ちが芽生えたらするものだからね。他人が横からどうこう言うもんじゃないんです。”好き”という相手が、男でも女でも、例えば人形でも、ペットでも、誰に文句を言われることはありません。好きなモノを好きと言えることって、しあわせなんですから、それを大切にしたら良いと思います。

 

 

そうそう、映画の中で、シンデレラのお話をアレンジする場面が出てくるのですが、確かに、必ず誰もが王子様に恋をするとは限らないですよね。そんな場面も、おっと思わせるような展開で、面白かったです。気づかされることが沢山ありました。何だよ!ガラスの靴って!運動靴が一番動きやすいんだよ。

 

周りが当たり前と思っている事を、やらなかったり、断ったりするのって、とても勇気が要りますよね。でもね、どこかで言うべきだと思うし、別に、変だと思われたっていいじゃないですか。自分は自分なんですから。私も、ある時からはっきり言うようになりました。嫌なモノは嫌だし、面倒な付き合いもしたくないし、時々、友達と連絡を取って、懐かしい付き合いをするくらいが丁度良いんです。このカスミちゃんのように、一人でも大丈夫なんです。

 

 

私は、この映画、超!超!超!お薦めしたいと思います。本当に良い映画でした。もっと細かく感想を書きたかったけど、まぁ、ほどほどにしておきます。出演者が良いんですよ。私の好きな前原さんもちょこっと出てくるし、北村さんも良い役で出ていました。お父さんの三宅さんもイイ味出してたなぁ。好きです。本当に最高の映画でした。年末に、こんな素敵な映画が観れるのはしあわせです。ぜひ、観に行ってみてください。

ぜひ、楽しんできてくださいね。カメ

 

 

「そばかす」