「ザ・コントラクター」
を観てきました。
ストーリーは、
任務で負傷し、特殊部隊から除隊となったジェームスは、家族を養うために新たな職を探し、退役軍人で構成された民間軍事組織に雇われる。リーダーのラスティに命じられ、生物兵器の奪取任務でベルリンに飛び立つ。しかし任務完了間際、何者かの裏切りにより罠にはめられ、チームは壊滅状態に。異国の地ベルリンで追われる身となったジャームスは、家族のもとに帰るため孤独な戦いに身を投じる。
というお話です。
軍事任務での負傷により特殊部隊から強制的に除隊させられたジェームス。退役軍人を雇うセキュリティ会社は沢山あるからと言われたのだが、どうしても民間会社に入るのをためらっていた。しかし、家族を養う為に仕方なく、友人のマイクに相談をして、彼が働いている民間で特殊傭兵部隊を組織しているらしい会社に紹介して貰うことにする。リーダーはラスティといい、その組織は、退役軍人で構成された凄腕の民間軍事組織であった。
ジェームスの経歴を全て調査したラスティは、この経歴なら喜んで迎えると言ってくれて、直ぐにあるプロジェクトに関わって欲しいと依頼される。その仕事、テロ組織が隠し持つ凶悪な生物兵器の奪取という仕事だった。
かつての戦友であるマイクと精鋭チームを組んでアメリカからベルリンに飛び立った一行は、研究所に突入し、主任研究者が持っていたデータを奪取することに成功する。そのまま逃げるのかと思ったが、研究者を殺すように命令され、仕方なく研究者を殺し、その場から逃げる。
任務は無事成功し、逃げようとするその間際、地元警察が到着し、銃撃戦に突入してしまう。こんなにも早く、多くの警官が駆けつけることは想定に無く、弾雨を浴びたチームは壊滅状態に陥ってしまう。これは誰かが情報をリークしたと思われ、一体だれが裏切ったのか?その真の目的は何なのか?怪我をしたマイクを回復させ、自分も酷い怪我をしていたので、マイクに目的の情報を持たせて、先に逃がすことに。
ベルリンに取り残され追われる身となったジェームスは、ある人物に保護を求め、彼の所で身体を回復させるのだが、直ぐに暗殺部隊に見つかって、またも逃げる羽目になってしまう。一体、誰が自分を狙っているのか。この事件の真相はなんなのか。全てを明らかにして家族の元に帰るため、たった独り熾烈な戦いに身を投じていく。 後は、映画を観てくださいね。
この映画、うーん、まぁ、こんなもんかしら。というか、私、クリス・パインがあまりタイプじゃないから、よく思えなかったのかな。でも、ストーリーも、あまり考えられていないというか、ちょっとムチャブリが多くて、話しに無理があるように思いました。民間傭兵部隊という設定で、ある研究所にデータを盗みにはいるんだけど、結構、簡単に入り込めるんですよ。テロリストの秘密研究所なら、そんな簡単に入り込めるのっておかしいでしょ。でも、何の疑問も抱かずに、突入していって、データ奪取をするんです。
これ、普通なら疑問に思うよなぁと考えながら観ていると、地元警察が山ほど登場して、彼らに向かってくるんです。まぁ、この辺りは当たり前の展開かなと思いました。でもね、彼らは想定外だったらしく、どんどん殺られていくんです。あんた達、凄腕の傭兵部隊なんじゃないの?という感じで、ジェームスとマイクだけが生き残るんです。
で、まぁ、マイクを逃がして、自分も体調を回復させて逃げるんですが、何故か、待ち合わせしていたマイクが計画通りの場所にやってこないんです。なんか、もう、全然、予定と違うし、何が何だか解んないってまま、ラスティに連絡を取って、計画通りじゃないんですって言うと、助けに行くからと言われるんです。
でもね、あまりにも変な事ばかりが起きるので、ジェームスはラスティを信用しておらず、ラスティが差し向けた殺し屋から逃げおおせるのですが、ここがよく解らなかったんです。ラスティは、助けが行くから、その車に乗るようにと言うのですが、ジェームスは乗らないんです。ここで、もし乗っていたら、こんな混乱は起こらなかったんじゃないのかなと思ったんです。
ラスティは、成功させるためにジェームスとマイクを派遣した訳で、もし、生きていたのなら、連れ帰って、次の仕事に使えばよいだけでしょ。その仕事が、綺麗とか汚いとか関係無く、仕事を振り分けていたんじゃないかなと思うんです。なのに、ジェームスが余計な事をしちゃうから、邪魔者になって、追うことになっちゃったんじゃないかな。とっても、自業自得的な気がしました。
だってね、元々、民間組織なんだから、利益を求めているんですよね。行政ではないのだから奉仕ではないので、必ず、そこに利益は発生しているんです。まぁ、殺人とかは良くないけど、時には、依頼されたらする訳でしょ。傭兵なんだから。それを解かって、その組織に入ったのに、突然に綺麗ごと言われても、どうなんだよって感じなんです。とっても、理屈に合わないことをしていて、納得が出来ずにイライラしました。
お金を稼ぎたいって言いながら、全然、組織の利益に合わないことをするなら、そりゃ、クビですよ。このジェームスは、その辺りの覚悟が、全然出来ていない感じでした。だから、私、あまり良い印象が無いのだと思います。
ごめんなさい。面白くない映画だと、どうしても感想が進まないんです。そりゃ、そうよねぇ。共感も出来ないし、疑問も残ったままなんだから、感想は書き難いです。でもね、書いちゃいます。(笑)
そんな訳で、私は、この映画、あまりお薦めはしたくないけど、でも、アクション映画としては、まぁ、楽しめるかなと思い、お薦めしておきます。期待しないで観に行けば、それなりに楽しめるかもしれません。でも、くれぐれも期待しないで行ってください。ぜひ、観に行ってみてください。
ぜひ、楽しんできてくださいね。
「ザ・コントラクター」