「ダウントン・アビー 新たなる時代へ」
を観てきました。
ストーリーは、
1928年、英国北東部ダウントン。グランサム伯爵クローリー家の亡き三女シビルの夫トムが、モード・バッグショーの娘と結婚することに。屋敷は傷みが目立ち、長女メアリーは修繕費の工面に悩んでいた。そんな折、映画会社から新作の撮影に屋敷を使用したいとの申し出が入る。高額な謝礼をもらえると知ったメアリーは、父ロバートの反対を押し切って撮影を許可。一方、ロバートは母バイオレットがモンミライユ男爵から南仏の別荘を贈られたことを知る。その寛大な申し出に疑問を抱いたロバートは、家族とともに現地へ向かう。
というお話です。
1928年、英国北東部ダウントン。広大な領地を治めるグランサム伯爵ロバートらは喜びの日を迎えていた。亡き三女シビルの夫トムが、モード・バグショーの娘と結婚したのだ。国王がダウントンを訪れた際に、バイオレットの従姉妹にあたるモードも訪れ、付き添いの娘・ルーシーとトムが恋に落ちたのだった。
華やかな宴とは裏腹に、屋敷は傷みが目立ち、小屋裏は雨漏りで水浸しの状態。長女メアリーが莫大な修繕費の工面に悩んでいたところへ、映画会社から、屋敷を撮影で使わせて欲しいというオファーが舞い込む。ロバートは直ぐに断ってしまったが、メアリーが話を聞くことにし、謝礼が高額だったことから、父親の反対を説き伏せて、撮影を許可することにする。
屋敷に有名な映画俳優たちが集まると聞き、使用人たちは胸をときめかせる。その時代、映画は丁度、トーキーからサウンドオンに切り替わりつつあり、どちらの映画も制作されていた。ダウントンで撮影される映画は、トーキーらしい。
一方、ロバートは母バイオレットが、モンミライユ侯爵から南仏にある別荘を贈られたという知らせに驚く。その寛大すぎる申し出に疑問を持ち、妻コーラ、次女イーディス夫妻、トム夫妻、引退したはずの老 執事カーソンとリヴィエラへと向かう。話を聞くと、モンミライユ侯爵の妻はご立腹らしいが、息子が父親の意志を継ぎ、父親の望み通りにしたいと話しているらしい。
果たして海辺の別荘に隠された秘密は、一族の存続を揺るがすことになるのか！？バイオレットとモンミライユ侯爵に、その昔、何があったのか。ロバートは不安を抱えながらフランスへ向かうことに。後は、映画を観てくださいね。
久々のダウントン・アビー、楽しかったです。ダウントンにも近代化の波が押し寄せ、映画の撮影なんて話も出てきて、大騒ぎでしたが、その一方で、過去からの遺産と言うべき、バイオレットの若い頃の恋愛話などが掘り起こされたりして、盛り沢山のお楽しみでした。
ダウントンでの映画撮影は、まぁ、ご想像通り、スター女優がやってくると、とんでもなく高慢で、我が儘放題をやらかすのですが、元々は低い身分の出なので、自信が無くて不安が一杯なんです。そんな彼女を、使用人たちが精神的に支えたりと、色々な事が起こります。
メアリーは、何とか１ヵ月以内で撮影を終わらせ、ロバートたちがフランスから帰ってくる前に静かなダウントンに戻したいと思い、撮影の手助けをするのですが、次から次へと問題が起きて、映画クルーたちは、撮影中止まで追い込まれるとう、窮地に立たされます。そんな窮地を、どうやって回避するのか、これは見ものですよ。面白かったです。メアリーの、ちょっとした恋愛エピソードなどもあり、楽しかったな。
一方、バイオレットが突然にフランスの別荘を相続するという事に慌てた家族たち。一体、誰がバイオレットに別荘をプレゼントしたのか。大事になっていきます。そりゃ、そうよねぇ。だって、小さなマンション１部屋なんてものとは規模が違います。凄いお屋敷ですから、そりゃ、本妻は怒りますよ。いきなり、遺言に知らない女の名前があって、その女に屋敷を１つ持っていかれるんですから。
ちょっと揉めるのですが、まぁ、とりあえず、良い着地点を見つけてという感じですかね。こちらも、結構、ドキドキして、一体、バイオレットは若い頃に何をしたんだ～！って感じで、楽しめました。いやぁ、だって、あの年齢で、あんなにキレイなんだから、若い頃はブイブイ言わせてたんじゃないかしら。
ダウントン・アビーも、そろそろ、過去の話に戻って、バイオレットの若い頃の話とかを、映画でやってくれないかな。だって、この後、続けていくと、もう第二次世界大戦が始まるでしょ。戦争に駆り出されたり、屋敷を戦争に使われたりと、嫌な事が起こっていく事になるんでしょ。出来たら、戦争前で止めて貰って、過去に戻って欲しいなぁ。戦争でダウントンが汚れていくのは見たくないんです。
話しを戻して、使用人たちの関係も、結構、まとまってきて、みんなしあわせな道を見つけていくようでした。私、ずっとトーマスが気になっていて、彼が幸せになってくれたら良いなぁって思っていたんです。今回、トーマスにも、新しい出会いがありますよ。どうなるかはお楽しみですが、きっと、彼にだって、いつかしあわせが来ますよね。癖のある人物だけど、真面目でイイ奴なんですよ。応援しています。
そういえば、今回もヘンリーが帰ってこなかったなぁ。電報が来たくらいで、もうメアリーには、大して必要が無い人なのかもしれません。ま、この時代だから、夫というモノが世間的に必要な場合もあるのかな。メアリーは、頭が良くて経営能力もあるから、彼女が守っているなら、ダウントンも続いて行くのかな。妹のイーディスも最先端を行くような、強い女性なので、これからも活躍して行くのでしょう。
まだまだ、話しは終わらなそうなダウントン・アビーですが、私の希望は、戦争は描いて欲しくないなぁという感じです。でも、楽しいから、いつまでも観ていたいし、難しいですね。(笑)
私は、この映画、超！お薦めしたいと思います。このシリーズを観ている方には、とても楽しめる作品だと思います。でも、シリーズを観ていないと、とりあえず、シリーズ1～6までの相関図を見ておくことと、前作のダウントン・アビーの映画版を観ておくことをお薦めします。映画版を観ていないと、なんでいきなり結婚式なのか、ちょっと解らないかもしれません。ぜひ、観に行ってみてください。
ぜひ、楽しんできてくださいね。
「ダウントン・アビー 新たなる時代へ」
