「人質 韓国トップスター誘拐事件」アンストッパブルな緊張感で最後まで突っ走ります。面白いです。 | ゆきがめのシネマ。劇場に映画を観に行こっ!!

ゆきがめのシネマ。劇場に映画を観に行こっ!!

観てきた映画、全部、語っちゃいます!ほとんど1日に1本は観ているかな。映画祭も大好きで色々な映画祭に参加してみてます。最近は、演劇も好きで、良く観に行っていますよ。お気軽にコメントしてください。
スミマセンが、ペタの受付を一時中断しています。ごめんなさい。

 

「人質 韓国トップスター誘拐事件」

 

を観ました。公開は、9月9日です。

 

Fan’s Voice独占オンライン最速試写会が当たり、観せていただきました。(@fansvoicejp)

 

ストーリーは、

記者会見から帰宅の途についた俳優ファン・ジョンミンが、ひと気のない路地で何者かに連れ去られた。警察や関係者は行方を捜すが、証拠も目撃情報もない。一方、パイプ椅子に縛りつけられた状態で意識を取り戻したファン・ジョンミンは、自分が身代金目的で誘拐されたことを知る。まるでゲームのように犯行を楽しむ若者たちは、ソウルを震撼させている猟奇殺人事件の犯人だった。

というお話です。

 

 

ソウルで新作映画の記者会見に出席したファン・ジョンミンは、打上げを早めに抜けて、車で自宅へ向かっていた。近所のコンビニに車の鍵を預け、徒歩で家へ向うが、自宅前の路地で突然拉致されてしまう。

パイプ椅子に縛りつけられた状態で意識を取り戻したジョンミンは、自分が高額の身代金目当ての一味に誘拐されたことを知る。しかもゲームを楽しむように彼を誘拐した若者5人は、ソウルを震撼させている猟奇殺人事件を起こした凶悪集団だった。



 

情け容赦ない脅迫に屈して身代金5億ウォンの支払いを約束したジョンミンは、同じ部屋に監禁されている女性ソヨンを励ましながら、必死に脱出策を模索する。一方、犯人のボスであるギワンは、ジョンミンの家にある銀行カードを取りに行き、聞いていた暗証番号で引き落とすために一人で出かけて行った。もし、10時までに戻らなかったら、2人とも殺していいとの言葉を残して。

 

ジョンミンは、その演技力を活かして、心臓疾患の話をし、発作が起きた様に装い、犯人グループの中でも良心がありそうな人物に助けを求める。慌てた犯人が手首の縄をほどいた隙に、敵を倒して逃げることに成功するのだが、追われて崖を転げ落ちて気絶してしまう。そして、一緒に逃げたソヨンは見つかって捕まってしまう。

 

 

目を覚ましたジョンミンは、森の中の家に逃げ込むが、何故か、その家で部屋の中に閉じ込められてしまう。犯人グループの仲間なのか、それとも別の犯罪なのか。慌てたジョンミンの背後から、ドアを叩く音がする。そして・・・。後は、映画を観てくださいね。

 

この映画、ちょっと古い言葉で言うと、ジェットコースタームービーって感じかしら。ジョンミンさんが誘拐されてから、凄い勢いで進んで行き、それこそアンストッパブルって感じで、緊張が続いて行くんです。なので、息をつく暇が無いくらいなんです。

 

 

ジョンミンさんは、凄く有名な俳優なのに、普通に一人で帰宅して、車も路上駐車なんです。韓国では、これが普通なのかしら。ま、そんな感じなので、ちょっとした路地とかで、簡単に誘拐されちゃいそうではあるんです。なので、大切な俳優なら、マネージャーとかが付いてくるとか、何かあってもいいんじゃないかなって思いました。そして、書いた通り、簡単に誘拐されてしまうんです。

 

面白いと思ったのは、誘拐というと、私の頭の中では、誰かを誘拐して、他の家族や関係者たちにお金を要求して、持ってこさせるというのが当たり前なのかなと思っていたのですが、この誘拐は、誘拐した本人からお金を取ろうとするんです。ちょっと面倒臭そうじゃないですか?誰かに持ってこさせる方が簡単だし、安全なような気がするのですが、本人に、銀行のカードの在りかを聞いて、暗証番号を聞いて、銀行に下ろしに行くという、面倒臭いやり方でした。

 

 

なので、犯人が銀行に行っている間は、拘束されていて、お金が手に入ったら開放するという事らしいんですけど、どう考えても、お金が手に入ったら開放しませんよね。だって、顔も見られているんですから、証言されたら指名手配されちゃうでしょ。私なら殺すけどな。だから、通常なら、お金は渡さないというのが鉄則だと思うんです。もちろん、映画の中でも、ジョンミンさんは解っていたようでしたけどね。

 

このギワンという犯人のリーダー、頭が良いんです。ずる賢いというか、自分の手下にも、ほとんどお金を渡さないんじゃないかな。汚い奴って感じでした。でも、計画は荒っぽいのよね。手下が何人かいるんだけど、”ヨンテ”っていうちょっと頭が悪そうな手下は良い人みたいで、お金が欲しくて手伝っただけって感じなんです。ヨンテ以外は、狂暴な手下ばかりで、女性も狂暴でした。結構、みんな暴力的だったかな。

 

 

そんな犯人たちに拉致られて、どうしようもなく、逃げる手立ても無くて、おまけに、前の事件で拉致されて、そのまま捕まっているソヨンという女性も一緒にいるので、彼女だけを置いて逃げるわけにいかないんです。もう、八方塞がりでしょ。病気の振りをして逃げるチャンスを掴んでも、足手纏いがいるので、結局は、逃げられないという繰り返しになってしまい、もう、何とかしてよ~!って叫びたくなるんだけど、それでも警察は来てくれないのよねぇ。本当に、なんでこんなに警察は無能なの?って言いたくなりました。

 

そんな酷い警察も、段々と動き出し、少しづつ犯人の手がかりを掴んで行きます。でもね、最初はジョンミンさんの誘拐をマスコミに隠していたんですよ。で、あまりやる気も無いようだったの。酷いでしょ。有名な俳優が誘拐されたら、直ぐに真剣に捜査すべきじゃないの?なんか、ダラダラと面倒臭そうにやっていました。その内、やる気のある女性刑事と、上司の刑事が出てきて、大掛かりな捜査を始めるんですけどね。でも、そこに行くまでが長いんです。まぁ、映画を観ている方は、いつ来るの?って、イライラしてたから時間がかかっているように感じたけど、ほんの数時間の話だったんだろうけどね。

 

 

ハンパない緊張感で、最後の最後まで大変な展開でした。途中から、え?と思うような展開になっていきます。そんなに長い映画ではないのですが、内容が濃い映画でした。それにしても、ファン・ジョンミンさん、凄い演技でした。本当に誘拐されているように見えちゃいましたもん。だって、本人が本人を演じているでしょ。ちょっと良く解らなくなっちゃうの。

 

映画の後に、監督のアフタートークがありまして、ファン・ジョンミンさんが誘拐されてからの撮影は、本当に大変だったそうです。ずっと腕を紐で縛らなければならず、ゆるく縛っているとリアルじゃなくなってしまうので、キツく締めていたそうで、撮影が終わると痣が出来ていたそうです。それくらい、ジョンミンさんも入れ込んで撮影したようでした。だから面白かったんですね。このピル・カムソン監督は、長編映画が初だそうです。初めての長編映画で、こんなにインパクトのある作品を作っちゃうというのだから、韓国の映画界の深さを感じますね。

 

 

私は、この映画、超!お薦めしたいと思います。ハラハラドキドキする作品や、韓国映画が好きな方には、本当に楽しめる作品だと思います。ジョンミンさん以外にも、イカゲームに出演していたイ・ユミさんや、梨泰院クラスに出演していたリュ・ギョンスさんなども活躍しますよ。ぜひ、観に行ってみてください。

ぜひ、楽しんできてくださいね。カメ

 

P.S:ちょっとうたた寝しちゃったら、アップがまた遅い時間になっちゃいました。ま、イイよね。(笑)

 

 

「人質 韓国トップスター誘拐事件」