「バイオレンスアクション」キャストは素晴らしいんだけど演出がダメなのかなぁ。内容が良くないです。 | ゆきがめのシネマ。劇場に映画を観に行こっ!!

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観てきた映画、全部、語っちゃいます!ほとんど1日に1本は観ているかな。映画祭も大好きで色々な映画祭に参加してみてます。最近は、演劇も好きで、良く観に行っていますよ。お気軽にコメントしてください。
スミマセンが、ペタの受付を一時中断しています。ごめんなさい。

 

「バイオレンスアクション」

を観てきました。

 

ストーリーは、

ピンク髪のショートボブでゆるふわな雰囲気を漂わせる菊野ケイは、昼は専門学校に通いながら、夜はアルバイトをするという日々を送っている。バイトとは指名制の殺し屋で、ケイはそこで指名ナンバーワンの実力を持つ凄腕の殺し屋だった。ある時、学校帰りのバスでテラノと出会ったケイは、胸が高鳴りながらも、そのままいつも通りバイト先へ。この日の依頼は、ヤクザ組織を仕切る3代目組長から、抗争の渦中にいるヤクザの会計士の男がターゲットだった。その男こそ昼間のバスで出会ったテラノだった。

というお話です。

 

 

ゆるふわピンクボブの菊野ケイは日商簿記検定2級合格を目指し専門学校に通っていた。学校帰りのバスでビジネスマン風の青年テラノと出会い、ケイは胸を高鳴らせながらもいつも通りバイト先へ。

一見、フツーのラーメン屋だが、その実態は殺し屋本部。ケイは、指名ナンバーワンの凄腕の殺し屋だったのだ!! キレたら恐い店長、不自然ヘアーの運転手ヅラさん、ケイに想いを寄せる渡辺と孤高のスナイパーだりあがバイト仲間だ。



 

この日の依頼は、巨大なヤクザ組織を仕切る三代目組長からある人物を殺して欲しいという内容だった。そのターゲットとは巨大な抗争の渦中にいるヤクザの会計士、バスで出会ったテラノだった。そこにケイを狙う最狂の殺し屋みちたかくんまで現れてしまう!?このみちたかくんは、三代目組長の下で雇われている殺し屋だった。

組の跡目を狙って、沢山のヤクザが、我先にとテラノとケイを狙ってくる。仲間の助けも借りて、何とかテラノを守ろうとするケイだったが・・・。(公式HPより) 後は、映画を観てくださいね。

 

 

この映画、原作が漫画というのは解っていますが、本当に内容がマンガでした。コメディのくくりで良いのかしら。アクションは確かに頑張っていたけど、見た目がマンガなので、イマイチ、リアル感が無いんです。なので、凄くカッコ良くて面白いと、素直にのめり込める作品では無かったかな。

 

これ、きっと、最初から続編を作りたいという考えで作っているから、内容がカスッカスなんです。何故、そこに殺し屋本部が出来たのか。殺し屋のバイトをしている子たちは、どういう経緯でそこに来たのか。主人公のケイはどんな素性の子なのか。店長や運転手は、一体、何なのか。殺し屋のメニューには沢山の女の子の写真があったが、そんなに沢山の殺し屋を雇っているのか。そもそも、金の取引はどうしているのか。何故、ヤクザの仕事を請け負っているのか。殺した後の始末は誰がやっているのか。バイトに一般人の渡辺を雇って問題は無いのか。テラノとクラの詳しい関係は?

 

 

等々、沢山の謎が全く解決せず、ただ、ケイが会計士のテラノと出会い、淡い恋心を抱くという話で、そこに、ヤクザやら、殺し屋やら、色々なものをくっつけたという感じなんです。だから、終わっても、何も解決してないんですよね。

 

そんな訳で、映画として観ると、全く内容が無いんです。でも、アクションは頑張っているし、橋本さんも太田さんも可愛いし、城田さんはバケモノだし、杉野さんはカッコいいし、見栄えは良かったですよ。観ていて、画面が楽しいなとは思いました。だから、内容を全く考えずに観れば良いのかな。

 

 

でも、内容が無いのに、2時間近く長さがあるんですよ。さすがに疲れました。映画って、内容があって、のめり込むから楽しめて集中出来るんだけど、内容が無いと、2時間、ずーっと画面だけを見て楽しみを捜そうと思うから、無理が出てくるんです。これなら、せめて90分でまとめて欲しかった。いくら橋本さんが可愛くても、辛いっす。

 

あとね、ケイの衣装なんですが、デザインが古くないですか?というか、夏真っ盛りに公開なのに、冬服の映画って、どーなのよ。なんで冬に公開しなかったんですか?セーター着てアクションって、あまり綺麗に見えませんよね。もっとスッキリした衣装で、アクションの見栄えを良くすれば良かったのに。”ゆるふわ”という言葉に振り回されたのかしら。確かに、ゆるふわと言うと、単純にゆったりしたセーターを思ったのかもしれないけど、夏ならふわふわのワンピースとかあるでしょ。アクションする前に、ヒモを引っ張って身体にフィットさせるとか、そんな変身があって戦うとかでも面白かったんじゃないの?なんか、暑苦しかったです。

 

 

いやぁ、キャストは良いのに、とっても残念な気持ちになりました。だって、観た後に何も残らないんですもん。勿体ないなぁ。折角、面白そうな漫画なのに、なんでこんな風な映画になっちゃったのかしら。コメディならコメディでもいいんだけど、締めるところは締めて、カッコいい部分はカッコ良く見せて、とメリハリがあれば良かったのに。どーも、全部同じに見えちゃって、単調なんです。ここは見どころと言う所も解り難かったし、闘いの最後の部分も、あれっ?と思っている間に済んでしまって、なんか、スッキリしないんです。

 

文句ばかりになってしまったけど、本当にキャストの皆さんは面白いんですよ。可愛いし、カッコいいし、それぞれに特徴は出ているんだけど、全体を観るとねぇ~。TVドラマとは違うので、メリハリをつけて、綺麗に2時間でまとめるという事が出来ておらず、じゃ、来週で良いんじゃないの?って感じの内容になっちゃっていたような気がします。とても残念んでした。

 

 

私は、この映画、うーん、お薦めしたいと思います。キャストは素晴らしい人たちが揃っているので、見栄えは良いんです。でもね、内容がダメなので、観ていてお話が面白いとは思えないんです。これは、演出の問題じゃないかなぁ。もっと面白くなったような気がするんだけどなぁ。残念でした。何度も言いますが、キャストは素晴らしく、観ていて楽しいので、彼らを見に行くだけでも、良いと思いますよ。ぜひ、観に行ってみてください。

ぜひ、楽しんできてくださいね。カメ

 

 

「バイオレンスアクション」