演劇「鎌塚氏、羽を伸ばす」シリーズ6作目になるのですが、勢いは止まりません。面白いです。 | ゆきがめのシネマ。劇場に映画を観に行こっ!!

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観てきた映画、全部、語っちゃいます!ほとんど1日に1本は観ているかな。映画祭も大好きで色々な映画祭に参加してみてます。最近は、演劇も好きで、良く観に行っていますよ。お気軽にコメントしてください。
スミマセンが、ペタの受付を一時中断しています。ごめんなさい。

 

舞台「鎌塚氏、羽を伸ばす」

を観てきました。

 

ストーリーは、

『完璧なる執事』として名高い鎌塚アカシは、密かに思いを寄せていた女中の上見ケシキに失恋したことから、すっかり元気をなくし、それを見かねた主人から休暇を言い渡された。

しかしこれまで仕事一筋だったアカシは休み方を知らない。どうしたものかと途方に暮れていたところ、ひょんなことから豪華寝台特急『アルビオン』の切符が舞い込んできた。自分には分不相応だと迷いながらもアカシは乗車する。

と、その車内で、かつて仕えていた綿小路家の令嬢チタルと再会を果たす。 チタルは若くして両親を亡くしていた(『鎌塚氏、腹におさめる』より)。

そんなチタルの従者は憂い顔の若い青年、真鍋リョウスケ。聞けば、彼はつい先日綿小路家で起きた殺人事件の犯人として容疑をかけられているという。名家の令嬢でありながら探偵に憧れているチタルは真相究明に燃えている。この列車に乗り込んだらしい真犯人をつきとめるべく、アカシに協力を要請する。本音を言えば休息が苦痛だったアカシは、結局乗客の身辺調査を開始する。

裏の顔は詐欺師である実業家・柳平トクジや、クイズ好きの侯爵夫人、諏訪ノギクなど、ひとクセもふたクセもある乗客や、アカシとは旧知の仲、宇佐スミキチなど、賑やかな登場人物が入り乱れ、またしても面倒な騒動に巻き込まれていくアカシ。 そして、列車の中でも第二の事件が勃発!

疾走する列車の中、アカシの活躍によってハッピーエンドの大団円を迎えることができるのか、果たして、結末はいかに!(公式HPより)

 

 

鎌塚氏シリーズの6作目になるのかな。私は、最初の頃は観ていないのですが、ここ数年の作品はずっと観ていて、とっても好きな作品です。

 

三宅弘城さんが主演で、完璧なる執事を演じているのですが、これが、もう、笑っちゃうんですよ。私のイメージでは、完璧なる執事と言えば「黒執事」のセバスチャンか、バットマンのアルフレッド、となるのですが、この鎌塚アカシは、見た目はちょっと笑っちゃうオッサンだけど、中身は完璧なる執事そのものなんです。いつも御主人様の事を考え、見た目はいつもスマートに、頭脳は明晰という、凄い人なんだけど、どこかすっとぼけていて、笑っちゃうんですよ。それに、頑固なのか困っちゃうかな。でも、それは御主人様の為に頑固になっているから、悪い事ではないんだけどね。

 

今回は、シリーズ4作目に出てきた綾小路チタル様との再会から始まります。前回は、彼女の下に仕えていた鎌塚でしたが、今回は、違うお家に仕えていて、休暇を貰ったので、列車旅行を楽しもうと乗車していたのですが、列車の中でチタル様と再会します。

 

このチタル様、探偵になるのを夢見ていて、前回も、鎌塚にちょっとした罠を仕掛けて、それを解決させるという事をしていたんです。そして、今回は、何を仕掛けてくるのか。彼女が一体、何をしたくて、休暇中の鎌塚に手伝いを頼むことになったのか、それが問題なんです。でも、それは、舞台を観てくださいね。

 

 

二階堂さん、綺麗だったなぁ。コメディアンとしてのセンスがあるからなのか、コケティッシュで可愛くて、何をやっても憎めないというところが、魅力ですよね。衣装も、彼女の美しさを見せるために、シンプルなデザインにされていて、でもちょっとレトロな感じになっていて、それがおしゃれだなって思いました。

 

それに比べて、三宅さんの鎌塚。おいおいっていう感じの、レジャー用の服装。大笑いしてしまいました。いつも執事のスーツを着ているので、私服を買ったことが無いと言っていて、センスは無しと言って良い感じでした。笑っちゃったなぁ。この服装、勿体ないから、劇場で観て楽しんでください。先に言っちゃうと、面白くないでしょ。吹き出す程、変でした。(笑)

 

ノギク役の西田さんは、凄くお上品な貴族なのに、撮り鉄なんですよ。最初は、何を言っているのかなと思ったら、すんごいマニア用語を使っていたらしく、何でそんな事知ってんの?って思うほど、マニアでした。そしてその執事のスミキチ。玉置さんが演じているのですが、このキャラクター、変わらずにポンコツで、下品で、他とのバランスが良いなぁと思いました。スミキチがいるおかげで、上品な事をやっていても、鼻につかないんですよねぇ。

 

詐欺師役でマキタスポーツさんが出演されていて、謎な役でした。引っ掻き回しただけ?って感じかな。最後に、チタルの執事役リョウスケ役で櫻井さんが出演されていました。スミマセン、私は彼を始めて、この舞台で認識したのですが、結構、TVなどにも出演されている方のようですね。執事としてはまだまだの役でしたが、これから楽しみです。

 

 

この舞台、私はお薦めしたいと思います。いやぁ、マジで面白かった。笑いました。毎度の事なのですが、何で?!っていうような事を、真面目にやってくれるので、目が離せなくなるんです。面白いですよぉ。

ぜひ、観に行ってみてください。

ぜひ、楽しんできてくださいね。カメ

 

 

「鎌塚氏、羽を伸ばす」