「バッドマン 史上最低のスーパーヒーロー」最低だけど最高のコメディ映画でした。笑ったわぁ~! | ゆきがめのシネマ。劇場に映画を観に行こっ!!

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観てきた映画、全部、語っちゃいます!ほとんど1日に1本は観ているかな。映画祭も大好きで色々な映画祭に参加してみてます。最近は、演劇も好きで、良く観に行っていますよ。お気軽にコメントしてください。
スミマセンが、ペタの受付を一時中断しています。ごめんなさい。

 

「バッドマン 史上最低のスーパーヒーロー」を観ました。

 

Fan’s Voice独占最速オンライン試写会が当たり、観せていただきました。(@fansvoicejp)

 

ストーリーは、

警察署長の父の反対を押し切って夢を追い続ける売れない役者セドリックは、新作映画「バッドマン」の主役に抜てきされる。それは“バッドモービル”に乗って宿敵“ピエロ”と戦う“バッドマン”の活躍を描いたヒーロー映画だった。撮影初日を無事に終えようとした頃、妹から父が倒れたという連絡が入る。慌てたセドリックは衣装のバッドスーツを着たままバッドモービルに乗って病院へと急行するが、その途中で事故に遭い記憶を失ってしまう。

というお話です。

 

 

警察署長の父親の反対を押し切り、役者として夢を追い続けているセドリック。実は心が折れかけていたその時、新作映画「バッドマン」の主役に抜擢される。

そう、「バットマン」ではなく「バッドマン」だ。“バッドモービル”に乗り、宿敵“ピエロ”と戦うヒーロー映画。このチャンスを逃してはならないと、セドリックは体を鍛え上げ、武術を学び撮影に挑む。

戸惑いながらも撮影初日が順調に終わろうとする中、妹から父親が倒れたという知らせが入る。焦ったセドリックは、バッドスーツのままバッドモービルに乗り病院へと急ぐが、その途中で事故に遭い気絶してしまう。そして目を覚ますと、自分の名前や過去の記憶を失っていた。



 

何とか自分の記憶の手がかりを見つけようと、自分の身体を見ると、なんとジャージの下にヒーローのようなスーツを着ているではないか!これはもしかしてとヒーロー?!勘違いしたセドリックは、映画の内容が現実と思いこみ、家族を助けるために、悪のアジトへと向かうのであった。

一方、セドリックの妹と親友たちは、彼を探す途中で彼の勘違いに気が付き、間違いを正して元のセドリックに戻そうと、こちらも救急車を盗んだりして奮闘する。そしてセドリックを見つけて拉致することに成功するのだが・・・。後は、映画を観てくださいね。

 

 

ちょっとぉ~!この映画、大丈夫なの?パクりで訴えられたりしないの?ヒーローの恰好もそうだけど、音楽からアクション、演技まで、マジで似せていて、大笑いしてしまいました。モチロン、似ているだけで、違うんですけどね。マーベルもDCも、めちゃくちゃに入れ込んでいて、さっきまでスパイダーマンのオマージュかと思ったら、今度はバットマンで、その後にアベンジャーズが入り込むという、特殊?な構成になっていました。(笑) ちょっとオタクが入ってる私は、大喜びでした。
 

そんなアメコミコメディ作品は、私には最高でした。だって、ずーっと、画面に向かってツッコミを入れていましたもん。だって、誰がどう見ても、サエなくて売れない役者が、B級映画を撮影しているというシチュエーションなのに、記憶を無くして自分が本当にヒーローと思ったところから、マジでカッコ良く見え始めるところが、笑っちゃうでしょ。同じ人なのに、アクションもキマり、動きも良くなって、マジなヒーローに見えて行くという、とっても調子の良い構成になっていて、ここまでやられたら、もう、大笑いです。だって、作っている方が確信犯なんですもん。

 

 

あの「シティハンター」のフランス版を作ったスタッフと役者たちなので、面白いのは当たり前でしょ。冴羽遼を演じていたフィリップ・ラショーが今回も主役のセドリックを演じていて、香役のエロディ・フォンタンが、セドリックの出来の良い妹を演じていて、パワフルなアクションを見せてくれています。

 

ストーリーは、結構、無茶苦茶な展開なんだけど、要所要所に感動する部分を作っていて、笑いだけで終わらないところが素晴らしいんです。セドリックは、有名な役者になって父親に認めて貰うことが夢なんです。父親は警察署長をしていて、役者をやるなんて言っている息子の事が心配で仕方ないんです。でも、もう大人だから文句は言えないし、悩んでいるんです。セドリックの方も、父親に認めて貰うために頑張っているんだけど、役者として花開かず、悩んでいるんです。

 

 

そんな悩みを吹き飛ばすような、今回のバッドマンへの抜擢と、記憶喪失が、事態を悪い方へと導いて、お父さんの警察人生を壊すことになるのか、それとも・・・という感じで、感動するんですよぉ。息子を罵倒しながらも、庇ったりして、本当に大変そうでした。その大変が報われるのかは、映画を観てくださいね。

 

セドリックの友人たちが、細かいワザ、いやいや、ギャクを飛ばしてくれていて、まばたきするのも勿体ないくらい、面白い部分が満載でした。細かすぎて、もう、え?え?って場面ばかり。幻覚作用のあるドラッグを飲んで、公園の花壇をトイレだと思って座っている姿には、もう、噴きました。ちゃんとトイレットペーパーを回しているフリ、水を流しているフリ、ドアを開けて出てくるフリ、もう、耐えられないっていうほど笑いました。だって、それ、拭けてないからね。

 

 

アベンジャーズが全員で敵に向かって行く場面のパク李もあるのですが、その前に、わざわざ、妹に緑の粉が降りかかるという場面があるんです。何だろうなぁと思っていたら、緑になって、ハルクの真似なんですよ。もう、ここも噴いた!マジで辞めて欲しい。こんなに笑わせて何がしたいんだっ!

 

こんな笑う場面を拾って行ったらキリがありません。楽しいですよぉ。もちろん、笑いだけじゃなく、感動部分もあるんです。最後の方では、父親との関係についての感動とか、セドリックの過去についての感動もありました。映画の途中で出てくる、セドリックの過去の記憶の映像について、回収が完璧にされています。最後には、だから、こうなっていたんだねって事が良く解り、感動に至ります。

 

 

うーん、面白かった。マジで面白かった。この暑い夏を吹き飛ばすくらい笑って、感動出来る作品だと思いました。私は、この映画、超!超!お薦めしたいと思います。B級映画っぽいけど、楽しめて、納得出来る作品だと思いますよ。ぜひ、観に行ってみてください。

ぜひ、楽しんできてくださいね。カメ

 

P.S : そういえば、ハリウッドナンバーワン俳優がカメオ出演?しています。尻だけかな?(笑)

 

 

「バッドマン 史上最低のスーパーヒーロー」