「ザ・ロストシティ」を観てきました。
ストーリーは、
恋愛小説家のロレッタは、新作である冒険小説の宣伝ツアーに強引に駆り出される。作品のカバーモデルを演じるアランの軽薄な態度にいら立ちを募らせるロレッタの前に、謎の大富豪フェアファックスが出現。彼はロレッタの小説を読んで彼女が伝説の古代都市の場所を知っていると確信し、彼女を南の島へと連れ去ってしまう。ロレッタを救うべく島へ向かったアランは彼女を発見し、ともに脱出を目指すが、大自然の過酷な環境の中で思わぬトラブルに次々と見舞われる。
というお話です。
少し前に夫を亡くした小説家のロレッタは、全くやる気を無くしていた。しかし新作を書くようにと促され、なんとかひねり出して、新作のロマンティックなアドベンチャー小説を完成させることが出来た。
これで解放されるとおもったが、宣伝ツアーに駆り出されてしまい、自分の小説のカバーモデルのアランと一緒に新作発表会の舞台に出されてしまう。彼女は見た目だけを気にするアランを毛嫌いしており、一緒に舞台に立つのも嫌だったが、仕方なく宣伝のために引き受ける。しかし、発表会のみで耐えられなくなり、その後のインタビューなどのスケジュールをすっぽかして帰ろうとしていたら、ロレッタの目の前に、謎の億万長者フェアファックスが現れる。
何故か、強引に南の島に連れ去られ、ロレッタの小説が、伝説の古代都市「ロストシティ」の事を描いており、彼女なら都市の位置を探せるだろうと確信しているのだった。実は彼女と亡き夫は古代文字を研究しており、ある資料にあった古代文字を解読して、この小説に使っていた。そして、フェアファックスは、その古代文字が描かれた生地をロレッタの目の前に出し、それを解読して、場所を教えろと迫ってくる。
ロレッタ誘拐事件を知り、南の島に真っ先に駆けつけたのは、ウザいモデルのアラン。自分のトレーニングの師匠を連れて、一緒にロレッタを助けに来たのだった。しかし、そう簡単にはいかない。フェアファックスの基地からロレッタを奪還したのは良かったが、対照的な性格の2人は、全く合わない。しぶしぶ手を組むも、予測不能のハプニングが連続。フェアファックスはしつこく二人を追ってくる。彼らはこのロストシティに隠された「謎」を解き明かし無事に抜け出すことが出来るのだろうか。 後は、映画を観てくださいね。
サンドラ・ブロックがお得意の、アクションコメディ映画でした。面白かったですよ。内容は、ちょっとめちゃくちゃだけど、まぁ、大体、フィクション小説に書いていたことが、現実にあったことだから、その遺跡を見つけようなんて、あり得ないでしょ。結構、無茶な設定なんだけど、大富豪のフェアファックスは、本気だから仕方ないですよね。
最初、夫を亡くした作家ということで、ロレッタはとても寂しそうなんです。小説を書く気力も失くしているんだけど、マネージャーらしき女性に、凄い勢いで怒られて、仕方なくひねり出して小説を書くんです。それで、解放されるとホッとしていたのに、今度は宣伝に駆り出されるということになり、ウンザリしているんです。そりゃそうですよ。やっとゆっくり出来ると思っていたのに、表舞台に立てだなんて。それに、嫌っているカバーモデルのアランに同席させられるなんて、すぐにでも逃げ出したい状態なんです。
このカバーモデルのアランですが、自分を良く見せることしか考えず、頭は悪いし、運動能力も低いという、イイとこ無しの男なんです。本の発売記念でも、本の宣伝そっちのけで、自分のアピールばかり。ロレッタは呆れてしまい、その後のイベントを全てすっぽかして逃げ出します。そんなところを、フェアファックスに拉致されてしまうんです。
それを見たアランは、ロレッタを助けなきゃと思い、一応、追ってみるのですが、簡単に失敗。マネージャーと警察に訴えるのですが、24時間は動けないと言われ、アランだけ先に、彼女を追っていくことになります。一応、軍上がりの知り合いと一緒にアランが行くのですが、とっても笑っちゃう展開で、この辺りは楽しめますよ。ブラピがカッコイイんだけど、まぁ、完璧にコメディですよ。大笑いでした。
古代遺跡に、ある王女の深紅の王冠が隠されていると思っているフェアファックスは、なんとしてもそれを手に入れたいと思っているんです。彼は、大富豪の長男なのですが、父親は次男に会社の全てを譲り、彼には何も譲らなかったんです。怒ったフェアファックスは、自分を認めて貰うために、何か成し遂げたかったんじゃないかな。だから、彼もちょっと可哀想なんです。でも、途中から性格の悪さが露呈して、あー、だから父親もこの子に譲らなかったんだろうなって感じられて、自業自得なんだなって思いました。もう少し、性格良くならないとね。
とにかく、拉致されて2日間くらいのお話だと思うんだけど、山奥を凄い歩いたり、水辺でヒルにくっつかれたり、色々ありました。でもね、本当なら昆虫が凄いと思うのよ。そんなにサクサクと森の中を歩けないだろうし、もっと危険動物が沢山いると思うんだけどな。その辺りは、さすがにご都合主義かなって思いました。
展開は早いので、騒いだり、逃げたりと、大忙しです。それに、古代遺跡というけど、本当にそんな凄いモノなのかというのも、問題になるのかな。ロマンティックな展開もあって、ロレッタという作家が、夫を亡くした悲しみから立ち直る話にもなっていて、私は楽しめたと思います。ちょっと無理無理な部分は沢山あるけどね。サンドラ・ブロックの作品としては、面白いんじゃないかな。頭を使わないで楽しめる映画だと思って、観に行くのが良いかと思われます。
私は、この映画、お薦めしたいと思います。軽く観れる、ハリウッドのアクションコメディ映画と思っていただいて、有名な俳優もたくさん出てくるので、それも楽しめると思います。ブラピは、おつまみ程度と思っていてくださいね。ぜひ、観に行ってみてください。
ぜひ、楽しんできてくださいね。
「ザ・ロストシティ」