「炎の少女チャーリー」私は旧作の方が良いと思いますがザックが父親役なのでその部分だけ推しです。 | ゆきがめのシネマ。劇場に映画を観に行こっ!!

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観てきた映画、全部、語っちゃいます!ほとんど1日に1本は観ているかな。映画祭も大好きで色々な映画祭に参加してみてます。最近は、演劇も好きで、良く観に行っていますよ。お気軽にコメントしてください。
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「炎の少女チャーリー」を観てきました。

 

ストーリーは、

不思議なパイロキネシス(自然発火)の力を持つ少女チャーリー。その能力は成長するにつれて覚醒しはじめ、10代を迎える頃には感情の揺らぎに呼応して暴走するようになり、チャーリー本人でさえも制御できなくなっていく。父アンディは娘の能力を必死で隠し続けるが、チャーリーの存在を知った政府の秘密組織が彼女を軍事利用するためスパイを送り込む。

というお話です。

 

 

両親を亡くし、施設で育ったアンディとヴィッキーは、ある治験に参加させられる。その治験により、二人は潜在能力が引き出され、ある力を持ってしまう。

その後、二人には女の子が生まれる。生まれながらに不思議な能力を持つチャーリー。彼女が成長するにつれ、その能力も覚醒し始め、多感な10代を迎える頃には、感情の揺らぎに呼応するようにチャーリー自身もコントロール出来ないパワーへと変化していた。



 

ヴィッキーは、そろそろコントロールの仕方を教えた方が良いとアンディに相談するが、アンディは、チャーリーの能力を懸命に隠し続けようとしていた。何故なら、アンディは自分が力を使う度に身体の内部から壊れていくことを感じており、チャーリーのように大きな力を使ったら身体が持たないだろうと思ったからだった。

そんな時、政府の秘密組織”ザ・ショップ”は、ついにチャーリーの存在に気付き、軍事利用しようとスパイを差し向ける。組織は、一度、生まれてすぐのチャーリーを手に入れたが、アンディが取り戻して、ヴィッキーと共に逃げ続けていたのだ。

逃亡する親子と追跡する工作員。かくして、チャーリーの特殊能力と秘密組織の壮絶なバトルが繰り広げられるのだった。後は、映画を観てくださいね。

 

 

懐かしい作品がリメイクされました。これ、スティーヴン・キング原作のSFサスペンスで、随分と昔に映画化されたと思います。それが、また映画化されると聞き、父親をザック・エフロンが演じるということで、これは観に行かなくちゃと思って、行ってきました。

 

うーん、簡単過ぎた・・・。折角、現代にリメイクなんだから、もう少し脚本に力を入れて、映像も考えて欲しかったかな。原作通りの簡単なモノでは、既に観ているし、読んでいる人が多いんだから、面白く無いでしょ。演出もありきたりで、先が読めてしまうし、ツッコミどころは多いし、困った感じでした。

 

 

チャーリーは、ただ叫んで、周りを燃やしているだけなんですもん。もう8歳くらいなのだから、もう少し落ち着いて状況を判断出来るんだと思うんだけど、この子、反応が幼児のようで、発育遅いんじゃないかと思えるほど思考が幼い気がしました。親が逃げながら育てたという事もあるんだろうけど、やっぱり、機嫌が悪いと直ぐに発火させてしまうという力を持っているから、親も恐さもあったのかもしれません。愛情が薄かったからなのか、無邪気な可愛さが無いので、少し可愛そうになりました。

 

欲しくない力を持ってしまったが故だと思いますが、母親が言うように、物心ついた頃から、力を抑えるのではなく、コントロールする方法を少しづつ教え込めば、もう少しチャーリーも楽だったんじゃないかなと思いました。驚くだけで発火させてたのでは、これから覚えていくことが多い年齢なのに、たまったもんじゃありません。周りは、いつ自分が燃やされるかと、ドキドキしながら接することになっちゃいます。それじゃ、友達も出来ないだろうし、誰からも愛されない事になっちゃいます。可哀想ですよね。

 

 

政府の研究所なのですが、超能力開発をしていたらしく、超能力の遺伝子らしきものを持っている人間を集めて、その能力が活性化する薬を打ったんじゃないかな。研究については、あまり詳しくは描かれないのですが、アンディは予知能力が元々あったようだし、ヴィッキーは元の力は解らないけど、薬を打ってからは念動力が使えるようになっていました。アンディは、人の意識を操れる能力を持っていたようです。なので、二人の力を併せ持ったのがチャーリーで、その上、発火能力も備わったようでした。

 

ロイ・マスタング少佐も発火だったけど、この発火っていう能力、あまり使い道は無いですよね。焚火に火をつけるとか、タバコに火をつけるとか、それくらいかしら。後は、戦いにしか使えない能力だから、無駄だよね。その点、物を動かしたりとか、人を操ったり出来るなら、超能力が欲しいです。だって、重い物を運ばなくていいし、仕事で営業も楽じゃないですか。ていうか、営業必要無いよね。全部仕事を持ってきてくれるように仕向けちゃえばいいんだもん。うーん、楽だなぁ。夢のようだ。うん、夢だよね。(笑)

 

 

映画に戻って、政府に見つかって追いかけられるようになってから、展開がとっても適当なんですよ。チャーリーの力には一般の人間は敵わないので、アンディを人質に取っておびき寄せるんだけど、普通なら、監禁場所を探して、そこまでどうやって行こうかと悩むでしょ。子供なんだから。でもね、自転車で行けちゃうんですよ。え?自転車で??うーん、そんなに狭い地域でやっていたの?って感じなの。

 

政府の基地は、子供でも簡単に入り込めて、超能力の研究をしていたという割に、何の防御設備も無く、スルーでアンディのいる場所に辿り着けるという、何とも優しい政府の偉い人たちって感じですね。

 

本当に、手を抜いて作ったとしか思えないような展開で、いくら何でも酷いんじゃないのかなと思いました。TVの30分ドラマを作っているんじゃないんだから、もう少し、考えて作って欲しかった。この映画で良かったのは、久しぶりにザック・エフロンが観れたことぐらいかしら。ザック、年を取ったら、あんまり映画に出なくなっちゃったけど、頑張って欲しいな。

 

 

私は、この映画、まぁ、お薦めしたいと思います。私のような、ザック・エフロン推しとか、そういう方にお薦めします。SF的なサイキック映画をお望みの方には、肩透かしを食らわせる作品ですので、そういう映画をお好みの方は、辞めておいた方が良いかもしれません。ザック推しにだけ、良い映画です。ぜひ、観に行ってみてください。

ぜひ、楽しんできてくださいね。カメ

 

 

「炎の少女チャーリー」