「峠 最後のサムライ」幕末の改革者だった河井継之助、映画観るまで知りませんでした。ごめん。 | ゆきがめのシネマ。劇場に映画を観に行こっ!!

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観てきた映画、全部、語っちゃいます!ほとんど1日に1本は観ているかな。映画祭も大好きで色々な映画祭に参加してみてます。最近は、演劇も好きで、良く観に行っていますよ。お気軽にコメントしてください。
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「峠 最後のサムライ」を観てきました。

 

ストーリーは、

徳川慶喜の大政奉還によって、260年余りにも及んだ江戸時代が終焉を迎えた。そんな動乱の時代に、越後長岡藩牧野家家臣・河井継之助は幕府側、官軍側のどちらにも属することなく、越後長岡藩の中立と独立を目指していた。藩の運命をかけた継之助の壮大な信念が、幕末の混沌とした日本を変えようとしていた。

というお話です。

 

 

慶応3年(1867年)、大政奉還。260年余りに及んだ徳川幕府は終焉を迎え、諸藩は東軍と西軍に二分していく。

慶応4年、鳥羽・伏見の戦いを皮切りに戊辰戦争が勃発した。越後の小藩、長岡藩の家老・河井継之助は、東軍・西軍いずれにも属さない、武装中立を目指す。戦うことが当たり前となっていた武士の時代、民の暮らしを守るために、戦争を避けようとしたのだ。

だが、和平を願って臨んだ談判は決裂。継之助は徳川譜代の大名として義を貫き、西軍と砲火を交えるという決断を下す。勝つことは無い戦を始める決意をしたのだった。



 

妻を愛し、国を想い、戦の無い世を願った継之助の、最後の戦いが始まった。(公式HPより)後は、映画を観てくださいね。

 

私、お恥ずかしい話ですが、この映画を観るまで、河井継之助っていう人物を知りませんでした。本当に日本の歴史を勉強しなかったし、日本地図も覚えていないというアホアホなので、いつも日本の場所とか、歴史については、夫に聞いて教えてもらっています。今回も、こんな人の映画を観に行くと言って、一応、基本知識のみ教えて貰って観に行きました。

 

 

この河井さんの長岡藩が、徳川方と帝方の板挟みになってしまったという事のようでした。河井さんは、どちらとも戦いたくないと言って、長州藩の人たちが間地かまで迫っても、何とか思いとどまって貰おうと、手紙を届けに行ったりしたのですが、どうしても取り合ってもらえず、戦いに突入していくというお話でした。

 

歴史的なお話なので、文句を言っても仕方ないのですが、大体、いつも坂本龍馬とか、西郷隆盛とか、そちらの方が日本の為に戦ったみたいな感じで主人公として描かれることが多いので、幕府側というか、徳川の方は、あまり良い描かれ方をしないですよね。でも、今回は、どっちつかずの人が主人公だったので、なんか、冷静に観れて、どちらも自分の良いように解釈して、長州側は自分は正しいということを押し付けていたんだなっていう気がしました。私の好きな吉岡さんが長州の偉い人だったんだけど、嫌な奴だったわ。もう少し優しくしてくれれば良いのに。

 

 

戦いのシーンは少なくて、河井が藩主と一緒に悩んで、会合をしたり、悩んでいる場面が多いんだけど、どんなに悩んでも、相手に伝えられなくちゃ意味が無いでしょ。その一番重要な部分を河井だけが背負わされて、可哀想でした。もっとみんなでお願いに行けば、話を聞いてくれたかもしれないのに、何だかもっと精一杯やれば良いのにと思いいました。

 

そんなこんなで、結局、戦いをしたくないと言っても受け入れてもらえず、戦いに突入してしまうんです。とても無念そうだったけど、それが歴史だから仕方ないんですよね。それに、途中で仲間だと思っていた藩に裏切られたりと、色々あるんです。まぁ、どの藩だって、最後は自分の領土を守る事が大切だから、最後の最後でごめんなさいっていう事もありますよ。それは責められません。

 

 

河井を役所さんが演じていたのですが、本当は40代半ばの方だったらしいです。松さんと夫婦役で、随分と年が離れているのに、子供を作るとか話していたから、あれ?と思ったけど、実際は40代半ばと20代後半のようです。それなら解りますよね。河井の両親が心配していたので、もう無理でしょってツッコミを入れて観ていたけど、実際はツッコムべき場所じゃなかったのね。(笑)

 

映像も美しくて、じっくりと描いているように見えて、私は良かったと思いました。もう少し、最後の方をフィクションで良いので盛り上げて欲しかったかな。ちょっと尻つぼみで、最後は寂しかったです。歴史上はそういうお話なんだろうけど、映画だから少しの変更は許してもらって、ドーンと来て欲しかった。あー、こういう事言うと、歴史好きな方に怒られそう。ごめんなさい。

 

 

私は、この映画、お薦めしたいと思います。私のような歴史オンチよりも、歴史を良く知っている方には、凄く感動する作品なんじゃないかと思います。あの時代に、銃を揃えたり、ガトリング砲を手に入れたり、戦力的には結構強そうだったけど、人が少なかったんだろうなぁ。可哀想でした。良い映画です。ぜひ、観に行ってみてください。

ぜひ、楽しんできてくださいね。カメ

 

 

「峠 最後のサムライ」