「義足のボクサー GENSAN PUNCH」を観てきました。
ストーリーは、
沖縄で母親と2人で暮らす津山尚生(なお)は、プロボクサーになる夢を抱いているが、幼少期に右膝から下を失い、義足であることことから、日本ではプロライセンスが取得できない。夢をあきらめきれない尚生は、フィリピンへ渡ることを決意。そこではプロを目指すボクサーたちの大会で3戦全勝すればプロライセンスを取得でき、さらに義足の尚生でも毎試合前にメディカルチェックを受ければ、ほかの者と同じ条件で挑戦できる。尚生はトレーナーのルディとともに、慣れない異国の地で夢への第一歩を踏み出す。
というお話です。
沖縄で母親と2人で暮らす津山尚生は、プロボクサーを目指し日々邁進している。ひとつだけ人と違うのは、幼少期に右膝下を失った義足のボクサーであること。ボクサーとしての実力の確かな尚生は、日本ボクシング委員会にプロライセンスを申請するが身体条件の規定に沿わないとして却下されてしまう。
夢をあきらめきれない尚生はプロになるべくフィリピンへ渡って挑戦を続ける。そこではプロを目指すボクサーたちの大会で3戦全勝すればプロライセンスを取得でき、さらに義足の津山も毎試合前にメディカルチェックを受ければ同条件で挑戦できるというのだ。
トレーナーのルディとともに、異なる価値観と習慣の中で、日本では道を閉ざされた義足のボクサーが、フィリピンで夢への第一歩を踏み出す。(公式HPより) 後は、映画を観てくださいね。
実話を基にして、お話を作ったそうです。このライセンス関係の部分は、本当にあった事をそのまま映画にしていると思います。リアルでしたもん。でも、確かに義足でボクシングは、結構、危なそうな気がするのですが、どうなんでしょうか。本当の足と同じようには動かないだろうから、私が敵なら、義足の動きを前もって勉強して、動きづらい角度からのパンチばかりで戦うと思うんだけど。そんな汚い事って言われても、勝負だからね。なんだってやると思うんです。そうなると、やっぱり義足だとハンデが大きいんじゃないかな。
それに、もし、倒れた時に義足が外れて、それが相手の身体や自分の身体に当たって、打撲とかになりかねないですよね。刺さる事は無いと思うけど、ボクシングはあれだけ激しい動きだから、心配な気がしました。
でもね、義足でもボクシングをやりたいという気持ちは解るんです。必死で練習して、十分な技術も身に付けてきたのでしょうから、そりゃ、義足だからという事でプロになれないと言われたら、悲しいだろうなと思います。あと10年位したら、もしかして、iPS細胞を活用して義足などに神経を繋げるような開発が成功するかもしれません。そしたら、プロも夢じゃなくなるかもしれません。でも、直ぐには無理だろうなぁ。
主人公の津山は、子供の頃に事故で右足の膝から下を失って、義足で生活をしています。ボクシングをやっていて、プロになりたいという夢を持っていましたが、どんなに練習をして強くなっても、日本のボクシング協会は、プロのライセンスを出してくれません。日本では、義足は許されないんです。
仕方なく、フィリピンに渡り、そちらなら試合に勝てばプロになれるという基準があるので、フィリピンでプロになり、活躍していきます。フィリピンのジムに所属して、とても良いトレーナーも付いてくれて、仲間も出来て、順調にプロボクサーとして活躍するのですが、どうしても日本では試合が出来ないという壁にぶつかります。
そればかりは、どうしようもなくて、日本では出来ないけど、海外で頑張るという活動を続けて行くというお話でした。とても良かったですよ。ちょっとローカルムービーっぽい雰囲気はありましたが、津山役の尚玄さんは、イケメンで背も高く、ボクサーとして見栄えがしました。日本のドラマで、この尚玄さん、確か見たことがあるんだけど、あまり日本では活躍されていませんよね。May J.さんとご結婚されたと、昨日、ニュースで出ていたので、これからは日本で活躍してくださるかしら。観たいなぁ。
お話としては、プロにはなれないけど、義足でも頑張るボクサーという実話をドラマ化していて、感動作になっていました。ちょっと自主映画っぽい部分もありましたが、全体的には、良く出来ていたと思います。
私は、この映画、お薦めしたいと思います。こんなボクサーの方がいらしたのだという事を知って欲しいし、頑張りを観てあげて欲しいなぁと思いました。ぜひ、観に行ってみてください。
ぜひ、楽しんできてくださいね。
「義足のボクサー」