「ウォーハント 魔界戦線」を観てきました。
ストーリーは、
第2次世界大戦末期の1945年。連合軍の輸送機がドイツの森林地帯に墜落する。捜索に向かった米軍のブリューワー軍曹らは、森の奥で墜落機の残骸を発見するが、その森には“何か”が潜んでいた。やがて彼らの周囲で奇怪な事態が起こりはじめ、兵士たちは幻覚を見たり、美しい女の呪霊に誘惑されたりして、次第に狂気に囚われてゆく。
というお話です。
1945年。連合軍の輸送機が、カラスの大群に襲われ、ドイツ南部の森林地帯に墜落。捜索に向かうことになった米軍のブリューワー軍曹に、ジョンソン少佐は、ウォルシュという特務兵を連れてゆくよう命じる。輸送機には極秘情報が積まれており、ウォルシュの任務はその回収だ。捜索隊は森の中を進み、遭遇したドイツ部隊と交戦。だが、敵の様子がおかしい。正気を失い、廃人のような状態だったのだ。
捜索隊は、墜落機の残骸を発見。奇妙なことに、乗員の死体は見当たらなかった。そして、奇怪な事態が起き始める。兵士たちは幻覚を見るようになり、美しい女の呪霊に誘惑され、狂気に囚われてゆく。やがて殺し合いがはじまり、森から逃れられない兵士たちは次々と命を落としてゆく。そして生き残った2人、ウォルシュとフリーマンは、森の奥で不気味な廃屋を発見した。
そこでウォルシュは、恐るべき真実を語る。輸送機に積まれていたのは、『魔女の記録』。ヒトラーが追い求める“永遠の生命”の秘密が記された極秘文書で、それを持ち帰るのがウォルシュの使命だった。廃屋には、呪いの源である“生命の木”が聳えていた。兵士の血によって魔女が復活した時、本当の“地獄”が、その扉を開く。後は、映画を観てくださいね。
うーん、完璧にB級映画以下で、観ていてもよく解らないんです。ストーリーが難しい訳ではないのですが、なんたって画面が暗すぎて、何をやっているのか、とっても解り難いんです。暗い森の中で、暗い色の軍服を着てうろうろ歩き回り、敵が襲って来たと思ったら、黒かったり、カラスだったりと、もう、何だか解らないんですよ。秘密作戦だから、白い軍服を着ろとは言えないけど、でも、映画なんだから、もう少し、画面を明るめにして、解りやすくした方が、観る人間としては楽なんです。真っ暗だと、ずーっと目を凝らしていないといけないから、辛いんですよ。
そんな風に必死で目を凝らしているので、内容が頭によく入ってこないんです。単純な話だから、まぁ、いいんですけど、でも、やっぱりイライラしました。ちょっと画面を明るくするだけなのに、何でこんなに観難くしたのか、よく解りません。
墜落した輸送機を森の中に探しに行くんだけど、その森は敵(ドイツ)の占領地で、こそこそと探し始めるのですが、不気味な森で、何かおかしいんです。敵と遭遇し、ヤバイと思ったのですが、ドイツ兵はぼんやりしており、まるでゾンビのようでした。ドイツ兵をかたずけ、先を進むと、墜落した輸送機は見つかるのですが、兵士の姿はありません。
何か不気味な気配を感じた連合軍の兵士たちは、周りに罠を仕掛けてから少し休むんです。そんな彼らを、一人一人、謎の黒い影が襲っていき、一人、また一人と兵士は消えていきます。突然にいなくなったり、狂って消えてしまったり、指揮官のブリューワーさえも、おかしなことを言い始めてしまいます。ウォルシュとフリーマンの二人で、ジョンソン少佐から依頼されていた水車小屋を探すと、目の前にあるのに、何かの影響で目に見えないことが解り、方位を測って、何とか探し当てます。
そこで、魔女らしき一団に出会います。魔女が彼らを襲っていたようで、彼女たちが輸送機も墜落させたことが解ってきます。そして、輸送機に積まれていたのは「魔女の書」の下巻で、ジョンソン少佐は上巻を持っており、それが揃うと、不死の軍隊を手に入れることが出来るらしいんです。でね、不死の軍隊を手に入れたいのは人間たちで、魔女たちは、魔女の女王らしき人物を復活させるために、人間の生き血を集めていて、復活したら地獄の門が開くとかなんとか言ってました。
なんか、この魔女たちの設定も曖昧で、何がしたいのか、イマイチ、良く解りませんでした。血を集めて魔女を復活させて、地獄の門を開くっていうけど、開いたらどうなるの?地球滅亡なの?人類滅亡なの?でもさ、人間殺しちゃったら、次に復活しようとしても、人間の血は無いよね。地球を地獄にしたいと思うのは勝手だけど、地獄になっちゃったら、魔女たちもやる事が無くなって、生きている意味が無くなると思うんだけど。餌になる人間は、ちゃんと家畜として飼育して行かなきゃいけないんじゃないの?滅亡させたら意味がないよ。
そんな感じのお話で、内容はあまり面白く無くて、出演者も、ミッキー・ロークは顔が酷いことになっていて、うーん、プリズン・ブレイクのティーバック役のロバート・ネッパーも途中でいなくなっちゃうし、何だか、何を見せられたのか、よく解りませんでした。
私は、この映画、あまりお薦めが出来ません。まず、画面が暗すぎるのがダメだと思いました。とても観難いです。その上、内容がお粗末で、しっかりしたプロットが見えないので、これは、薦められないなぁと思いました。だって、私、全然、面白くなかったんだもん。色々、楽しい部分を探そうと思ったんだけど、どうしてもダメダメでした。でも、ミッキー・ロークも出ているし、気になったら、観に行ってみてください。
ぜひ、楽しんできてくださいね。
「ウォーハント 魔界戦線」