試写会などで観たり、初日に観に行って感動したり、もっと観たいなと思った作品は、何度も観に行く事が多々あります。でも、一度、ブログに感想を書いてしまうと、2回目も同じになっちゃいそうで、書くことは無いのですが、最近、ちょっと良い映画が多くて、2回以上は観ている事が多いので、やっぱり、ちょっとだけ書かせて貰おうかなって思います。
最初は、「流浪の月」です。
この作品は、凄い映画でした。私が最初に書いた感想も読んでいただきたいのですが、これは何年も残っていく映画だと思いました。役者の演技と映像美が合体して、とんでもない作品になっていると思いました。私、1度目も号泣だったけど、2度目も号泣で、タオルを持って行きましたもん。
主演の松坂さんと広瀬さんの透明感に対して、横浜さんの人間とはという演技がぶつかって凄いんですよ。もう、この3人を追って行くだけで、人間がどんなにSNSなどで下劣なことを騒いでいても、天使には届かない。空にいる彼らの美しさを汚すことは出来ない。そして、決して、天使は蜘蛛の糸なんて垂らしてくれない事が突きつけられるんです。人間は、いつまでも地べたで這いつくばって、罪に雁字搦めにされたままなのだと言われているようで、自分たちの汚さにゾッとするんです。これは凄かった。名作と言って良いと思います。
次は、「死刑にいたる病」です。
これも凄かった。本当に怖い映画でした。もう、阿部さんが怖すぎる。何なんでしょうね。誰が観ても普通の人で、人柄も良く、裏が無さそうな人物なのに、大量殺人をした人なんです。それが解っていても、殺人犯には見えないんですよ。そこが怖いところなんです。
この映画も、役者の演技で見せる作品だと思いました。犯人の槇村と学生の筧井のガラス越しの会話なんだけど、そこで筧井の心がどんどん変化していく様子が解るんです。そして、調査に周って解った事を持って、筧井がまた槇村の所に来る時には、筧井は疑心暗鬼になっているんだけど、槇村の言葉でまたも、彼に従うような雰囲気になっていくんです。その変わる様子が怖かったなぁ。監督が上手いと思いました。何度観ても、おもしろいですもん。
後は、「ドクター・ストレンジ マルチバース・オブ・マッドネス」、「ファンタスティック・ビーストとダンブルドアの秘密」、「シン・ウルトラマン」は、まぁ、通常版とIMAX版で観たかったので、2度以上、観に行きました。
ドクター・ストレンジは、IMAX:3Dだったのですが、このIMAX:3Dのメガネ、どうにかならないのかしら。だって、ワンサイズだけでしょ。顔が小さいので、ずるずる落ちてしまうんです。仕方なく、自分のメガネにマスキングテープで貼って留めて観ているのですが、何とかして欲しいです。お金出してでも、自分用のサイズで作って貰いたいんだけど、劇場によって方式が違うのかなと思い、出来ません。もー、何とかして欲しい!
話を戻して、「ベルファスト」は試写で観て、また観たいと思って、映画館に観に行きました。子供の目を通した紛争の始まりや、最初は大きな問題と思わずにいると、とんでもない事になっていく姿が、やっぱり怖いと思いました。ウクライナの人たちも、こんな風だったのかな。
「ナイトメア・アリー」は、もう一度観たかったのですが、あっという間に上映が終わってしまって、1回しか観れなかったのですが、既に配信が始まっているみたいですね。そちらで、再度、観ようと思っています。
ホントの事言うと、好きな映画は何回でも観たいんです。だから、その昔の映画館は、一度入ったら、ずーっと観ていて良かったというお話を聞いて、凄く羨ましいと思うんです。朝、映画館に入ったら、お弁当を持っていって、好きな映画をずーっと観ていられるんでしょ。同じ映画でも、何回も観る内に、段々と考えが変わってきたり、受け取ることも変わってくるので、全然苦になりません。ご飯を食べていても文句も言われないし、本当に良い時代でしたよね。羨ましいです。
今のところ、また観に行きたいなーって思っているのは「シン・ウルトラマン」かな。ちょっと、ハマってしまったみたいです。新しい映画もたのしみだなー。「トップガン」「ハガレン」が、今のところ、大きな作品かしら。「犬王」も期待しています。細かく観ると、もっともっと、素敵な映画があるんだろうけど、まぁ、一つづつ観て行きましょう。何度も観たくなる映画が出てくると良いなぁ。皆さんも、ぜひ、映画を観に行ってみてくださいね。
ちょっと、ひとりごとでした。
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