「ドクター・ストレンジ マルチバース・オブ・マッドネス」を観てきました。
初日、朝一番で観てきました。満席だったよぉ!TOHO渋谷で観たのは失敗でした。席の段差が少ないので座高の高い男性ばかりだと全く見えません。子供用の補助マットを借りて観れるようになりました。
ストーリーは、
マルチバースの扉を開いたことで変わりつつある世界を元に戻すため、アベンジャーズ屈指の強大な力を誇るスカーレット・ウィッチに助けを求めるストレンジ。しかし、もはや彼らの力だけではどうすることもできない恐るべき脅威が人類に迫っていた。その脅威の存在は、ドクター・ストレンジと全く同じ姿をした、もう一人の自分だった。
というお話です。
元天才外科医にして、上から目線の最強の魔術師ドクター・ストレンジ。時間と空間を変幻自在に操る彼の魔術の中でも、最も危険とされる禁断の呪文によって“マルチバース”と呼ばれる謎に満ちた狂気の扉が開かれた。
スパイダーマンとの事件が終わり、ストレンジは悪夢を観るようになる。今朝は、自分が殺される夢を見て起こされたのだった。今日はクリスティーンの結婚式に呼ばれていて、パーティーに参加する。祝いの言葉を述べるが、本当はクリスティーンに自分の所に戻って欲しいと思っている。
ふと見ると、近くで騒ぎが起こっていて、仕方なくストレンジの衣装に変えて助けに行くと、そこに夢で観た少女が現れる。大きな怪物に襲われていて、敵はとても強かった。何とか倒すのだが、その戦いで、夢で殺された自分の死体が目の前に現れる。少女と一緒に現れたらしい。彼女はマルチバースを行き来出来る能力を持っており、他の世界からストレンジと共に、この世界に渡って来たらしい。
マルチバースが不安定になっては世界が崩壊してしまうので、少女:アメリカ・チャベスをウォンの所に残して、ドクター・ストレンジは、マルチバースを理解しているスカーレット・ウィッチことワンダを訪ねることにする。
ワンダの答えは曖昧だが、何か知っているようだ。しかし答えは貰えず、マルチバースの均衡を既に破ってしまった為に、どうすることもできない恐るべき脅威が人類、そして全宇宙に迫っていた。
さらに驚くべきことに、その宇宙最大の脅威は他の世界のドクター・ストレンジが招いているようで・・・。後は、映画を観てくださいね。
この映画、何を書いてもネタバレになってしまいそうで、あまり感想が書けないのですが、ギリギリまで書いてみますね。いや、マジで、これ、ネタバレしちゃうと観た時に面白くないと思うので、これだけは知っておいた方が良いという情報と、感想を書きます。というか、感想は面白かった以外に無いんだけどね。
まず、題名にあるように、今回はマルチバースが舞台となります。それも、色々な世界からこちらの世界にやってくるのではなく、アメリカ・チャベスという少女が現れ、彼女が持つ能力が、マルチバースを行き来出来るという力なんです。そのチャベスの力により、ドクターストレンジが、色々な世界に飛ぶことになります。
チャベスは、あまりにも特異な力を持っているため、その力を欲しがっている者がいて、彼女を追ってきます。マルチバースを行き来出来る力を使って、好き勝手してしまうと、均衡が崩れてしまい、ぶつかった世界同士が崩壊してしまうという事が起きてしまいます。なので、チャベスの力を、欲望の為に手に入れようとしている者には渡せないんです。
それで、ストレンジが奮闘するのですが、他の世界に行けば、他の世界のストレンジがいますよね。どの世界にも、ストレンジがいて、それなりに力を使って、良い事をしていたり悪いことをしちゃったり、クリスティーンと結婚できたストレンジもいるかもしれない。そんな中で、自分とも戦う事になっていくんです。
もちろん、ワンダはとても重要な人物ですよ。この映画は、「ワンダビジョン」の続きになるので、ワンダビジョンに出てきた設定が受け継がれています。キーとなるのが、ドラマに出てきていた”ダークホールド”という書物と、その対になる”ヴィシャンティ”という書物。名前だけ覚えておいてください。最初の方に出てくるので、直ぐに解かります。
この辺りまでは、本当に導入部のお話なので、ネタバレにはなっていません。というか、観る前に、予習として覚えておいた方が良いと思います。後はね、あまりにも重要な内容なので、書けないんです。辛いなぁ。一番面白いところが、一切書けないんですから、感想を書くのも辛いっす。
今回は、ストレンジとウォンが頑張っています。そして、おおー!っていうマーベルヒーローたちが、バンバン出てきます。え、マジで出てきたの?っていうような人も出てきていたし、なんか嬉しくなっちゃった。やっぱりマーベルは解っているなぁ。そこは押さえようよっていう部分は、ちゃんと押さえてくれているから、観ていて嬉しくなっちゃうんですよねぇ。まぁ、マルチバースだから、何やっても許されるとは思うのですが、なんか、良かったな。でも、名前を書けないのが辛い・・・。(笑)
今回、サム・ライミ監督なので、結構、マーベルの原点に戻ったようなダークさが戻っていました。あの最初のスパイダーマン3部作の時は、ちょっとダークな部分があったでしょ。あの雰囲気が、今回は戻っていました。ドクターストレンジには、ダークさが必要だから、とても合っていたと思います。
そんなこんなで、あんまり書けないけど、おもしろいです。ちゃんと解決するし、何だか新しいキャラクターも増えているしね。でも、今回、幾つものマルチバースを渡り歩き、その世界世界で、戦ったり壊したりしているので、これ、本当に大丈夫なのかなぁって心配になりました。よく、ドッペルゲンガーの話をすると、自分と同じ人3人に逢うと死ぬとかって言うでしょ。マルチバースなら、どの世界にも自分がいる訳で、そんな世界を渡っていったら、3人以上の自分に逢っちゃうってことでしょ。不思議な世界を描いていて、何でもありで面白いけどね。
一つ書いておきますが、エンドロールの中間に1回、本当に終って1回、追加映像があります。1回目を観て満足して帰っちゃうと、その後の映像が観れませんので気を付けてください。あとね、最後の方で、これから重要になりそうな女性が出てきます。これは絶対に見逃さないでね。ストレンジの1作目と繋がりそうな予感です。この女優さんが演じているなら、これで終わりじゃないと思うので、今後期待しましょう。
私は、この映画、超!超!お薦めしたいと思います。私は、少し空いてきたら、またIMAXで観る予定にしています。IMAXの方が、画面が大きいようなので、楽しみです。ぜひ、観に行ってみてください。
ぜひ、楽しんできてくださいね。
「ドクター・ストレンジ マルチバース・オブ・マッドネス」