「劇場版 Free! the Final Stroke 後編」遥は未来に向かって泳ぎます。

「劇場版 Free! the Final Stroke 後編」を観てきました。

ストーリーは、

世界大会への初出場を終えた七瀬遙は、絶対王者・アルベルトの泳ぎに囚われるあまり、自由を失ってしまう。泳ぐことの意味と水との在り方を問われ、ひとりもがき苦しむ遙。あえて過酷な特訓を選び、ひたすら練習に打ち込んで身も心も酷使していく。仲間たちはそんな遙を信じて見守り、寄り添い続ける。

というお話です。

初めて出場した世界大会の後、遙は《絶対王者》アルベルトの泳ぎに囚われ、自由を失っていた。
「君はなぜ泳ぐのか？」問われたのは、泳ぐことの意味と水との在り方。もがき苦しむ遙はひとり暗い水底に沈んでいく。

心を抉られたような衝動に追い込まれながら、あえて過酷な特訓を選び、ただひたすら練習に打ち込んでいく遙。身も心も酷使していることは、遙自身深く理解していた。仲間たちはそんな遙を信じ、見守るしかなかった。

脳裏にフラッシュバックするアルベルトの冷たく乾いた泳ぎ。もっと速く、もっと強くならなければ。もう一度、アルベルトと戦わなければ。追い込まれていく遥は自分を壊しそうになり、大会前なのに、東は練習を休ませることにする。それに気が付いた真琴と凛は、遥を助けるべく、動き始める。

遙の繰り出すストロークが、重く冷然な水を切り裂いていく。寄り添う仲間たちと遙が泳いだ先に見た景色とは。（公式HPより）　後は、映画を観てくださいね。

「Free！」のthe Final Stroke 、観てきました。これで終わりなのかは解りませんが、遥の長い道のりは、一応、一区切りついたような気がします。小学校で水泳を始めた遥は、とうとう世界の舞台に立ち、自分の居場所を見つけたようでした。

前編で、アルベルトと対決して打ちのめされた遥は、彼に勝つために身体を酷使して、自分を追い込んでいきます。真琴たちは心配しますが、遥は自分ひとりで閉じこもって頑張ってしまっていて、見守ることしか出来ません。そして、とうとう身体が悲鳴を上げるんです。遥の気持ちも解るんだけど限界ってあるし、やっぱり計画的にやらないと難しいと思うんです。

そんな遥を、周りの仲間が助けるために集います。うん、このシリーズは、仲間の大切さを描く作品なので、そうそうって納得しました。やっぱり、マコちゃんや、凛、郁也や宗助と、みーんな遥の事が大切で、彼の為なら何でもやってくれるんです。やっぱり仲間ってよいですよねぇ。

でも、思っていたような、ありきたりなストーリー展開ではなくて、面白かったです。スポコンドラマって、大体が、ライバルが現れて、最後の大勝負で戦って勝つというような終わり方なんだけど、今回は、ちょっと違いました。これでこそ「Free！」というような終わり方で、私はとても満足しました。このシリーズは、こういうところが良いのよね。

うーんと、なんか満足しちゃって、感想が浮かびません。だって、このシリーズ、長かったんですもん。ずーっと彼らの成長を見てきて、ひとりで頑張る遥が、友達の大切さに気が付いて、仲良くなっていく姿は、本当に楽しかったです。それぞれに成長して、時には一緒に戦って、その姿は、本当に眩しかったです。

今回は、アルベルトとの闘いがメインですが、今までの作品で、彼らがどう成長してきたかも描いていて、最初にリレーをやろうと遥を誘う場面もあり、最初は嫌がっていたのに、よく仲間の大切さを理解して、素直に受け入れられる人間になったわねって思っちゃいました。人間的に、ちゃんと成長していたんですね。そんな姿が、良かったです。

あー、本当に良かった以外に感想が出てこない。もう、遥たちの姿が観れないのかと思うと、ちょっと寂しいですが、仕方ないですね。もう一度、最初から見直してみようかな。このシリーズ、最初はTVアニメから始まって、映画が何本か作られました。一応、全部観たと思うんだけど、さすがに多いので、どれがどの時代の話だったか忘れちゃったんですよ。少し時間も出来てきたので、ゆっくりシリーズを観返そうかなと思います。

水泳って良いですよね。この映画を観ていると、本当に泳ぎたくなります。昔はスイミングスクールに通っていたので、泳ぐの大好きだったのですが、大人になってからは殆ど泳いでいないし、コロナ禍でプールに行くのがちょっと怖いかなと思っていたのですが、そろそろ行ってみようかな。

あ、そうそう、私、筋肉も好きなのですが、アニメの筋肉は、それほど魅力的に見えず、そこは惹かれないんです。実物の筋肉は好きなんですけどねぇ。まぁ、このシリーズを実写化は無いだろうから、というか、して欲しくないんですけどね。面白いアニメとか漫画が、すぐに実写化されてしまうのが、とても嫌なんです。これだけは、絶対に止めて欲しい。