「ヒットマンズ・ワイフズ・ボディガード」を観てきました。
ストーリーは、
以前とあるミッションでコンビを組んだボディガードのマイケルと殺し屋のダリウス。数年後、ダリウスの妻ソニアはマフィアに捕まった夫を救出するため、休暇中のマイケルを無理やり駆り出す。ダリウスの救出には成功したものの、彼らはなぜか謎のサイバーテロから世界を救う役目を負わされてしまう。新婚旅行気分のダリウスとソニアに対し、心身ともにボロボロのマイケルだったが・・・。
というお話です。
超一流のボディガード、マイケル・ブライスも今や落ち目。宿敵の殺し屋ダリウスに保護対象者を殺害されたトラウマで神経症に陥り、ライセンスをはく奪され、休暇で訪れたバカンス先にも災難は待ち受けていた。
ダリウスの妻で詐欺師のソニアに拉致されたマイケルは、マフィアに捕まったダリウスを救出するというミッションを強いられる。クレージーな彼女に振り回されながらも、救出に成功するが、殺したマフィアの中にインターポールへの情報提供者も混じっていたことで、かわりに捜査に協力するハメになる。
最先鋭装置を使ってEUへのサイバーテロを企てるギリシャの大富豪アリストテレスから、装置の奪取に成功するマイケルたちだったが、敵の包囲網は彼らを苦しめていく。新婚旅行気分のダリウスとソニアに対して、マイケルは心も体もボロボロになり、伝説のボディガードである父を頼る。そこはイタリアのトスカーナ。しかし、魔の手はすぐそこに迫っていた。
3人はアリストテレスの作戦から、世界を救うことができるのか?そして、ひたすら打ちのめされ、神経をすり減らすマイケルの運命は・・・。後は、映画を観てくださいね。
この映画、前作があり、2作目らしいのですが、私は1作目を見逃してしまい、今作がこのシリーズでは初めてなので、ボディーガードのコンテストか何かで1位だったのに、保護対象者を殺し屋のダリウスに暗殺され、自信を無くして、セラピストに通っているというマイケルを最初に見ることになり、この主人公のマイケルが、本当にすごいボディーガードなのか、ちょっと解らないんですけどね。
保護対象者を殺されたショックと、犯罪者をボディーガードしたということで、ボディーガードライセンスをはく奪されたことで、もう仕事は出来ないと思い、休暇をとってバカンスに行くんです。そこで、何故か、ダリウスの妻であるソニアによって、事件に巻き込まれてしまい、命の危機が訪れます。
この辺りから、何となく内容も理解出来て、面白くなってきます。でもね、どう考えても、今回の事件はマイケルは全く関係なくて、ダリウスというか、その妻のソニアの勝手な行動のせいだと思うんだけど、まぁ、起きてしまった事は仕方ない。捕まっていたダリウスを奪還するのは成功したものの、ソニアは腕に爆弾を取り付けられてしまい、無理にはずすと爆発するということで、爆弾を外してくれるところへ行かなければなりません。
このイタリアでそれが出来る場所といったら、何故か、マイケルの父親(養父)の所。実は、養父も殺し屋で、演じているのはモーガン・フリーマン。もう、どう考えても、何かありますよね。でも、仕方ないので、そこへ行くと・・・。またも、色々な問題が起きます。
なんか、前作を観ていなくても、途中まで観れば、大体が理解出来ました。そして、楽しめたのですが、うーん、ちょっと古いコメディっぽかったかしら。いつまでもしつこく追われて、撃たれて、拷問されてというのが続くので、ちょっと疲れたかな。そろそろ、ハリウッドのしつこすぎるコメディは、辛くなってきてしまいました。まだ、凄いアクションが絡めてあるとかすれば、ちょっとは良いんだけど、今回はヒーローモノではないし、アクションはあっても、どーも、やられ癖がついていて、残念でした。
コメディにするのなら、もう、完璧にどちらかにして、真面目な世界征服とか、世界滅亡とか、そんなの止めてくれないかな。自分のペットを守りたいとか、そんなくらいの目的で、人をバンバン殺したるする方が、よっぽど面白いんだけど。そんな事を思った映画でした。
私は、この映画、お薦めしたいと思います。まぁまぁ、笑えるし、ライアン・レイノルズはとても好きなので、それは満足しています。それに、キャストも豪華だったしね。でも、ストーリーは、もう少し考えて欲しかったかな。B級ならB級で、くだらなさ全開でやって欲しいです。でも、まぁ、楽しめました。ぜひ、観に行ってみてください。
ぜひ、楽しんできてくださいね。
「ヒットマンズ・ワイフズ・ボディガード」