「シャドウ・イン・クラウド」久々に酷い作品に当たりました。これはダメですね。薦められません。 | ゆきがめのシネマ。劇場に映画を観に行こっ!!

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観てきた映画、全部、語っちゃいます!ほとんど1日に1本は観ているかな。映画祭も大好きで色々な映画祭に参加してみてます。最近は、演劇も好きで、良く観に行っていますよ。お気軽にコメントしてください。
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「シャドウ・イン・クラウド」を観てきました。

 

ストーリーは、

1943年。ニュージーランドからサモアへ最高機密を運ぶ密命を受けた連合国空軍の女性大尉モード・ギャレットは、B-17爆撃機フールズ・エランド号に乗って空へ飛び立つ。モードは男性乗組員たちから心無い言葉を浴びせられながらも、ひたむきに任務を遂行しようとする。やがて彼女は高度2500メートルの上空で、自機の右翼にまとわりつく謎の生物を目撃する。次から次へと想像を絶する試練に見舞われる中、大切な荷物を守りながら決死の戦いを繰り広げるモードだったが・・・。

というお話です。

 

 

第二次世界大戦中の1943年。空軍の女性大尉モード・ギャレットが、フールズ・エランド号と命名されたB-17爆撃機に乗り込んだ。上官からの密命を帯びたモードの任務は、極秘の最高機密をニュージーランドからサモアへ運ぶこと。

オール男性の乗組員たちから卑猥な言葉を浴びせられながらも、ひたむきにミッションを遂行しようとするモードだったが、銃座の窓から機の右翼にまとわりつく大空の魔物グレムリンを目撃。

やがてグレムリンに機器を破壊され、日本軍のゼロ戦の奇襲も受けたフールズ・エランド号は、制御不能のパニックに陥っていく。

はたしてモードは、この絶体絶命の危機を生き抜くことができるのか。そしてある重大な秘密を隠し持つ彼女が、この機に乗った本当の理由とは・・・。後は、映画を観てくださいね。

 

 

この映画、私はダメでした。何が描きたいのか、全く解らないんです。クロエ・グレース・モレッツさんのアクションを撮影したいというだけの目的ですと言われたら、そうですかって言うけど、ストーリーがめちゃくちゃなんですよ。

 

ある最高機密を運ぶ密命を受けたという連合国空軍のモードは、B-17爆撃機に乗り込むんです。この時点で胡散臭いんですけど、まぁ、色々な嫌がらせを受けながらも、爆撃機に乗り込みます。ここまでは、この時代に女性の社会進出という事を軍が始めて、まだ現場との意識の違いがあり、嫌がらせを受けながら頑張っていた女性を描くのかなぁなんて思ったりして観ていました。

 

 

すると、空に出てから、何故か”グレムリン”なる怪物が出てきて、爆撃機を襲ってくるという、訳の分からない展開になります。あ、ホラーだったのかななんて思って観ていると、そのグレムリン、結構、高い知能を持っているらしく、爆撃機の外壁をはがして中に入り込み、内部機器を壊して捨てたりしてしまいます。何故にグレムリンという生物が、飛行機に対して、そんな事をするのか、全く解らないまま、話は進みます。そして、中の兵士を襲い始めたり、うーん、何がしたいの?人間が空を飛ぶのが嫌なのかしら?

 

とグレムリンと闘っていると、今度は日本軍の零銭が襲ってきます。この辺りは、第二次世界大戦中なので、当たり前ですよね。そしてモード大尉は、必死で応戦してゼロ戦を打ち落として難を逃れます。そこであれ?グレムリンはどうしたんだっけって思い出して、観ていると、また襲ってきます。

 

 

そうなんです。グレムリンとゼロ戦は別々に襲って来て、お互いに相手が仕事をしている時は邪魔しないと決めているように、順番を待って攻撃してくるんです。面白いでしょ。別に、友達じゃないんですよ。でもね、何故か、素晴らしい連携を見せているんです。

 

そんなんでワイワイと襲われて、爆撃機はボロボロになっていき、もちろん、モードは強いので、グレムリンの尻尾を切ったり、目一杯殴ったりと、凄い攻撃をしていきます。何故か、その時は、男性兵士たちは、恐がって逃げているだけ。少しは戦いなさいよって思うんだけど、何もしません。

 

ここまで来て、自分でも何を書いているのかよく解らないというか、内容がバラバラで、この映画、一体、何を描きたいのか、描きたいことがあるのかという事に気が付きます。そして、最後の最後に、最高機密の正体が判るのですが、もう、唖然として口が開いたままになってしまうという、とんでもない話が出てきます。おいおい、これって恋愛映画だったの?え?何?昼顔的な感じ?ん?(。´・ω・)ん?という、それまでのゼロ戦とか、グレムリンは何だったんだよって感じなんです。

 

 

はぁ~、酷かった。久々にこんな酷い映画観ました。確かに、クロエ・グレース・モレッツさんは綺麗だし、可愛いです。そこは文句を言いません。だけどね、それだけでロードショー公開ってどうなのよ。こんな酷い作品を、平気で映画館で上映するってどうなのかしら。映画館って、自分の所で上映する作品を選定していないのかな。まぁ、シネコンは上からの命令だけだろうけど、それにしても、酷い作品でした。

 

うーん、モード大尉がグレムリンを海っぺりでタコ殴りしている場面には笑ったなぁ。それ、虐殺だから。グレムリンにだって、自分の生活はあるんだと思うよ。可哀想でした。そいえば、グレムリンって何だったのかしら。全く解明はされません。

 

 

私は、この映画、お薦め出来ません。酷い作品でした。金返せ!とは言いませんが、さすがに人には薦められません。酷いです。頭の悪い人が、何も考えずに、グレムリンを出したい、ゼロ戦も出したい、恋愛要素も入れたい、どうせなら不倫的なのが良いという感じで、ただ、売れるかもしれないという要素を詰め込んで並べただけの作品です。唯一の救いは、クロエ・グレース・モレッツが主演と言うだけです。もし、そんなに酷い作品なら面白いから観てみようと思われる方がいらっしゃるようでしたら、ぜひ、行ってみてください。

ぜひ、楽しんできてくださいね。カメ

 

 

「シャドウ・イン・クラウド」