「モービウス」コウモリの遺伝子を使い難病を克服するけど突き抜けて怪物になってしまい・・・。 | ゆきがめのシネマ。劇場に映画を観に行こっ!!

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観てきた映画、全部、語っちゃいます!ほとんど1日に1本は観ているかな。映画祭も大好きで色々な映画祭に参加してみてます。最近は、演劇も好きで、良く観に行っていますよ。お気軽にコメントしてください。
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「モービウス」を観てきました。

 

ストーリーは、

幼いころから血液の難病を患っているマイケル・モービウスは、同じ病に苦しみ、兄弟のように育った親友のマイロのためにも、治療法を確立しようとしていた。コウモリの血清を投与するという危険な治療法を自らの身体で実験し、成功したかに見えたが、それは恐怖の始まりだった。彼の身体は激変し、危険な怪物となっていく。マイロはマイケルに自分にも打ってくれと話すが、危険だからと止められる。しかし、命の危険も迫っており、マイロはマイケルに懇願し・・・。

というお話です。

 

 

天才医師マイケル・モービウス。彼は幼いころから血液の難病を患っていた。しかし頭脳は天才的で、若くして博士号を取得し、人工血液の開発により世界の人々を死から救った功績によりノーベ〇賞を受賞するが授賞式でその賞を蹴って帰ってくるという暴挙に出る。

彼が必死で研究する理由は、自分と同じ病に苦しみ、同じ病棟で兄弟のように育った親友のマイロの為に、一日も早く、治療法を見つけ出したいという強い思いがあったからだった。



 

そして、マイケルは実験的な治療を自らに施す。それはコウモリの血清を投与するという危険すぎる治療法だった。血吸いコウモリは、動物の血液を食料とする為に、飲干すまで凝固させないというDNAを持っている。その遺伝子を取込めば、血液の病気は治るのではないかと考えたのだった。

実験後、彼の身体は激変する。全身から力がみなぎり隆起した筋肉で覆われ、超人的なスピードと飛行能力、さらには周囲の状況を瞬時に感知するレーダー能力を手にする。しかし、その代償として、抑えきれない“血への渇望”。まるで血に飢えた吸血コウモリのようになってしまう。



 

自らをコントロールする為に人工血液を飲み、薄れゆく<人間>としての意識を保つマイケルの前に、生きる為にその血清を投与してほしいとマイロが現れる。懇願するマイロを「危険すぎる、人間ではいられなくなる」と拒み続ける、マイケル。

しかし、NYの街では、次々と全身の血が抜かれた殺人事件が頻発する。そしてマイケルがその犯人とされてしまい・・・。後は、映画を観てくださいね。

 

 

スパイダーマン ノーウエイホーム後、初のマルチバースに関わる映画が公開されました。モービウス自体は、普通にダークヒーローとして、その世界に存在しているのですが、この世界にスパイダーマンがいるのかどうかは、今回の映画では分かりませんでした。でも、モービウスが、映画の途中で自分をヴェノムと偽っていることから、この世界では、ヴェノムが活躍しているのでしょう。

 

確か、スパイダーマンの最後に、ヴェノムが、”こいつに会わなきゃいけない。”と言っていたような気がするので、自分の世界にスパイダーマンはいないのかなと思ったんです。マルチバースを使って、別の世界で出会うという事なのかな。この内容があるので、モービウスの世界には、スパイダーマンが存在していないのかもしれません。なので、これから、他の世界から入ってくるのか、それともモービウスや、最後の最後に出てきたヴァルチャーが、マルチバースを使って、スパイダーマンのいる世界に移動するのか、今後が楽しみです。

 

 

モービウスの内容に移ります。モービウスは、血液の病気で、子供の頃から死と闘っています。話を聞いていたら、1日3回、血液を交換しなければいけないと言っていました。そして、コウモリは血液を飲干すまで血液を固まらせない遺伝子を持っているというようなセリフがありましたので、モービウスとマイロは、何もしないと血液が固まってしまう病気なのかなと思いました。なので、コウモリの遺伝子を使って、固まってしまう部分を入れ替えれば、血液は固まらず、普通に生活をすることが出来ると考えたのだと思います。

 

そうそう天才的な頭脳を持つモービウスは、ノーベル授賞式に出ながら、要らないと言ったようなんです。酷いでしょ。とっても失礼ですよね。それなら最初から辞退しなくちゃ。ここら辺が、根性曲がってる性格が出ていて、ダークヒーローとなってしまう要素なのかなと思いました。正当なヒーローなら、辞退するか、喜んで貰うか、どちらかですもんね。

 

 

でも、元々が悪い人間ではないので、人を殺してはいけないと自分に抑制をかけているし、血液の病気の子を助けたいと思っているんです。でも、今回の血清を使うと、自分みたいな化物になってしまうので、使えないと思っているんだけど、親友のマイロが使っちゃって、敵になってしまうという、悲しい展開を辿ります。

 

マイロって、凄いお金持ちの子供みたいでした。大会社を幾つも持っているような、そんな人みたい。そして、モービウスの研究にお金を出していたんです。私は、もう少し、マイロのお金持ち生活を見てみたかったな。あまりマイロの描写が無くて、化け物になってからしかそんなに出てこないので、残念でした。トニー・スタークみたいに、俺の金持ち具合を見てみろって感じでやってくれたら面白かったのになぁ。

 

 

モービウスというキャラクターですが、はっきり言って、吸血鬼と変わりがないので、そんなに目新しいという雰囲気がありません。ただ、彼がマルチバースに関わってくると言うだけで、なんだか映画化したのかなと見えてしまい、うーん、どうなんだろうと思いました。ちょっと、キャラクターを増やしすぎていませんか?こんなに悪い奴が一杯いる世界って、成り立たないと思うんだけどどうかしら。

 

ジャッド・レトさん、好きな役者さんなので、彼がこの世界に入ってくれるのは嬉しいのですが、そろそろ限界なんじゃないかなぁと思い始めました。少し整理していかないと、多すぎるし、観る方も覚えていられません。好きだから覚えるけども、面倒です。どーせ、ソーみたいな神様も出てきてるんだから、神様の力で、統合しちゃったらどうなのかしら。少し考えて欲しいと、今回思いました。

 

 

私は、この映画、お薦めしたいと思います。但し、この世界のファンで、沢山の出来事を覚える気持ちがある方に限定です。さすがに、そろそろファンも付いてこなくなっているのかなと思っているので、万人に薦めても、よく解らなかったと言われちゃいそうです。マニアさんにお薦めって感じかしら。私はこの世界が好きなので、観ていきたいと思いますが、ちょっと誰にでもとは行きません。好きな方は、ぜひ、観に行ってみてください。

ぜひ、楽しんできてくださいね。カメ

 

 

「モービウス」