「KAPPEI カッペイ」おバカな内容だけど、皆さん真剣に演じていてプロだなぁと感心しました。 | ゆきがめのシネマ。劇場に映画を観に行こっ!!

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観てきた映画、全部、語っちゃいます!ほとんど1日に1本は観ているかな。映画祭も大好きで色々な映画祭に参加してみてます。最近は、演劇も好きで、良く観に行っていますよ。お気軽にコメントしてください。
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「KAPPEI カッペイ」を観てきました。

 

ストーリーは、

1999年7月に世界が滅亡するという「ノストラダムスの大予言」を信じ、乱世の救世主となるべく、人里離れた地で修行に明け暮れていた男・勝平。しかし、世界が滅亡する気配は一向にない。そしてある時、勝平をはじめとした「終末の戦士」たちは、師範から突如「解散」を命じられた。東京へと流れ着き、右も左もわからぬ大都会で、気弱な大学生・啓太を助けた勝平は、それをきっかけに天真爛漫な女子大生・山瀬ハルと知り合い、人生で初めての恋をする。そんな勝平の前に、かつてともに修行に励んだ守、正義、英雄らたちが現れて・・・。

というお話です。

 

 

1999年7月に世界が滅亡するというノストラダムスの大予言を信じ、乱世の救世主となるべく、人里離れた地で、殺人拳・無戒殺風拳の修行に人生を捧げてきた男・勝平。

無戒殺風拳とは、獅子・蛇・馬・龍・・などを象徴する流派に別れ、それぞれ超人的な能力を発揮する。週末の戦士たちは構えるだけで「殺風」と呼ばれるオーラを放ち、戦わずして相手を委縮させる技だ。



 

だが、世界が滅亡する気配など一向に感じられないまま、師範から突如「解散」を命じられた終末の戦士たちは、それぞれ東京の地へと流れ着く。

勝平は、右も左もわからぬ大都会で、気弱な大学生・啓太を助けたことをきっかけに、天真爛漫な女子大生・山瀬ハルと出会い、人生で初めて恋を知る。そんな勝平の前に、かつてともに修行に明け暮れた、守・正義・英雄ら最強の漢たちも現れてくる。この地に集結した最強の男たちは、これから何をして行くというのか。 後は、映画を観てくださいね。

 

 

この映画、うーん、バカみたいなんだけど、凄く面白かった。全く頭を使わず、ぼんやり観ながら大笑いして、日ごろのストレスを発散させるような作品でした。最強の漢たちは、無駄な?筋肉をひけらかして、グイグイとこれでもかって見せつけてくるので、その圧が凄いのよ。いや、確かに美しい筋肉でしたよ。でもね、そんなに見せつけて来なくても・・・。(笑)

 

まず、この最強の戦士たちは、無戒殺風拳を取得する為に、どこかに籠って修行をしていたようなのですが、今は2022年でしょ。1999年にノストラダムスの予言で終末がくるって行ってたんだから、来なかったと解ってから、23年も経った訳ですよ。確か、正義の年齢が45歳って言っていたから、20代前半には、既に終末が来なかったと解っていたので、その時に解散してくれていれば、もっと普通の生活が送れたのだと思うけど、既に45歳になって、解散と言われても、潰しが利かないわよねぇ。あの師匠、酷いと思いました。古田さんが演じているんですけどね。

 

 

子供の頃から、あんな岩場のような場所で育てられて、修行をさせられたら、考え方も偏っちゃいますよね。学校にも行っていなかったって事でしょ。まぁ、漫画だからイイんだけど、なんだか、笑っちゃったなぁ。まだ、小学生くらいの男の子たちに、フンドシを掃かせてて、可愛かったけど、子供たち、恥ずかしかっただろうなぁ。

 

ヒロインのハルちゃんを上白石萌歌さんが演じていて、本当に可愛かった。こんなに可愛かったら、そりゃ、女性に免疫が無い男は、みーんな好きになっちゃうだろうなぁって思っちゃいました。それにしてもいくら先輩効果があったとしても、堀田先輩を好きになっちゃうってどーなのかなぁ。あの先輩、とっても性格が良かったりするのかしら。うーん、ちょっとキモかったんだけど。ワザとなんだろうけど、イヤだったなぁ。

 

 

そうそう、勝平の同期の守役を大貫勇輔さんが演じていたのですが、やっぱりダンスをすると綺麗ですね。本当に美しいです。ルパンの娘の時も、凄い人だなぁと思ったけど、今回の汗臭い勝平たちの中で、唯一、ちょっと爽やかな風が吹くような人で、汗臭い感じはあるけど、近くにいても大丈夫な感じのキャラでした。エンディングで、漫画原作のキャラの絵が出てきたのですが、守役、ピッタリでしたね。驚くほどの再現率で、ビックリしました。

 

最後に勝平についてですが、よく伊藤さん、演じられました。本当にプロの役者だなと思いましたよ。”海猿”のヒーローから、”悪の経典”のサイコパスまで、凄い役を今までも演じてきたけど、今回のようなぶっ飛んだ役も違和感ないように演じていられて、スゲー!って思いました。今作の吹っ切れ方は、ハンパじゃなかったですもん。”WOOD JOB!”の時もフンドシで弾けていたけど、それ以上に笑わせていただきました。良かったです。プロだなぁって思いました。これからも楽しみです。そうそう、WOWOWのドラマも観なくちゃと思っていたんだったわ。

 

 

この映画、私は、お薦めしたいと思います。でも、好き嫌いがあるかもね。おバカな映画を心底笑える方と、全く笑えない方と、2通りいるかもしれないなって思いました。私は大好きですが、真面目な単館系映画を観ている方には、合わないかもしれません。でも、この春、大笑いしたいなら、この映画じゃないかなって思いました。ぜひ、観に行ってみてください。

ぜひ、楽しんできてくださいね。カメ

 

 

「KAPPEI カッペイ」