「ウェディング・ハイ」群像劇だから仕方ないとは思うけど内容がバラバラして見難かったです。 | ゆきがめのシネマ。劇場に映画を観に行こっ!!

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観てきた映画、全部、語っちゃいます!ほとんど1日に1本は観ているかな。映画祭も大好きで色々な映画祭に参加してみてます。最近は、演劇も好きで、良く観に行っていますよ。お気軽にコメントしてください。
スミマセンが、ペタの受付を一時中断しています。ごめんなさい。

 

「ウェディング・ハイ」を観てきました。

 

ストーリーは、

根は真面目な石川彰人と新田遥のカップルは、ウェディングプランナーの中越真帆に支えられながら結婚式の準備を進め、ようやく式当日を迎える。新郎新婦の紹介VTRや主賓挨拶、乾杯の発声といった定番の演目に並々ならぬ情熱を注ぐ参列者たちだったが、熱すぎる思いが暴走し、式は思わぬ方向へと展開。新郎新婦からのSOSを受けた中越は、知恵と工夫で数々の難題に立ち向かうが、さらに遥の元恋人・裕也や謎の男・澤田も現れて・・・。

というお話です。

 

 

結婚式、それは新郎新婦にとって人生最大のイベント!友人の紹介で知り合った彰人と遥は、1年の付き合いを経てプロポーズ、結婚となった。彰人は結婚式はあまりやりたくなかったが、遥は張り切っていたし、ここで反対してはと思い、遥に協力していくことを誓う。

結婚式場に見学に行き、そこでの結婚式を決めた二人は、ウェディング・プランナーの中越に支えられ、日程、客の選定、座席表、食事、ドレスなどなど、沢山の選択をし、結婚式を迎えることとなる。



 

新郎・彰人と新婦・遥は、ここで幸せな式を迎える、はずだった。しかし、スピーチに命を懸ける上司・財津をはじめ、クセ者参列者たちの熱すぎる想いが大暴走!友人や親族の余興を断れなかった二人は、時間を目一杯使っての式を計画していたため、押してしまうと、途中で式を中断せざるを得なくなってしまう。何故なら、夜の回の式があるからだ。

プランナーの中越は、時間が60分も押していることを伝え、二人にいくつかの余興を断るように頼むが、出来れば全部やりたいという二人。嫌とは言えない中越は、そこで”何とかします。”と答えてしまう。そして、究極の手段を考え出した。時間を短縮するために、誰もが大忙しで動き回る結婚式場。果たして式は時間内に終わるのか。



 

さらに新婦の元カレ・裕也や、謎の男・澤田も現れ、式場の中で、何が起こっているのか、もう良く解らない。しかし、この結婚式を失敗しては、二人の未来が暗いものになってしまう。失敗しないプランナーの中越は、すべての難題をクリアし、2人に最高の結婚式を贈ることが出来るのか!? 後は、映画を観てくださいね。

 

この映画、コメディなので笑えるのですが、群像劇なので、どーも話が平ぺったくなってしまっていて、これという主軸が目立ってこないんです。結婚式がメインなので、新郎新婦の話を中心に、もう少し目立たせてくれれば何となく納得は出来たかもしれませんが、どーも、周りの人々の話も面白くしようとしてなのか、そっちが気になってしまって、結婚式というものが、浮いてしまっているように感じました。

 

 

ウェディング・プランナーの中越の手腕を描いているのですが、そちらも中途半端で、裏でどのように動いていて、仕事をしているのか、手配をしているかなどは、待ったく描かれず、何故か彼女がどうしてプランナーになったのかなど、無駄な情報が多いんです。きっと、ウェディング・プランナーなら、時間の采配だけではなく、料金などの采配もあるだろうし、色々な仕事があると思うんです。でも、ただ、時間通りに進めることだけが仕事のように描いているので、やっていることは笑えるのですが、その場だけの笑いで、話が一つになっていないので、終わってから考えると、自分の中に何も残らないんですよねぇ。

 

結婚式で、スピーチが長くなりという部分も、よくある話なので、ちょっと途中で飽きが来てしまったり、元カレの話も、謎の男の話も、うーん、蛇足に見えてしまって、何だか、スッキリしませんでした。面白くしたくて、あれも入れたんだろうけど、話が飛び飛びで、イライラしました。構成が悪かったのかしら。なんだか、観ていて、凄く見難かった気がします。

 

 

そんな感じだったので、あまり感想も無いんです。心に残る映画ではないので、仕方ないのですが、コメディでも、もう少し心に響く映画にして欲しかったかな。観た後に何も残らない映画って、結構、観た後に悲しくなるんです。この時間、何だったんだろうって。

 

キャストは、良い俳優さんが集まっていましたよ。中村さんと関さんが彰人と遥を演じていて、かわいい新婚カップルでした。そして、プランナーには、篠原さん。久しぶりの主演かな。彼女は面白いのですが、今回は、彼女のキャラクターが活きていなかったような気がしました。真面目なプランナーなのは良いのですが、柔軟性のある人間臭い雰囲気も出してほしかったかな。お客様のことを思ってというよりは、仕事の為に機械的にやっているように感じられる部分もあって、感動が無いんです。残念だったな。

 

 

うーん、良い感想が出てきません。キャストは良かったということと、余興の部分のテンポが良くて、楽しそうだなと思ったことくらいかしら。何度考えても、あの元カレの部分と、謎の男の部分は無駄だったなぁ。その分、結婚式の準備とかを描いたり、プランナーたちの打合せを描くことに使ったりして欲しかったかな。プログラム通りに進めるために、どんな打合せをしていたかなどの方が、面白かっただろうに。

 

ごめんなさい。良い感想が書けませんでした。もっと、この映画の魅力を伝えたかったんだけど、話にまとまりが無くて、観ていて辛かったんです。バカリズムさんの脚本なので、面白いかなと思って観に行ったのですが、これは、ちょっと今までの様にはいっていないようです。OLの話とかは面白かったのにね。


 

私は、この映画、まぁ、お薦めしておこうかな。キャストは確かに良いです。演技も上手い方がそろっているので、その場面、その場面は楽しめると思うのですが、全体像を考えるとまとまりが無いので、お笑いのバラエティを観たというような感じになってしまい、感動は残りません。なので、ストーリーを期待していくのは辞めた方が良いのかなと思いました。私は、中村さんと皆川猿時さんを楽しみに観に行ったので、まぁ、満足してきたんですけどね。ぜひ、観に行ってみてください。

ぜひ、楽しんできてくださいね。カメ

 

 

「ウェディング・ハイ」