「THE BATMAN ザ・バットマン」若いブルースは反抗期を抜けてないけど、成長が楽しみです。 | ゆきがめのシネマ。劇場に映画を観に行こっ!!

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観てきた映画、全部、語っちゃいます!ほとんど1日に1本は観ているかな。映画祭も大好きで色々な映画祭に参加してみてます。最近は、演劇も好きで、良く観に行っていますよ。お気軽にコメントしてください。
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「THE BATMAN ザ・バットマン」を観てきました。

 

ストーリーは、

両親を殺された過去を持つ青年ブルースは復讐を誓い、夜になると黒いマスクで素顔を隠し、犯罪者を見つけては力でねじ伏せ、悪と敵対する「バットマン」になろうとしていた。ある日、連続殺人事件が発生。最狂の知能犯リドラーが犯人として名乗りを上げる。リドラーは犯行の際、必ず「なぞなぞ」を残し、警察や優秀な探偵でもあるブルースを挑発する。やがて政府の陰謀やブルースの過去、彼の父親が犯した罪が暴かれていくが・・・。

というお話です。

 

 

ゴッサムシティでは誰もが知っている名家ウェイン家の御曹司ブルース・ウェイン。子供の頃に目の前で両親を殺され、それ以降、あまり人前に出なくなってしまった。実は、彼は、両親殺害の復讐を誓い、悪と敵対する存在”バットマン”となって活動し始め、2年が過ぎていた。

ある日、権力者を標的とした連続殺人事件が発生。まず市長が殺され、その死体には”なぞなぞ”と、バットマンへの手紙が添えられていた。ゴードン刑事から呼び出され現場に現れたバットマンは、謎の暗号を持ち帰り解読を始める。犯人を名乗るリドラーは、殺人を続け、警察やバットマンとなったブルースを挑発し続ける。



 

史上最狂の知能犯リドラーの謎を一つづつ解読していくブルースだったが、その謎が段々と自分の過去に繋がり始めている事に気が付く。ウェイン家の過去に一体、何があったのか。そして、ゴッサムシティを、現在のように荒廃させた犯人は誰なのか。

 

謎を辿ると、ゴッサムの裏社会を牛耳る犯罪王ファルコーネに辿り着く。彼は、医師であるブルースの父親が命を助けた事があった。ブルースの顔でファルコーネに会いに行き、真実が知りたいと詰め寄ると、彼から驚くような話を聞かされる。何も信じられなくなったブルースは、混乱し、今までの良心が崩れていく。



 

そしてリドラーからの新しいメッセージが届く。最後のメッセージは、「次の犠牲者はバットマン」。ゴッサムシティの裏に隠された嘘を暴き、人々を恐怖に陥れるリドラーを前に、ブルースは自分の過去、ウェイン家の過去に向き合い、良心を保って戦うことが出来るのか。後は、映画を観てくださいね。
 

待ちに待ったバットマン、観てきました。面白かったです。3時間の長丁場ですが、時間を感じさせません。このバットマンは、まだ始めて直ぐの頃なので、弱々しいし、メカも普通の車を改造したくらいのレベルのものでした。まぁ、今までのバットマンが超人過ぎたのかなとも思いますが、今回は、殴られて痛そうだし、武器もほとんど無いんです。普通の殴り合いをしちゃう感じでした。

 

 

ブルースも、まだまだ子供のような感じで、暗くて、アルフレッドにも反抗するような態度を取ったりと、幼い感じが残っていました。でも、この映画を最後まで観ると、きっと、この後、ゴッサムシティを変えていく為には、何が必要なのかという事を考えて、会社の経営をしっかりするようになり、素晴らしい発明もバンバンしていくのでしょう。元々、とても頭の良いブルースなので、やる気になれば、ちゃんと出来る子なのよ。でも、この映画の時点では、引きこもって、モゴモゴしている感じが残っていました。

 

この若い頃にリドラーとか、ペンギンと出会っている事になってしまうと、ジョーカーの位置が微妙ですが、まぁ、良いのかな。キャットウーマンのセリーナとも出会ってしまっていたので、どういう展開にしていくのか、とても楽しみです。これだけキャラを勢ぞろいさせていて、この1作でバットマンを終わらせるとは思えません。きっと、続きも考えていると思いますよ。エンディングの後に、「?」マークに続いて、何かメッセージが出ていたのですが、その謎は解けませんでした。何が書いてあったのかな。誰か、見てきてください!

 

 

映画の内容に話を戻しますと、ブルースは、この映画で両親を殺したらしき人物を知ることになります。そして、その理由も。リドラーのなぞなぞに誘導されて、途中で悪い方向へ行ってしまいそうになりますが、何とか修正して、ヒーローとなって戻ってきます。書けない部分が多いので、面白さを伝えるのが難しいのですが、今回のブルースは、とても人間らしい人物です。今までのような完璧さは無く、いつも迷って、悩んで、考え込んでいる時間が多いです。そして、完璧な答えを導き出せるとは限りません。間違えるところが、とても良いなと思いました。間違えて、学んでいくんです。失敗を経験しないと、強くなりませんよね。それが、キチンと描かれていました。なので、とても愛すべきブルース・ウェインでした。

 

今までのバットマンがあまりにもスマート過ぎたので、ロバート・パティンソンさんだと、クセがあり過ぎるんじゃないかと思っていましたが、観てみたら、このバットマンなら、成長してスマートなバットマンになりそうだなと感じることが出来ました。当たり役だと思います。まだまだ、若いので、アクションもドタドタしているし、飛び降りるんでも躊躇しながらなのですが、そりゃ、そうですよ。まだ、色々な開発をしていなくて、バットスーツも弾丸は弾くことが出来たけど、それ以上の機能は無さそうでしたもん。まだまだ、厚いラバーの様だったし、動き難そうでした。でも、それが、初期のバットマンだったんだと思えて、楽しめましたよ。

 

 

キャット役のゾーイ・クラヴィッツさん、アクションが綺麗でした。練習したんでしょうね。バットマンよりも、スマートでカッコ良かったです。魅力的なキャットでした。そして、私が大好きなアルフレッドですが、今度のアルフレッドは、まだ完璧なアルフレッドじゃありません。ブルースが振り向くと、グラスを持って待っていそうな感じじゃありませんでした。子供を見守っている父親代わりの執事という感じでした。まだまだ、ブルースと呼吸が合っているという感じではないですね。でも、これからずっと影になり、彼を支えていくのでしょう。私もアルフレッドが欲しいなぁ。

 

今回、ペンギンが出てくるのですが、ぱっと見では、コリン・ファレルさんとは全く解りません。え?と思って、よく見たら、目の辺りがコリン・ファレルでした。まだまだ下っ端の存在でしたが、これから極悪人になって行くのでしょう。以前の作品では、本物のペンギンにミサイルを積ませて突っ込ませていたけど、ちょっとそんな事をしそうには見えませんでした。可哀想だからやらないで欲しいな。

 

 

リドラーというと、ジム・キャリーのイメージが強くて、今回はイマイチ、リドラーという感じがしませんでした。只の狂人って感じかしら。でも、こちらの方がコミックのイメージなのかな?原作を知らないので、何とも言えませんが、ジム・キャリーのリドラーとは、全く違います。ジムのは、まるで”はてなマン”だったもんねー。あ、”はてなマン”って知りませんか?ひょうきん族で明石家さんまさんがやっていたキャラです。

 

新しいバットマン、とっても面白かったので、私は気に入りました。3時間あるけど、また観に行っても良いかなと思いました。でも、どうかなぁ、IMAXで観るほどではないかなと思ったんですけど。大きくて速いアクションはそれほど無いし、スパイダーマンの迫力とは違う、人間臭い映画だったので、そんなに気になりませんでした。

 

 

私は、この映画、超!超!超!お薦めしたいと思います。私は、新しいバットマン、お気に入りになりました。もっと、成長していくバットマンが観たいな。これからどんどん、新しい開発をして、彼が超人になっていくのだろうから、それが楽しみです。バットモービルも凄くなるんだろうし、その開発が進むのと同時に、ゴッサムシティも良くなっていくというストーリーになってくれたら嬉しいなぁ。出来れば、ロビンやバットガールも参加してくれたら嬉しいな。そうそう、今回、ウェイン家の持ち物で、廃墟になった孤児院が出てきました。これが、今後、どうにかなっていくのかなと思います。ぜひ、観に行ってみてください。

ぜひ、楽しんできてくださいね。カメ

 

 

「THE BATMAN ザ・バットマン」