「嘘喰い」漫画原作の命がけのゲームの話です。キャストは良いけどストーリーは少し物足りないかな。 | ゆきがめのシネマ。劇場に映画を観に行こっ!!

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観てきた映画、全部、語っちゃいます!ほとんど1日に1本は観ているかな。映画祭も大好きで色々な映画祭に参加してみてます。最近は、演劇も好きで、良く観に行っていますよ。お気軽にコメントしてください。
スミマセンが、ペタの受付を一時中断しています。ごめんなさい。

「嘘喰い」を観てきました。

 

ストーリーは、

絶大な支配力を誇る闇ギャンブル倶楽部「賭郎」。一世一代の大勝負に敗れて会員権をはく奪されてしまった「嘘喰い」こと斑目貘だったが、新たな会員の佐田国一輝が倶楽部を荒らしていると聞き、再び姿を現す。闇金から貘に救われた負け組の青年・梶隆臣、闇カジノのオーナーでヤクザ組長の鞍馬蘭子と協力した貘は、欲望にまみれた超一流のイカサマ師たちを相手に、敗者には残酷な死が待ち受ける危険なデスゲームに挑む。

というお話です。

 

 

国家をも凌ぐ支配力を誇る、闇ギャンブル倶楽部“賭郎”。その頂点を決する一世一代の大勝負でお屋形様・切間創一に敗れ、“賭郎”の会員権を剥奪された天才ギャンブラーの“嘘喰い”=斑目貘。

 

新たな会員の佐田国一輝が倶楽部を荒らしているという噂を聞きつけ、再び姿を現す。この佐田国は天才科学者であり、メタンハイドレードの採掘技術を世界と共有しようとしていがのだが、国の利益を考えた政治家に罠を仕掛けられ、研究仲間を殺され、自分も酷い怪我を追ってしまった。身体が回復し、復讐を考えた佐田国は、”賭郎”を使って政治家たちに復讐をし、ある目的の為に、金の亡者たちを蹴散らしていたのだった。

 

 

田舎に隠れていた獏は、闇金から追われていた人生負け組の青年・梶隆臣を助けて、彼と組むことになる。まず、”賭郎”の会員権を手に入れるため、欲望にまみれたイカサマ師である老人と勝負をすることになる。老人の手の内を読んだ獏は、見事敵を倒し、老人の会員権を手に入れる。獏は会員権をはく奪された身なので、梶を会員として、闇カジノのオーナーでヤクザ組長・鞍馬蘭子とも協力し、”賭郎”へと足を踏み入れる。

 

極悪ディーラー、快楽殺人者、マッド・サイエンティスト、が仕掛ける絶望的なギャンブル勝負の数々。もし負ければ、“賭郎”の立会人・夜行妃古壱や目蒲鬼郎が、命を含む代償を容赦なく取り立てる。殺しにイカサマ、裏工作が当たり前の頭脳心理戦で、貘は嘘を見破り、勝ち残ることができるのか!?

 

 

佐田国一輝との闘いを望んだ獏と梶は、”賭郎”にて、「ババ抜き勝負」をすることになる。しかし、このババ抜きは、イカサマも何でもありの勝負で、負けた方には死が待っている。史上最恐にヤバい究極の騙し合いゲームを始めた獏に、勝ち目はあるのか。後は、映画を観てくださいね。

 

これ、原作は漫画なんですね。読んだことが無いのですが、もう連載は終わっているのかな。映画では、主役を横浜流星さんが演じるとのことで、楽しみに映画を観に行ってきました。

 

 

ストーリーは、ちょっと唐突に始まって、ゲームをするという感じで、今までの”カイジ”や”ライアーゲーム”などの、命を賭けたゲームをする話と同じです。今回のゲームは、簡単なゲームもあって、イカサマをやっても見つからなければ良いというルールがあるというものでした。まぁ、他の作品もそうなんだけど、一応、そういうルールでした。

 

映画は、”賭郎”というギャンブルクラブで、主人公の獏が負ける場面から始まりました。お屋形様というボスがいて、彼とゲームをして、勝てば、そのクラブのボスとなれるらしく、獏は挑戦したのですが、負けてしまい、島流しにされてしまいます。島流しと言っても、普通に田舎に引っ込んだだけなんだけどね。でも、賭郎に、凄い実力の佐田国という男が現れたという噂を聞いて、獏は、ギャンブルの世界に舞い戻ります。

 

 

でね、まず賭郎の会員権をはく奪された訳だから、また手に入れなくちゃいけないんですね。そして獏は会員になれないから、誰かを会員にさせて、一緒にゲームをするという形を取らなくちゃいけないって事なんです。

 

で、ヤクザ組長の鞍馬蘭子に会員権を使わせて欲しいと頼むんだけど断られてしまい、ある老人から手に入れることを画策します。その時に、田舎から横浜に戻ってきた時に出会った梶を使うんです。このお話の舞台なのですが、最初は横浜にいて、懐かしいとか言ってたんだけど、蘭子と会う時は、六本木にいたのよね。賭郎は、どこにある設定なのかしら。六本木だといかにもって感じなんだけど。横浜にしては、ちょっと合わなかったのよね。そうそう、横浜に帰ってきた時に、自販機でジュースを買おうとして梶と出会うんだけど、その時に「横浜に帰ってきたら”これ”でしょ。」って缶ジュースらしきものを飲んでいるんです。あれ、何だったのかしら。知りたいなぁ。知っている方、教えてください。

 

 

で、まぁ、金持ちの老人から会員権を巻き上げて、やっとこさで、賭郎との接点が持てるようになるんです。そして、佐田国とゲームをすることになります。この佐田国という人物は良い人なんだけど、酷いことをされて、その復讐の為に、賭郎で暴れ始めるんです。いやぁ、凄いですよ。メタンハイドレードを取り出して、どうエネルギーとして使うかっていうのって、まだ確立されていないんじゃないかな。

 

世界的ベストセラーの「深海のYrr」という小説でも描かれているけど、メタンハイドレードって、簡単に掘り出して使いましょって事が出来ないのよ。でも、この佐田国が開発したって言うんですから、凄いでしょ。その技術を、日本政府と一緒になって世界に売ろうと佐田国に近寄った政治家がいて、そいつが、佐田国が無償配布しますというと、彼の研究室ごと爆破したんです。酷いでしょ。

 

 

何で、そんな良い人が賭郎で勝って、人を殺しているのかというと、復讐と、もう一つ理由あるんです。そのもう一つの理由は、獏と同じなんだけど、二人で仲良く一緒にとはならないのよね。まぁ、ギャンブルなんだから、仕方ないんだろうけど。

 

ゲームに関しては、思ったほど考えられていませんでした。ババ抜きは、本当に普通のババ抜きなんです。どうやってイカサマをして、相手に勝つかというのが問題で、ゲーム自体は、なんのトリックも無いんです。なので、思ったよりも面白いと言う感じがしませんでした。やっぱりカイジが面白かったなぁ。

 

 

横浜さんは、凄くカッコイイんだけど、イマイチ、頭が良さそうに見えなくて、ちょっと残念だったかな。もう少し落ち着いてきたら、ピッタリになるのかもしれません。佐田さんは、ピッタリだったかな。蘭子役の白石さん、いつもはもっと上手いんだけど、今回、言葉遣いが難しかったのか、とってもたどたどしくて、無理やり喋っているように見えてしまい、違和感がありました。勿体なかったな。セリフを考えてあげれば良かったのに。

 

他の役者さんたちは、ほとんどベテランの方々だったので、安定していました。あ、そうそう、お屋形様役を桜井海音さんが演じていて、ほとんど喋らないんだけど、カッコ良かったです。初めてお顔をアップで見たけど、綺麗な顔してますね。これからが楽しみです。

 

この映画、続編を作るつもりなのかなと思わせるような終わり方でした。もう少し、スッキリした終わり方にして欲しかったけど、まぁ、最近はこういう感じが多いから仕方ないのかな。

 

 

私は、この映画、お薦めしたいと思います。面白いし、ビジュアルも良いので、気持ち良く見れますが、内容がちょっと練られていないような気がしました。こういうゲーム系の映画は、幾つもあるので、簡単に解りやすく作ってしまうと、面白くないように見えてしまいます。もう少し、やり方があったんじゃないかなぁと思ってしまいました。キャストは素敵でしたけどね。(笑) ぜひ、観に行ってみてください。

ぜひ、楽しんできてくださいね。カメ

 

 

「嘘喰い」