「こんにちは、私のお母さん」高校生役を40代のオバサンが!?と思ったら監督が演じてました。 | ゆきがめのシネマ。劇場に映画を観に行こっ!!

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観てきた映画、全部、語っちゃいます!ほとんど1日に1本は観ているかな。映画祭も大好きで色々な映画祭に参加してみてます。最近は、演劇も好きで、良く観に行っていますよ。お気軽にコメントしてください。
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「こんにちは、私のお母さん」を観てきました。

 

ストーリーは、

元気と明るさだけが取り柄で、何をやっても上手くいかず母に苦労ばかりかけてきた娘。ある日、母と一緒に交通事故に巻き込まれたことをきっかけに、20年前の1981年にタイムスリップしてしまう。そこで若き日の母と出会った彼女は、母の幸せのため、お金持ちの男性と結婚させようと奮闘する。しかしそれは、自分がこの世に産まれてこないことを意味していた。

というお話です。

 

 

明るく元気な高校生ジア・シャオリンと優しい母リ・ホワンインは大の仲良し。ジアは子供の頃から勉強が全く出来ず、いつも怒られてばかりだったが、何とか大学に合格出来たという事で、大学合格祝賀会を開くことに。しかし、合格通知を偽造していたことがバレて、大目玉をくらう。

 

祝賀会を終え、ジアと母親は二人乗りした自転車で家に帰る途中、交通事故に遭ってしまう。病院で意識のない母を見てジアは泣き続け、そして気がつくと・・・。

 

 

20年前の1981年にタイムスリップしていた!独身の若かりし母と〝再会〟したジアは、最愛の母に苦労ばかりかけてきたことを心から悔やみ、今こそ親孝行するチャンスだと奮起。TVを他の人よりも早く購入するのを手助けしたり、働いている工場で行われるバレーボール大会に出場することが幸福に繋がると知ると、自分が生まれなくなっても構わないから、母に幸せになって貰おうと、大会に参加させようとする。

 

母の夢を叶え、幸せな人生を築いてもらうことが、娘としてできる「贈り物」だと考えていたのだった。その甲斐もあり、母は工場長の息子と知り合うことになり、もし上手く行けば、ジアの父親と知り合う事も無く、ジアも産まれてこないことになる。しかし、やがてジアは“ある真実”に気づくことになる。そして・・・。後は、映画を観てくださいね。

 

 

この映画、一般的には感動作なんだろうけど、ごめんなさい、私は、ちょっとダメでした。内容は、とても良いんですよ。子供の頃から、何をやっても失敗するようなジアは、いつも母親に助けて貰ってたんです。ある時、タイムスリップして、母の若い頃に会うことになり、母親に幸せになって欲しいと願い、奮闘するという親孝行映画なので、私もその内容には、イイ話だなぁと思ったのですが、主人公のジアを演じているのが、監督兼女優のジア・リンさんなんです。

 

有名な方らしいのですが、私は初めて観ました。見た目が40歳くらいのオバサンが高校生の役をやっているので、あまりにも違和感があり、母親と同年代に見えてしまうので、どういう事???と戸惑ってしまいました。映画を観る前に、映画を調べておけばよかったのですが、まさか、監督が女優をやっているとは知らず、なんでこんなオバサンの女優を使ったんだろうと不思議で不思議で、その上、凄く太っているんです。母親は綺麗で痩せているのに、なんでオバサンに見える太った女優を使っているのかと思い、いきなり観る気が失せてしまったんです。

 

 

何とか、最後まで観て、やっぱり違和感があり、HPを見たら、監督が女優もやっていて、自分の母親の事を映画にしたと書いてあったので、そういうことなのかぁと納得しました。思った通り、監督は40歳くらいなんですね。だって、ほうれい線がすごい出ちゃってるんですもん。ま、でも、自分の母親の事を描いたのだから、自分で演じたかったのでしょうね。という訳で、印象が悪い状態で観たので、あまり感動が出来ませんでした。

 

主人公のジアは、本当に勉強が出来ないようで、母親が学校に呼び出され、勉強をさせてくださいと怒られるという子供でした。なんとか高校まで行き、大学受験をしたのですが失敗し、それを言えずに、合格通知を偽造するという凄い技を使うんです。凄いでしょ。これだけ色々な手段を使って誤魔化そうとするんだから、勉強は出来ないけど、頭は良いんでしょうね。笑ってしまいました。

 

 

事故に遭い、病院でタイムスリップをするんです。いきなり、1981年に飛んで、母親がまだ若く、工場で働いているという時代でした。ちょっと驚いたのですが、中国では1981年に、やっとテレビが発売されたんですかね。日本では、どの家庭にも当たり前のようにカラーテレビがあったのに、中国は違ったんだと驚きました。それに、工場が出てくるのですが、まるで昭和初期のような会社なんです。この映画を観ると、中国は、日本から見ると20年位遅れていたのかなと思いました。

 

そして、タイムスリップしたジアは、本当はその時代にはいない人間だから、もちろん住む場所も無いので、適当に嘘をついて何とかしようとしていると、ジアの母親の若い頃のリ・ホワンインが、もしかして自分の従妹の○○かしらと助け船を出してくれて、彼女の所に泊めてもらう事になるんです。

 

 

リ・ホワンインが幸せになれるよう、ジアは色々と動いて行きますが、お金持ちと結婚すれば、きっと幸せになれるだろうと考えて、工場長の息子とくっつけようとするんです。でも、そうなると自分は産まれないことになっちゃうのですが、それでも母親が幸せになれるならと行動するところが愛なんです。

 

うーん、内容は良いお話なんだけどなぁ。どうしても、ジアの見た目が気になっちゃってダメでした。先に、公式サイトで映画の内容を読んでおけば、監督が自分の母親のお話を描いたということで、それなら仕方ないねって思えたんだけど、女優さんだと思っていたので、違和感が消せませんでした。とても残念でしたが、最初に知った上で観れば、納得出来て、主人公に共感出来たかもしれません。私が悪かったのだと思います。

 

 

とても良い映画なので、私はお薦めしたいと思います。但し、前段階で情報を入れてから観に行った方が良いと思いました。さすがに、高校生役を40歳のオバサンが演じているのを、素直に観てくださいとは言えません。これは、訳があってこうなっていると解って観てください。でないと、私のように、なんなの???って事になります。でも、知っていれば、とても感動出来る作品だと思います。ぜひ、観に行ってみてください。

ぜひ、楽しんできてくださいね。カメ

 

 

「こんにちは、私のお母さん」