「ボス・ベイビー ファミリー・ミッション」を観てきました。
ストーリーは、
ボス・ベイビーと兄ティムが繰り広げた、赤ちゃんvs子犬のバトルから30年。ボス・ベイビーは今や正真正銘のエリート社長、一方のティムは2人の娘を育てる専業主夫となり、別々の人生を歩む兄弟はすっかり疎遠になっていた。ある日ベイビー株式会社に、悪の天才博士が世界征服を企んでいるという情報が入り、再びボス・ベイビーとティムの力が必要となる。その任務を伝えるため2人の前に現れたのは、新たに「ボス・レディ」に任命されたティムの娘ティナだった。
というお話です。
前作から30年後、大人になったティムは結婚し、妻のキャロルと2人の娘(8歳のタビサと乳児のティナ)と暮らしている。一方、彼の弟でボス・ベイビーことテッドは投資会社のCEOとして成功している。成長したタビサは大人びた行動をとるようになり、ティムが落ち込んでいると、ティナの部屋から物音が聞こえてきた。彼は、ティナがボス・ベイビーであり、特別な任務のためにテッドをそこに連れて行くように命じられていることを知る。ティムは「絶対に来ない」と電話を拒否するが、ティナはテッドに偽のボイスメールを送りつける。
翌朝、テッドがやってくる。ティナはテッドに自分がボス・ベイビーであることを明かし、2人に魔法のおしゃぶりを与えてベイビー・コープ社を訪れる。ティナは、タビサの学校に潜入し、学校の創設者で校長のアーウィン・アームストロング博士が両親に隠れて何を企んでいるのかを突き止めるために、48時間だけ子供に戻れるという新しい処方を兄弟に施す。
学校では、子供に戻ったティムがタビサのクラスについて行き、テッドは、アームストロングのオフィス調査に行くために、プレイルームから出るのを手伝うように赤ちゃんたちを集める。テッドは、アームストロングが実は赤ん坊で、親よりも頭がいいことに気づいて家出し、今は人気のスマホアプリを作ってお金を稼いでいることを知る。そして、彼の計画は、写真アプリにより親をゾンビ化させ、世界を子供の世界にすることだった。阻止しようと動き出すが、そう簡単に止められない。なんたって、子供とベビーなんだから。そして・・・。後は、映画を観てくださいね。
あのボス・ベイビーの続編です。本当の事を言うと、今回、大人になったティムとテッドが、わざわざ子供になって事件を解決しなければならない意味が解らなかったのですが、まぁ、そういう趣旨だから、仕方ないですね。だって、大人として戦った方が、よっぽど楽だったと思うのよ。不思議でしょ。わざわざ子供に戻って、潜入するには簡単かもしれないけど、戦いになったら小さいと色々届かないだろうし、相手は、わざわざ大人変装メカを持っていて戦ってくるんだから、おいおい、間違っているよって言いたくなったけど、ベビーでないと映画にならないから、ま、仕方ないですね。
ティムの娘のタビサが入った学校が革新的な学校のようで、子供たちが自分たちで自主性を持って勉強するという学校らしく、タビサが突然に大人になってしまったような態度をとるようになり、ティムはとても寂しくなってしまいます。そんな時に、隣のティナの部屋から声が聞こえて、ティナもボス・ベイビーだという事が解るんです。これって、遺伝するのかしら。
ボス・ベイビー社からの依頼を請けて、タビサが通っている学校が何か怪しいというので捜査をすることになるんです。とっても怪しげな学校なんだけど、でも、子供にとっては、こんな学校があったら良いんじゃないかな。自主性を重んじるし、色々な事にチャレンジさせるのは、良いことなんじゃないのって思いました。ま、校長がやろうとしてたことは問題だけどね。
そんな学校を潰す為に、子供とベビーになって潜入したティムとテッドなんだけど、敵のベビー忍者部隊が強いし、娘のタビサの歌の発表会は潰したくないし、何だか、面倒な事が重なっていて、大騒ぎになっちゃうんです。それに、謎のアプリが起動したりして、大人がゾンビになるんだけど、ゾンビにしたからって、自分たちも大人に成長するんだから、仕方ないと思うんですけどね。考えれば考えるほど、なんか、納得が行かないお話なんだけど、そこを突いちゃいけないのよね。
うーん、あんまり内容が無いので、感想も無いのよねぇ。可愛いけど憎らしいというのは、前作と同じだけど、それ以上のモノって感じませんでした。そんなに目新しくは無いし、くどいし、ちょっと疲れました。
私は、この映画、お薦めしたいと思います。頭を使わなくて、騒いで楽しむ映画だと思います。でも、前作を観た人は、ちょっと物足りないと思うかもしれません。だって、ベビーでなきゃいけないという意味が無い事に気が付いちゃうんですもん。子供じゃなくても、大人のままで、その問題は阻止出来ると思うぞーって言いたくなっちゃうんです。もちろん面白いんですけど、つい、意地悪を言いたくなっちゃうの。ごめんなさい。でも面白いので、ぜひ、観に行ってみてください。
ぜひ、楽しんできてくださいね。
「ボス・ベイビー ファミリー・ミッション」