「君といた108日」の試写会に行ってきました。シネマカフェさんの独占試写会でした。(@cinema_cafe)
ストーリーは、
実家を離れ大学生活を送り始めた音楽好きの青年ジェレミーは、大学で開催されたライブイベントでメリッサと出会う。目があった瞬間に運命を感じた2人は自然と恋に落ち、幸せな時間を過ごす。しかしメリッサには、ジェレミーに伝えていないある秘密があった。
というお話です。
音楽好きの青年ジェレミーは、家族のもとを離れ大学生活をスタートさせる。入学してまもなく大学で開催されたクリーののライブイベントに潜り込んだジェレミーは、リードシンガーのジャン=リュックと知り合いになり、ライブの手伝いをすることになる。
ジェレミーは、会場でジャンの手伝いをしている時に、客席にいたメリッサに釘付けになる。彼女も音楽好きな学生だった。目があった瞬間に運命を感じた2人は、ごく自然に恋に落ちていく。
2人で過ごす時間は増え幸せな時間が流れていくが、ジャン=リュックもメリッサへ恋愛感情を持っており、メリッサとジャンとジェレミーの3人の関係は上手く行かなくなり、メリッサはジェレミーに別れを切り出す。
別々にクリスマスの休暇を過ごしていたのだが、ジャンからジェレミーに電話があり、「メリッサが病院に運ばれた」という。駆けつけたジェレミーは、メリッサが以前からガンの治療をしていたことを聞かされる。
それでも彼女と一緒に生きていきたい。ジェレミーはメリッサにプロポーズし、共に生きていくことを誓う。そんなジェレミーや家族の深い愛、そして神への信仰心がメリッサの身心を支え、奇跡的に回復して周りを驚かせた。
半年後、家族や友人に祝福されながら、まばゆい光に包まれるビーチで2人は結婚式を挙げた。ところが結婚式の後、メリッサの体調に異変が起こり、再び病院へ。担当医から告げられたのは、あまりにも残酷な宣告だった。(公式HPより) 後は、映画を観てくださいね。
何だろう、この映画、それほど目新しい内容という訳ではないのですが、ジェレミー・キャンプさんというミュージシャンの実話を基に描かれていて、泣けました。涙がブワッと溢れてしまい、悲しいのと、感動したのと、両方で泣けたのだと思います。
主人公のジェレミーは歌の才能に恵まれていたようで、親からも期待されて、キリスト教の大学でクリスチャンミュージシャンとして有名になりたいなっていう夢を抱いて入学します。そこで、ミュージシャンとして有名なジャン=リュックと出会い、彼に有名になりたいという夢を話して、仲良くなるのですが、その二人の友情の間に、メリッサという女性が入ってきます。
そう、良くある三角関係で、メリッサとジェレミーは相思相愛なのですが、ジャンとの関係も壊したくなくて、メリッサはジェレミーと別れる事にしちゃうんです。この辺りで、ドロドロの愛憎劇になるのかしらと、ちょっと心配しましたが、心配は無用です。全く違う方向に展開していきます。実話を基にしているので、細かい部分などは省かれているのか、あっという間に3人の問題は吹き飛び、それどころじゃない問題が起きてきます。
メリッサはガンの治療をしていたけど、他に転移しているのが見つかったというんです。ジェレミーはショックを受けますが、メリッサの前向きな姿を見て、彼女に寄り添って生きて行こうと決めます。ジェレミーは、いつもメリッサの傍についているようにして、歌も作り続けます。メリッサも、病気と戦い、神へ祈りを捧げて、助けてくださいと祈るんです。
神はどうしてこんなに苦しい試練を与えるのだろうと、二人で苦しむ姿も描かれているのですが、私もいつも不思議になります。不幸な事が立て続けに起こる事ってあるでしょ。何で、一気にこんな事が起きるのかしらと思うんだけど、一つづつ起きるよりも一気に苦しんだ方がショックは大きいけど短くて良いでしょって神様がそうしているのかなって思うようにしています。
どんな出来事も、何か理由があって、そうなっているのだろうし、人間は平等に不幸も幸福も与えられていると思うので、それを受け取る方の気持ちで違うのだと思うんです。病気は不幸だけど、一緒に居られる時間は多いよねって思って、不幸を吹き飛ばすようにすると、もしかしたら、神様もそれに呼応して、病気を治してくれるかもしれない。誰にでも神様はいて、それはキリストでも、仏でも、アッラーでも、何でもいいんだけど、信じることが道を開かせてくれるのだと教えてくれているような気がしました。
あんまり詳しく書くとネタバレになるから書けないけど、本当に感動しました。久しぶりに涙が溢れるっていう感じの映画でした。こんなことを、実際に体験したジェレミー・キャンプさんは、きっとこれからも神を信じて、良い音楽を作っていくのでしょう。音楽も本当に良い曲でした。日本では、あまり、クリスチャン・シンガーソングライターって聞かないけど、アメリカでは一般のミュージシャンと同じようにランキングに入ってくるような感じなんです。
映画の最後に、本当のジェレミーさんの映像と、メリッサさんの映像が出ました。ジェレミーさんは、有名な歌手だけど、メリッサさんは、本当に美しい女性でした。演じている女優さんより綺麗なくらいでした。
私は、この映画、超!超!お薦めしたいと思います。こんなに良い映画なのに、あまり上映館が無いようです。アメリカでも、コロナの影響を受けて、公開は出来たけど直ぐに配信での公開もしたそうです。コロナの影響も減ってきたので、日本では、もっと上映館を増やして、沢山の人に観て欲しいなぁ。とっても優しくなれる映画です。生きる事の素晴らしさを伝えてくれるような映画は、もっと沢山の人に届けて欲しいな。ぜひ、観に行ってみてください。
ぜひ、楽しんできてくださいね。
「君といた108日」