「グロリア 永遠の青春」を観てきました。
ストーリーは、
離婚、子育てを経験し、自由な毎日を送りながら、どこか満ち足りない寂しさを感じていたグロリア・ベルは、アーノルドという年配の男性と付き合い始めることになった。同じく離婚経験を持ち、紳士的な彼は、詩を読み、哲学的な話題で盛り上がるなど知的にも洗練され、グロリアにとっては理想的な相手だった。しかし、グロリアにはひとつだけ懸念していることがあった。それはアーノルドが元妻や娘たちにグロリアとの関係を秘密にしていることだった。
というお話です。
アメリカ、ロサンゼルス。アラフィフ女性のグロリア・ベルは、離婚や子育てを乗り越えて自由な日々を送っていた。どこか満ち足りない寂しさを感じ、同年代が集まるクラブへ通い、それなりの恋愛を楽しんでいたある日、アーノルドという同年代の男性に声を掛けられる。彼も離婚経験を持ち、元軍人で今はサバゲーランドの経営をしているようだ。
最初は警戒していたグロリアだが、段々と打ち解け、付き合うようになる。彼は、とても紳士的で、詩を読み、哲学的な話題で盛り上がるなど知的なセンスも持ち合わせていた。
そんな彼を気に入ったグロリアだが、頻繁に娘から電話がかかってくる事が気になり始める。金の無心だったり、元妻が怪我をしたなど、まるで家族のようだ。それにかかってくる度に、グロリアといる事を隠しているのだった。
もう30歳にもなる娘が働きもせずに、父親に頼るなど、グロリアからは考えられない。彼女の子供たちは、それぞれの道を歩んでいる。元夫も新しいパートナーと幸せに暮らしている。彼の行動に納得のいかないグロリアは、アーノルドに子離れしないのかと問いただすのだが・・・。後は、映画を観てくださいね。
この映画、リメイク映画だそうですが、前の映画は知りませんでした。グロリアという中年女性は、離婚して、子供たちもそれぞれに家庭を持って独立し、仕事も順調で、自由を謳歌しているけど、ちょっと一人だと寂しいと感じているんです。それで、パートナーを探しに、夜、クラブを飲み歩きしているんですね。グロリアは、とても美しいので、モテるのですが、そこでアーノルドという男性と出会うんです。
最初は、じろじろ見て来るし、キモいと思っているのですが、話してみると思ったより変じゃないし、詩を語ったりして、グロリアは気に入るんです。私は、詩を語ったりするアーノルド、キモいと思ったけど、人の好みもあるからね。で、気に入ったグロリアは付き合うのですが、この男、ダメ男なんです。
あのね、社会に出た息子や娘が働かずにぼんやりしていて、お金だけ無心していたら、問題だと思うのが普通でしょ。だって、30歳過ぎですよ。だけど、このアーノルド、うちの娘は仕方ないんだと言って、お金は援助しているし、娘は元妻と一緒に住んでいるから、元妻も援助しているんですよ。それ、離婚してないから。元妻の面倒を見る必要は無いし、娘も成人しているんだから、それぞれに生活させなくちゃ。
最後の最後で、アーノルドの娘と元妻がちょっとだけ画面に写るのですが、すんごい太っているんです。そこで、グロリアがアーノルドと付き合う時に、アーノルドが、実は少し前まで凄く太っていたと言って、太った写真を見せるんですけど、そこに繋がってくるんです。日本では、まだ、メタボ問題はそれほど厳格にされていないけど、アメリカではメタボは社会の1つの問題になっているので、アーノルドは離婚して、メタボを改善したって事なんです。自分は痩せたけど、元家族は太ったままで、まだまだ面倒を見ているという事なんです。
グロリアは、自分の息子の誕生日パーティーにアーノルドを連れて行くと、元夫とパートナーや、娘や息子、息子の子供など、家族が集まり、楽しく過ごすのですが、アーノルドは混ざれないんです。その上、元夫と話しているグロリアにも嫉妬したり、なんか、おかしいんですよ。で、途中で何も言わずに帰ってしまうんです。酷いでしょ。もー、この男、絶対にダメだと思うんだけど、グロリアは好きなんですよねぇ。最初から、この男はダメでしょと思っていたんだけど、恋は盲目って感じなんですかね。
別れたりくっついたり、何度も繰り返して、グロリアはどうしたのか、映画を観て欲しいのですが、うーん、私は、何とも言えないなぁ。とにかく、私は、最初からアーノルド、キモいと思ってしまったので、ダメでした。
離婚して10年位経つとグロリアは言っていましたが、再婚しなかったんですね。今は、ヨガをしたり、コミュニティに参加したりして、楽しんでいるようでしたが、子育て中は大変だったのかな。一人でも十分に楽しいと思うけど、子供も巣立って、どこかグロリアは寂しそうでした。これまでの人生は描かれていないので、どんな人生だったのかは解りませんが、子供を育てるのに必死だったのかもしれません。母親って、こういう部分はちょっと寂しいですよね。必死に育てた子どもが居なくなると、ぽっかり穴が開いたようになるのかなと思います。そんな母親の寂しさも描いていました。そんな寂しさに付け込む、アホ男は許せんっ!
音楽が、70~80年代の音楽なのかな。古いディスコティックな感じで、この時代を知っている方には、とても楽しめるのかなと思いました。私も、アースウィンド&ファイヤーなどは聞いていたので、楽しめましたが、他も聞いたことがあるけど、誰の曲なのか、ちょっと解りませんでした。レトロな感じで良かったです。
私は、この映画、お薦めしたいと思います。でも、そんなに盛り上がる映画ではありません。すっごい面白いとは言い難いですが、子育てが終わった女性が、何をしたら良いのか解らずに色々試してみるけど、面白い事は無いなぁ~って感じの映画でした。まぁ、そんなに期待しないで観て頂ければ、楽しめると思います。ぜひ、観に行ってみてください。
ぜひ、楽しんできてくださいね。
「グロリア 永遠の青春」