「マリグナント 狂暴な悪夢」夢に見る殺人が全て現実となっていく。誰が殺人鬼なのか、妊婦の運命は? | ゆきがめのシネマ。劇場に映画を観に行こっ!!

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観てきた映画、全部、語っちゃいます!ほとんど1日に1本は観ているかな。映画祭も大好きで色々な映画祭に参加してみてます。最近は、演劇も好きで、良く観に行っていますよ。お気軽にコメントしてください。
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「マリグナント 狂暴な悪夢」を観てきました。

 

ストーリーは、

ある日を境に、目の前で恐ろしい殺人が繰り広げられるのを目撃するという悪夢に苛まれるようになったマディソン。やがてマディソンが夢で見た殺人が、現実世界でも起こるようになる。殺人が起きるたび、マディソンはリアルな幻覚かのように殺人現場を疑似体験し、少しずつ自らの秘められた過去に導かれていく。そして邪悪な魔の手がマディソン自身に伸びてきたとき、悪夢の正体が明らかになる。

というお話です。

 

 

妊娠中の女性マディソンは、夫デレクのDVに悩まされていた。今日も具合が悪くなり、少し家に帰ってくるとデレクの機嫌が悪く、言い合いとなり殴られて、後頭部を打ってしまう。一人で部屋に籠り寝ていると、嫌な夢を見る。デレクが何者かに殺される夢だ。悲鳴を上げて目を覚ましたマディソンが1階へ降りていくと夢と同じく、デレクが殺されていた。

警察が来て、色々調査をし、マディソンに話しを聞くと、マディソンは黒い侵入者が居たと証言をする。確かに黒い影がマディソンに向かってきたのだった。襲われたショックで、流産をしてしまい、夫も失くし、子供も失くしたマディソンは、一人、家に帰ることにする。



 

その夜、またも悪夢にうなされ、医者が殺され、次の日も、また悪夢で医者が殺された。次々と人が殺され、警察は関係性を調べ始めると、ある病院に関係することが解るが、既にその病院は閉院されてしまっていた。調査などから、その病院では特殊な子供の研究をしていたらしい。そしてそこに保存されていた子供の写真を30年後の大人の画像として合成してみると、なんと顔がマディソンだった。マディソンは、この病院にいたらしい。

そしてマディソンやその妹にまで邪悪な魔の手が伸びてきて、警察は黒い影の力に振り回されてしまい、とうとうマディソンは黒い影と対峙することに・・・。後は、映画を観てくださいね。

 

 

またもホラー映画です。ある妊婦が、夜、夢を観ると、それと同じ殺人事件が起こり、それが連続して起こるようになっていくというお話でした。彼女の前に黒づくめの殺人者が現れて、彼女は殺さずに、殺人を続けて行くのですが、嫌に、動きが気持ち悪いんです。最初は、何故か解らないのですが、その謎は、最後の方で解き明かされます。言われてみれば、だから、何となく気持ち悪かったのかと気が付くのですが、言われるまで、何が気持ち悪いのか、私は解りませんでした。凄く動きに違和感があるんです。謎をお楽しみに。

 

そんな殺人鬼の悪夢に悩まされながらも、原因を突き止めようと自分の記憶を辿るマディソンですが、養子に貰われる前の事は、一切思い出せません。ここで、養子になる前に何かあるんだなって解かります。

 

 

医者ばかりが殺されていき、何か危ない実験でもやっていたのかなと思うと、マディソンは産まれた時に何か異常があったらしいことが解ってくるんだけど、それが何なのかはわかりません。本当に最後の最後まで引っ張ります。そこら辺は、上手いと思いました。観ているこちらを、ずーっとドキドキハラハラさせるんですから。

 

でも、解ってからは・・・。ちょっと絶句でした。おいおい、そんな事したら、そりゃ、そうなるわよねって、誰もが思うような展開で、それは医者が悪いでしょって思いました。医者なら、その解決の仕方はダメでしょ。いきなり、無かったことにしましょう的な解決で、漫画の”ぼのぼの”に出てくる”しまっちゃうおじさん”が、岩の中に押し込んでいるのと一緒だよって思って、つい笑ってしまいました。

 

内容的には、「バスケットケース」という映画を思い出しました。あれも、ある男性が、出生の秘密を抱えながら、いや、バスケットケースを抱えながら生きているというお話でしたから。この映画は、ちょっと形を変えた感じって事かしら。でも、酷く残酷でスプラッター的な感じでしたよ。マジで観ていて、キモッて思いましたもん。

 

 

妹が必死で姉を助けようとする姿は、良い感じでした。警察も犯人を捜す為に、色々と調べたり動いたりするのですが、イマイチ、役に立たないというか、マディソンのいう事を信じないから、自分たちが惨殺されることになっちゃいます。こんなに被害者が訴えているのに、そんなのあり得ないと言って、信用しないのはどうなのかなぁ。一応、信じられなくても、対処出来るように手を打つべきですよね。まず、被害者を平気で家に帰すのに驚きました。誰か警察が監視に付くとか、カメラを設置していくとか、するべきでしょ。夫が惨殺されて、犯人が押し入っているのに、不思議でしょ。

 

それにしても、殺人鬼ですが、凄い身体能力なんです。超人的な跳躍力と動きで襲ってくるのですが、どうしてそんなことが出来るのかは謎のままでした。あんな動きを連続して行っていたら、人間の筋肉が裂けるとかしてしまうハズなんだけど、どうなってんのかしら。不思議だったなぁ。

 

ホラー映画としては、結構、楽しめる作品だと思いました。私は、ワイワイ楽しみましたよ。バスケットケースという映画に似ていたのが、ちょっと嬉しかったな。好きなホラーというかスプラッター映画なんです。学生の頃にレンタルして、みんなで部屋を暗くして楽しんだ思い出があるので、ちょっと懐かしかったんです。

 

 

私は、この映画、超!お薦めしたいと思います。ホラー&スプラッター映画として楽しめると思います。結構、残酷なシーンもありますので、覚悟をして観に行ってください。そうすれば大丈夫だと思います。ぜひ、観に行ってみてください。

ぜひ、楽しんできてくださいね。カメ

 

 

「マリグナント 狂暴な悪夢」