「最後にして最初の人類」を観てきました。
ドキュメンタリーではないのですが、イメージ映像映画という感じの作品でした。内容は、
1930年の初版以来、アーサー・C・クラーク(「2001年宇宙の旅」)等にも大きな影響を与えてきたSF小説の金字塔「最後にして最初の人類」が原作。20億年先の人類から語られる壮大な叙事詩である。全編16mmフィルムで撮影された旧ユーゴスラビアに点在する巨大な戦争記念碑<スポメニック>の美しい映像とヨハンソンが奏でるサウンドは、未来と宇宙への想像力を掻き立て、観客を時空を超えた時間旅行へと誘う。
というお話です。
この映画、なんと表現して良いのか解りません。音楽と映像と、詩を読んでいるようなナレーションで構成され、20億年先の人類が私たちに語り掛けて来るというシチュエーションで描かれています。
内容については、どーも、20億年先で人類が滅亡するから、助けて欲しいと言っているようで、現在の人間が、何か気を付ければ、滅亡しないらしいので、何とかしてくれと言っているのかなと思いました。でも、悪いけど20億年先の事なんて考えられないですよね。というか、そんな年代まで人類が生き延びているのに驚きました。もっと早くに滅亡していると思ってたから、十分に生きてるじゃんって思っちゃった。
もう20億年も生きたなら、他の生態系に移管しても良いんじゃないかしら。人間だけが偉そうに、生態系の一番上にいるのは良くないでしょ。何万年かごとに変わった方が良いですよ。
ティルダ・スウィントンのナレーションが、何とも穏やかで、眠くなるんですよ。音楽も気持ち良いし、私には、ヒーリング用の映画にしか思えませんでした。映像はモノクロですが、なんか物哀しくて、でも懐かしいような、忘れられないような映像でした。
この映画は、仕事をしながらとか、何かをしながら、横に流しておきたい映画かなと思いました。この映画が流れていれば、気持ち良く眠れそうな気がします。
私は、この映画、お薦めしたいと思います。但し、映画としてではなく、ヒーリング映像としてお薦めかな。映画だと思って行くと、ストーリー性が無いので、あれ??という感じになります。でも、観ていると引き込まれて、その世界に漂っているような気分になります。この雰囲気を体感してもらいたいかなと思いました。ぜひ、観に行ってみてください。
ぜひ、楽しんできてくださいね。
「最後にして最初の人類」