「イカゲーム」ネトフリで大人気のドラマです。日本漫画のパクりだけど描き方が違います。解りやすい。 | ゆきがめのシネマ。劇場に映画を観に行こっ!!

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観てきた映画、全部、語っちゃいます!ほとんど1日に1本は観ているかな。映画祭も大好きで色々な映画祭に参加してみてます。最近は、演劇も好きで、良く観に行っていますよ。お気軽にコメントしてください。
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Netflixで配信している「イカゲーム」を観ました。凄い話題になっているし、ずーっと人気が1位なので、これは時間を取って観なければと思い、頑張って、イッキ観しました。

 

ストーリーは、

 

お金に困っている人の前に、ある人物が現れ、〇△□と裏に電話番号が書いてあるガードを渡し、「ゲームに参加するならお電話を」と言って去っていく。ソン・ギフンは、仕事に失敗し、ギャンブルにハマって借金まみれになっていた。そんな彼の所にも、ゲームの勧誘が現れ、カードを置いて行く。

ギフンは、借金を返しやり直す為に、ゲームに参加することにする。そして電話をすると、迎えに来るなり眠らされ、目を覚ますと見たことのない建物で眠っていた。そこには、自分と同じ作業服を着せられた、沢山のゲーム参加者が集まっていた。そしてゲームが始まる。

ゲームは5番まであり、途中で脱落した人には死が待っている。「だるまさんが転んだ」、「カタヌキ」、「綱引き」、「ビー玉遊び」、「飛び石ゲーム」と続いて行く。そして最後のゲームとして「イカゲーム」が催される。

ギフンは、危ないながらもゲームを勝ち抜き、友人の死を悲しみながら、罪悪感を抱いて生き残っていた。そして・・・。

 

後は、ドラマを観てくださいね。


 

このドラマ、大人気で面白いとは思うのですが、完璧に「カイジ」と「LIAR GAME」のパクりです。こんなにパクっていて、誰も怒らないのが不思議だなぁと思いました。ラストは、マジでライアーゲームそのものでしたもん。全然、オリジナルじゃないんだけど、でも、確かに面白いんです。

 

やっぱり韓国で作ると、貧富の差が激しい分、その描き方がリアルで上手いのかなと思いました。それと、カイジやライアーゲームだと頭脳戦になっていたんだけど、イカゲームだと、より感情面を前面に押し出していて、あまり頭を使うという感じではないんです。主人公のギフンは、頭は一切使わずに、運と気持ちだけで押して行くので、結構、ハラハラドキドキするんです。この辺りが、誰にでも解りやすく、楽しいと思われたのかもしれませんね。

 

ジフンは、どう見ても頭が良いように見えず、マジで運だけで、ゲームを渡っていました。まぁ、ドラマだからね。それに、優しい性格なので、周りの人が彼を悪く思わず、助けていくというところが、良かったのだと思います。沢山の人物が出てくるのですが、みんな、それぞれに特徴があって、面白いなと思いました。

 

ガラスの橋を渡るゲームは、完璧にカイジの鉄骨渡りだったなぁ。ビジュアルも同じでしたもん。「ビー玉遊び」は、カイジの”限定じゃんけん”みたいかなと思っていたら、頭は一切使わず、何をしても良いから相手からビー玉を奪えという内容で、それぞれに感動的な内容もあるんだけど、頭は一切使いませんでした。でもここら辺が良かったのかもしれませんね。人間ドラマのみでゲームを進めていくと凄く見やすいんですよ。途中で脳を理系に切り替えるとかが必要無いので、楽だと思いました。

 

 

今回、あらすじには書かなかったのですが、主催者側にも、色々な問題が起こっていくんです。フロントマンが、主催者側の窓口になっているようで、彼がVIPとの橋渡しをしているようでした。そんなイカゲームを追っている警察官がいます。ファン・ジュノは、兄が失踪して、残った部屋にイカゲームのカードが落ちていたことから、イカゲームを調べ始め、ゲーム会場となる場所を特定して、潜入します。主催者側の衣装などを奪って、スタッフに入れ替わったりしながら、何が起きているのかを探っていくのですが、不思議と見つからないんですよねぇ。こんな凄いゲームを主催しているのに、セキュリティが甘すぎると思いました。

 

全部で9話でした。続編は作るか解らないようですが、最後は、次に続きそうな終わり方をさせていました。ライアーゲームも、そんな感じだったでしょ。あれと同じです。それにしても、主人公のジフンを演じているイ・ジョンジェさん、確か「神と共に」で閻魔様を演じていたと思うけど、イケメンのイメージが、今回、ギャンブルまみれのオッサンという感じになっていて、汚い感じに驚きました。表情も豊かになっていて、良かったです。

 

このドラマ、私は、超!お薦めしたいと思います。パクりだとは思うけど、頭脳戦ではなく人間の感情のぶつかり合いに変えていたのと、表現の仕方が日本とは違っていて面白かったです。日本と同じものを韓国で作ると、凄く奥深くなって、泥臭い感じが人間の汚い部分を描き切っているように見えて、良い味が出るんですよね。この良さは日本では作れないと思いました。

 

日本って、泥臭さが無いでしょ。何事も潔いのが良いとされてきた日本だと、ドロドロしたのはみっともないという感覚があるから、あまりそういう部分を描かないのよね。まぁ、好みだから良いんだけど、このイカゲームに関しては、汚い部分をさらけ出したところが良かったのだと思います。

 

 

ネトフリで、今、人気No.1になっているので、ぜひ、観てみてください。イッキ観するのは、ちょっと大変だったけど、観ていると、どんどん先が観たくなってTVに釘付けになります。ぜひ、楽しんでくださいね。カメ

 

 

「イカゲーム」