「CUBE 一度入ったら、最後」を観てきました。
ストーリーは、
突然、謎の立方体=CUBEに閉じ込められた男女6人。エンジニア、団体職員、フリーター、中学生、整備士、会社役員と、年代も職業もバラバラな彼らには何の接点もつながりもない。理由もわからないまま、ひたすら脱出を試みる彼らに、熱感知式レーザー、ワイヤースライサー、火炎噴射といった殺人的なトラップが次々と襲う。脱出するためには仕掛けられた暗号を解読しなくてはならないという極限状態の中、それぞれの人間の本性が徐々にあらわになっていく。
というお話です。
突然閉じ込められた男女6人。
エンジニアの後藤裕一、団体職員の甲斐麻子、フリーターの越智真司、中学生の宇野千陽、整備士の井手寛、会社役員の安東和正。年齢も性別も職業も、彼らには何の接点もつながりもない。
理由もわからないまま、四角い部屋からドアを開けて隣の部屋へ移動し、脱出を試みる。しかし、この四角い部屋には色々な仕掛けがあり、熱感知式レーザー、ワイヤースライサーや火炎噴射など、殺人的なトラップが次々と襲ってくる。何処にトラップがあるかを確認してから移動することにした彼らは、自分たちの靴を先に部屋に投げ入れて様子を伺ってから移動することにする。しかし、確実ではない為、段々とプレッシャーが彼らを押し潰して行く。
千陽が、部屋から移動する時に、そのドアとドアの間に、9つの数字が書いてある事に気が付く。何か法則がある事に気が付き、数学に強い後藤が検証した結果、素数がキーになっている事に気が付く。
そこからは、6つの面のドアのどこが安全かを確認してから移動することとし、進んで行くのだが、何処まで言っても終りが来ない。その内、その数字の、本当の意味に気が付きます。数字が座標を示しているのでした。
今居る位置の想定は付いたものの、体力と精神力の限界、極度の緊張と不安、そして徐々に表れていく人間の本性が、彼らの結束を揺るがして行く。果たして彼らは無事に脱出することができるのか?!
(公式HPより)後は、映画を観てくださいね。
あの「CUBE」のリメイク作品です。まさか、邦画でリメイクされるとは思いませんでしたが、どうなったのか、楽しみに行ってきました。
内容としては、それほど変えてはいませんでしたが、1つだけ大きく変わっていた部分がありましたが、それは、最後の最後にならないと解らないので、まぁ、ほとんど同じと思ってよいと思います。でも、キャラクター設定は違っていましたね。以前の6人のキャラを混ぜて、割ったような、そんな感じになっていました。元の作品を観て、ストーリーを知っていても、楽しめるだろうなとは思いました。只ね、はっきり言うけど、最初に「CUBE」を観た時の衝撃はありませんでした。まぁ、こんなもんかなって感じです。
ある時、突然に四角い箱の部屋で目覚める人々。その部屋には、6面にドアが付いていて、そこから移動出来るんです。人々は、部屋を移動していき、6人の男女が一部屋に集まります。で、どうしたら脱出出来るのかを探っていくんです。
それぞれに、色々な問題を抱えているようで、何だか、うだうだと言い合いをする場面が多く、ちょっと途中で面倒になってしまいました。確か、元の作品もそういう場面が多くあったと思うのですが、そんなに嫌な気分にならなかったのになぁ。日本語で話されるから、イライラしたのかしら。それに、元の映画だと、サヴァン症候群のカザンという青年は出てくるのですが、中学生で内向的というキャラは出てきません。子供が混ざってくる事態が、ちょっとおかしいなと思いました。
今回は、後藤というキャラが、レブンとカザンの両方の能力を持っていて、全部、次の部屋に移動する責任を負わされているんです。この中坊の千陽というキャラに、凄い記憶力があるとか、何かの能力があるなら、後藤とコンビで謎を説くという感じで、必要なキャラとなるのですが、一応、「学校で習った」とか、ヒントは与えてくれるのですが、それ以外に、何の役にも立たないんです。そこら辺が、ちょっとイライラした要因かなと思いました。
CUBEの面白さって、閉鎖空間で人間がどんな精神状態になっていくのかという部分と、たまたま6人集まったと思っていたら、そこに法則があって、謎を解ける能力のある人物が入っているという謎解きが絡まってくるところがイイんです。特殊能力で計算をしたり、記憶力が抜群に良かったり、実は、ある事実を知っていたりと、段々と判っていくのですが、今回は、後藤が謎を解けるという部分は解ったけど、それ以外は、何も能力が無いのよね。ただ、うだうだ文句を言っているだけで、そこら辺の魅力が削がれていたのかな。
なので、この6人の中のある人物が、ちょっと手助けをしてくれていれば、もう少し、面白くなったような気がするのですが、その人物は、最後まで何もせずだったので、そこが残念でした。もっと、この人物を活用した方が、面白くなったと思うんだけどなぁ。とても残念でした。
なんか、申し訳ないけど、やっぱり元の作品の方が面白かったな。あの印象は忘れませんもん。最後までスッキリしない感じも良かったし、残酷極まりない殺し方も、衝撃的で良かったんです。今回も、マネはしているけど、ちょっと笑ってしまうんです。最初に、柄本さんがトラップに引っかかるのですが、それも、ちょっと笑っちゃうんですよ。目を背けたくなるほどじゃないんです。残念だったな。それに、このCUBEの設計者が、以前はメンバーに居たんだけど、今回はそれも無かったので、ちょっと物足りない気がしました。壁に描いてある絵だけで理解するって、ちょっと嘘くさいよね。
私は、この映画、お薦めしたいと思います。まぁ、元の「CUBE」を知っている私が観ると、ちょっと物足りなさがあるように思えましたが、これが最初に観る「CUBE」なら、結構、楽しめるのかなと思いました。今回は、CUBEに入れられた理由のようなモノも、ちょっとだけ垣間見えましたしね。楽しめるのではないかと思います。ぜひ、観に行ってみてください。
ぜひ、楽しんできてくださいね。
「CUBE 一度入ったら、最後」