「DUNE デューン 砂の惑星」IMAXの映像は素晴らしかった。映像に酔って抒情詩を楽しんで。 | ゆきがめのシネマ。劇場に映画を観に行こっ!!

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「DUNE デューン 砂の惑星」を観てきました。今回は、IMAXで席が取れたので、初日にIMAX体験が出来ました。

 

ストーリーは、

人類が地球以外の惑星に移住し、宇宙帝国を築いていた西暦1万190年、1つの惑星を1つの大領家が治める厳格な身分制度が敷かれる中、レト・アトレイデス公爵は通称デューンと呼ばれる砂漠の惑星アラキスを治めることになった。アラキスは抗老化作用を持つ香料メランジの唯一の生産地であるため、アトレイデス家に莫大な利益をもたらすはずだった。しかし、デューンに乗り込んだレト公爵を待っていたのはメランジの採掘権を持つハルコンネン家と皇帝が結託した陰謀だった。やがてレト公爵は殺され、妻のジェシカと息子のポールも命を狙われることなる。

というお話です。

 

 

人類が地球以外の惑星に移住し、宇宙帝国を築いていた西暦1万190年、1つの惑星を1つの大領家が治める厳格な身分制度が敷かれる中、惑星カラダンを統治していたレト・アトレイデス公爵に帝国から新しい星の統治が命令される。惑星アラキスは通称デューンと呼ばれる砂漠の惑星だった。

実は、豊かな星カラダンで勢力を伸ばしていたアトレイデス家は、帝国にとっての脅威と見なされ、今までアラキスを統治していたハネルコン家とトラブルを起こして、両家とも力を削いでしまいたいという罠だった。



 

アラキスは抗老化作用を持つ香料メランジの唯一の生産地であるため、見かけはアトレイデス家に莫大な利益をもたらすとの触れ込みであり、今までその恩恵で莫大な利益を得ていたハネルコン家は、その利益をアトレイデス家に取られることを不満に思い、取り返そうとしていたのだった。

デューンに乗り込んだレト公爵は、メランジの採掘現場を視察すると、ボロボロの機械しかなく、予定の生産量など到底及ばないような状態だった。そんなアラキスだったが、レト公爵は、砂漠に住む民=フレーメンと協力し、良い星にして行きたいという希望を持っていた。そんなレトを付け狙うハネルコンのスパイが屋敷の中に潜り込んでいた。



 

レトの息子ポールは、長く夢を観ていた。この星に来る前からこの星の砂の大地を歩く女性の姿を観ていたのだ。母ジェシカは、そんなポールを心配しながらも、実はベネ・ゲセリットの力により、救世主となりえる心の強い子供を産んだはずと信じていた。

ある日、スパイにより、レトはハネルコンの前に差し出され殺され、アトレイデス家を継ぐポールと、母ジェシカも捕まってしまうが、帝国の殺すなという命令により、砂漠の真ん中に置き去りにされてしまう。この星で砂漠に置き去りにされたら、死が待っているが、殺してはいないのだからという事だった。



 

砂漠に置き去りにされたポールとジェシカは、何とかフレーメンが住む地域まで移動しようと思うのだが・・・。後は、映画を観てくださいね。

 

この映画、素晴らしかった。私が望んでいた「デューン 砂の惑星」でした。この山ほどの設定を、よく盛り込んで、頑張っていました。大変だったと思います。この世界観は、尋常ではないので、原作を理解していない人が観ても、この映画、ちゃんと理解出来るのかは、何とも言えません。表面的な感じで、少年ポールが、お父さんを殺されて、逃げ延びて、復讐をするという簡単な事は解ると思うのですが、それ以上の理解が出来ないと、このお話は面白くないのではないかと思うのです。

 

 

なんたって、1965年という昔に書かれた小説なので、その時代の中東のオイル戦争をメランジに置き換えて考えられたのかなと思います。海外からの会社がどんどん入ってきて、現地民たちに利益が入らず、海外ばかりに利益が行ってしまうのを書いたんじゃないかなぁ。

 

デューンに移住してきたアトレイデス家ですが、実は罠に嵌められて、この星に来たんです。でもね、それは決まっていたことで、この星にポールという特別な子が来ることで、宇宙の歴史が変わっていくという、壮大な宇宙史が描かれるんです。

 

 

ポールは、未来が見えるように、救世主になるように、レディ・ジェシカが産んだ子供です。救世主になれるかどうかは鍛錬によりますが、長年、ベネ・ゲセリットが遺伝子の組合せを考えて、救世主となる女子を産ませようとしていたんです。でも、ジェシカは、レトの為に男の子を生みました。公爵家を継がせるためです。ここで、ジェシカがベネ・ゲセリットの一員で、組織の為に子供を産もうとしていたけど、最終的に愛する夫レトの為に、ポールを産んだという事が解ります。ベネ・ゲセリットは、女性だけの組織だからです。

 

そんなポールが、父親を帝国の陰謀で殺され、逃げ延びたら、そりゃ、復讐しますよね。未来を見る力を持っているんですから。でもね、最初は、誰もポールがそんな力を持っているとは知らないので、ただ単に、アトレイデス家を滅ぼす為にポールを殺そうとしていたんです。未来が見えるからではありません。

 

 

ポールとジェシカは、砂漠に逃げて、フレーメンと出会って協力を得ます。フレーメンという種族は、ずっと砂漠に暮らしており、そこでの生活を良く知っています。人々が恐れるサンドウォームも、ある程度の理解があるので、それほど怖がりません。あまり書くと、ネタバレになるので書けないけど、まぁ、フレーメンが味方に付いてくれれば、デューンでの戦争は買ったも同然という感じかな。それに、未来も見れるしね。

 

この1作目では、フレーメンの一員として生活を始めると言う所で終ってしまいます。監督のお話では、2部作として考えているということだったので、後編で、ポールがヒーローとなるお話になると思います。でも、ちょっと聞いたのですが、もしかしたら、3部作になって、デューン砂の惑星だけじゃなく、その後の、デューン砂漠の救世主も映画化という話が出ているようです。ま、一応、砂の惑星は、2部作なのかな。

 

 

後編は、もっとサンドウォームも活躍するし、チャニとの恋愛なども描かれると思うけど、この1作目は、デューンの導入部と説明という感じかなと思いました。映像が、あまりにも素晴らしくて、必死で観てしまったんだけど、話としては、そんなに進んでいないのよね。

 

そうそう、私が感動したのは、出てくるメカです。砂漠だから、ヘリなどが大きなプロペラだったら砂が巻き上がるし、ジェットエンジンだったら、それこそ砂を巻き込んで墜落しちゃうでしょ。だから、トンボみたいな羽を細かく羽ばたいて、それで飛ぶというヘリになっているんです。それに、メランジを採掘する戦車みたいな車も、長く移動する為には、空から風船のようなものを取り付けて、浮かして移動するんです。それなら砂の中でも問題無く、早く移動出来ますよね。そういうメカ関係が、とても良く考えられていました。ガンダムとかで、メカの良し悪しは良く見てきたから、今回は感動でした。映画なのに、メカの性能まで細かく考えられているなぁと思いました。メカデザインは誰なのかしら。

 

 

本当は、詳しく感想を書いていきたいんだけど、私、好き過ぎて、感想を書き始めるとマニアが入ってしまうので、皆さまに読んでいただけるような感想じゃなくなっちゃうんですよ。だって、小学生の時から読んでいるんだから、そりゃ、マニアにもなるよねぇ。(笑)

 

この映画、騒がれているほどに感動したいのでしたら、原作を読んでいただくべきです。でも、SF映画として楽しみたい、ティモシーくんが観たいという方は、何も読まずに観に行ってください。それでも、十分に堪能が出来ます。特に、ポール(ティモシー)は、瓶に詰めて持って帰りたくなるほど素敵です。そのまま、飾っておきたいわ。


 

という訳で、私は、この映画、超!超!超!お薦めしたいと思います。何度も言いますが、私はこの原作のマニアなので、それを解かって、参考にしてください。何のかんの言っても、ティモシー・シャラメさんは神でした。彼だけ観に行くと言う方も、IMAXで観た方が、より美しいです。マジです。ぜひ、観に行ってみてください。
ぜひ、楽しんできてくださいね。カメ

 

 

「DUNE デューン 砂の惑星」