「プリズナーズ・オブ・ゴーストランド」今回はちょっとネタバレです。何が何だかメチャな内容なんです | ゆきがめのシネマ。劇場に映画を観に行こっ!!

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観てきた映画、全部、語っちゃいます!ほとんど1日に1本は観ているかな。映画祭も大好きで色々な映画祭に参加してみてます。最近は、演劇も好きで、良く観に行っていますよ。お気軽にコメントしてください。
スミマセンが、ペタの受付を一時中断しています。ごめんなさい。

「プリズナーズ・オブ・ゴーストランド」を観てきました。

 

ストーリーは、

悪名高き銀行強盗ヒーローは、裏社会を牛耳るガバナーのもとを逃げ出した女バーニスを連れ戻すよう命じられる。特殊なボディスーツに身を包んだヒーローは、東洋と西洋が混ざり合った美しくも暴力的な世界「ゴーストランド」にたどり着く。混沌に包まれた町で、定められた時間内にバーニスを探し出すべく奔走するヒーローだったが・・・。

というお話です。

 

 

悪名高き銀行強盗ヒーローは、ある日、相棒のサイコと共にサムライタウンの銀行を襲撃するが、少年が差し出したガムボールをきっかけに捕まってしまう。投獄され、フンドシ一丁で手錠を掛けられるヒーロー。
サムライタウンでは、この世界のすべてを牛耳る悪徳ガバナーがいつも女を侍らせていた。傍らにはいつも用心棒のヤスジロウと少女のようなスージーをおいてご満悦だ。

ある日、ステラ、ナンシー、と共にガバナーの魔手から逃げたガバナーお気に入りのバーニスを連れ戻すことを条件にヒーローは自由を手に入れる。ただし、5日以内にバーニスを連れ戻さねば、爆弾を仕掛けられたボディスーツが爆発してしまう。



 

バーニスが装束を絶った不思議な街ゴーストランドへヒーローもまた足を踏み入れる。ゴーストランドとは、入ったら最後、二度と出られない街。


そこには、動かなくなった車を修理し続けるラットマン、人間をマネキンに閉じ込めるキュリ、すべてを見つめる男ナベたちがいた。
ゴーストランドの住人達は言う。「ガバナーがいる限り、我々は時計を止めねばならない。そうしないと世界は爆発する」と。



 

果たして、ヒーローはバーニスを見つけられるのか。ゴーストランドを脱出することは出来るのか。そして、サムライタウンはガバナーの手に落ちたままなのか。(公式HPより) 後は、映画を観てくださいね。
 

スミマセン、私は、この映画、何が何だか、何が楽しいのか、全く分かりませんでした。キャラクター設定は面白いですよ。ニコちゃんが強盗をしながら、ヒーローってのもメチャだし、サムライタウンとゴーストランドって、うーん、マジで狂っていました。そこが面白いんだと言われれば、確かに、面白いとは思うけど、何にもツボに入ってこないのよねぇ。これは、大笑い出来るってところが、ひとつも無かったんです。

 

 

最初に強盗場面があって、ニコちゃんたちが捕まっちゃうんです。でね、そのサムライタウンを牛耳っているオッサンが、自分のお気に入りの女が逃げたから、捕まえてきたら許してあげるよーんっていうので、連れ戻しに行くのですが、そのニコちゃんに、爆弾が内蔵されたバイクスーツみたいのを着せるんです。約束の時間までに連れてこなかったら爆発させるよっていう事なんです。

 

でも、なんか途中で、バーニスに会って、何かに反応しているのか、睾丸の部分に付けた爆弾が突然に1つ爆発し、破壊された”タマタマ”を哀しそうに持つニコちゃん姿は、うーん、何が訴えたいんだか、全く分からなくなりました。だって、爆破された自分の睾丸だよ?凄いスプラッターでしょ。その時は痛そうにしてたけど、その後は、めっちゃ元気になっちゃってて、笑えました。

 

 

そうそう、腕も爆破されちゃって、次に気が付くと、その腕に、コブラの銃みたいに、刀がついてました。刀だから、コブラというより、百鬼丸と言った方が解りやすいかな。そんな刀で、ヤスジロウと戦うから、おちょくってんのかいっ!って感じだけど、ヤスジロウさんは優しいから負けてくれます。(笑)

 

ゴーストランドでは、マネキンに女性が入れられていて、それを統括しているのが栗原類くんが演じるキュリとかいう男なのよ。この男も、女たちを運んで、一体何をしたいのか、全く解らず、不思議な街なんです。類くん以外にも、有名な俳優さんも出ていたりして、やっぱり園監督のハリウッドデビューなんだなって感じがありました。ま、ニコちゃんが主演ということで解るんだけど、最近のニコちゃんは、どーもB級映画ばかりに出ているので、どうなのかなぁと思って。

 

 

何というか、この訳の分からなさが良いのかなとも思うんですけど、あまりにもヤッちゃってて、どう解釈して良いのか解らないんです。というか、解釈するなって事なのかしら。ただ、目の前に繰り広げられるものを素直に受け止めて、笑えばいいって事なのかな?それなら、それで、まぁ、納得は出来る映画だとは思いました。

 

でも、このモヤモヤはどうしたら良いの?おとぎ話の魔法は、悪魔を倒した事で溶けて、幽霊の国は消滅して、幽霊として残っていた人々は、無事に昇天出来たってことなのかしら。だから、サムライタウンはこれから発展して行くって解釈で良いのかな?これで良いなら、ま、ちゃんと結末は着いたってことだね。

 

 

私は、この映画、お薦めしておこうと思います。心からお薦めとは言えないんだけど、私の解釈で良いということなら、それを知ってから観ていただければ、それほど???とはならないかもしれません。でも、前情報が一切無いと、私のように、???となるかもしれません。ちょっと覚悟をして観に行ってみてください。

ぜひ、楽しんできてくださいね。カメ

 

 

「プリズナーズ・オブ・ゴーストランド」