「神在月のこども」子供向けアニメなのだろうと思うけど、私はダメな映画でした。 | ゆきがめのシネマ。劇場に映画を観に行こっ!!

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観てきた映画、全部、語っちゃいます!ほとんど1日に1本は観ているかな。映画祭も大好きで色々な映画祭に参加してみてます。最近は、演劇も好きで、良く観に行っていますよ。お気軽にコメントしてください。
スミマセンが、ペタの受付を一時中断しています。ごめんなさい。

「神在月のこども」を観てきました。

 

ストーリーは、

母を亡くした少女カンナは、大好きだった“走ること”と向き合えなくなり、鬱々とした毎日を過ごしていた。そんなある日、母の形見に触れたカンナの前に、神使の兎・シロが現れ、人々と神々の境界をまたぐ壮大な旅へと彼女を誘う。目指すのは、全国から神々が姿を消す神無月(10月)に神々を迎えてまつる“神在月”の出雲。鬼の少年・夜叉に行く手を阻まれながらも、自分を信じて走り続けるカンナだったが・・・。

というお話です。

 

 

小学校に通う少女、カンナ。昨年、母親を病により亡くし、大好きだった”走ること”と向き合えなくなった。それは、いつも母親と一緒に走っていたからだった。


今年もマラソン大会が近くなり、カンナも参加することになって、父親が観覧に来ると言う。カンナは、頑張ろうと思っているのだが、とても不安だった。大会が始まり、順調に走り続けられていたのだが、ゴール直前で、息が詰まり、どうしてもゴールに入るのが怖くなってしまう。そして、ゴールするのを拒み、学校の外に駆け出して行ってしまう。父親や友人が探すのだが、見つからない。

 

外に駆け出したカンナは、母親との思い出の神社に着いて、母親が付けていた腕輪を自分の腕にいれると、周りの空気が停まり、雨も途中で止まっています。驚いているカンナの前に現れたのは、鬼の子孫である夜叉と、神の使いの白兎。

 

 

二人は、腕輪を付けたことで周りの時間が遅くなっていることと、腕輪を付けた時点で母親の後を継いだとみなされたと言います。母親は”韋駄天”の末裔で、毎年、神々の祭りが始まるまでに、出雲へ届け物をするのが仕事だったらしい。それを引き継いだカンナに出雲へ届け物をしにいけと白兎は言う。

 

カンナは、この仕事をすればお母さんに逢えるのかと聞くと、「ご縁が、あれば。」と兎は返す。それならと、カンナは出雲への旅を引き受け、出雲へ向かい始めると、鬼の子孫である夜叉は、その役目を自分がやりたくてちょっかいをだしてくる。それ以外にも、大小様々な八百万の神々が関わってきて・・・。後は、映画を観てくださいね。

 

 

うーん、この映画、あまりピンと来なくて、面白くないとは言わないけど、何も得るモノが無いという感じがしました。一応、母親を亡くした少女が、自分で寂しさを克服し、前に歩いて行くというお話なんだけど、話に凹凸が少ないからなのか、全然、引き込まれなかったんですよ。

 

キャラクターも、あまり可愛くないからかな。うさぎは可愛いけど、人間のキャラに魅力が無いように感じました。主人公の女の子も、走ることが目的だから、元気そうな少女のイメージにしたのかもしれないけど、もう少し可愛い容姿にした方が良かったんじゃないかな。それに夜叉も、鬼という設定だからなのかもしれないけど、ちょっと汚そうで、何とも好きになれないような感じだったんです。声優の方が上手いから、何とかカワイイ感じにしようとしてくださっているけど、いくら何でもねぇ。

 

 

島根の出雲大社へ宴会用の供物を運ぶという仕事を、主人公のカンナは、居なくなった母親の代わりにやることになるのですが、周りの時間がゆっくりになるので、東京から島根まで走って持って行く事が出来るっていうんだけど、いくら周りの時間がゆっくりになっても、距離は変わらないよね。子供の足で東京から島根って、凄く不思議でした。何か乗り物に乗るならまだしも、走るというのが基本だから、それで1週間以内にとか、無理でしょって思っちゃいました。

 

なんか、ごめんなさい。全く感想が出てきません。それくらい、何も内容に関心が持てませんでした。面白くなかったんだもんっていうのが、一番ストレートかな。これ、子供には、何か感じるところがあるのかしら。あまり、映画を観て、何の感想も浮かばないってないんだけど、この映画は、何も感じられなかったなぁ。頭に残らなかったんです。スミマセン。

 

 

私は、この映画、あまりお薦めが出来ません。きっと、悪い映画ではないんだと思いますよ。でも、私には、全く響かなかったというのが正直な感想です。島根まで走っていって、帰りはどうしたんだろうか。それも不思議だったなぁ。おとぎ話だからって言っても、ある程度は、説明が付くように作らないと、いくらなんでも無理があると思いますよ。気になったようでしたら、観てみてください。

ぜひ、楽しんできてくださいね。カメ

 

 

「神在月のこども」