「クリスマス・ウォーズ」を観てきました。
ストーリーは、
何百年もの間、妻とともに雪深いアラスカの森の奥深くに身を潜めてきたクリス・クリングル。彼の正体はサンタクロース。近年はサンタの存在を信じない子どもの増加にともない、政府からの報酬が削減。クリス経営のおもちゃ工場は、深刻な財政危機から脱却するため、米国陸軍から依頼された兵器の製造を受託するまでになっていた。一方、裕福な12歳の少年ビリーは、クリスマスプレゼントへの期待を胸に目を覚ますが、彼に贈られたのはひとかけらの石炭だけだった。怒ったビリーは凄腕の暗殺者にサンタクロース抹殺を依頼する。
というお話です。
クリス・クリングルと妻のルースは、何百年もの間、雪深いアラスカの森の奥深くに身を潜めてきた。実はクリスはサンタクロースなのだ。しかし、近年は彼の存在を信じない子どもの増加に伴い、プレゼントを配る数も減ってしまい、歩合制の政府からの助成金が削減されてしまう。
彼が営むおもちゃ工場と従業員は深刻な財政危機に陥っていた。そんなクリスに政府が、ある提案をする。米国陸軍の兵器に使う計測器を作成して欲しいという。彼は危機を脱するため、米国陸軍から依頼された兵器の製造を受託することに。
一方、クリスマスの朝、欲しいものはすべて手に入れてきた裕福な12歳の少年ビリーは、クリスマスのプレゼントへの期待を胸に目を覚ます。ところが彼に贈られたのはひとかけらの石炭だった。何故なら、ビリーは、自分の望み通りにならない事は全て、祖母のお金で暗殺者を雇い、真実を捻じ曲げてきたという経緯があり、サンタは望みを叶えなかったのだ。
怒りが頂点に達したビリーは、、復讐を誓い、凄腕の暗殺者にサンタクロース抹殺を依頼する。果たしてクリスは愛する仕事とクリスマスを守り切ることはできるのか!?サンタクロースと米国陸軍、そして最凶の暗殺者による三つ巴の血で血を洗う死闘が幕を開ける。(公式HPより)後は、映画を観てくださいね。
ちょっとバカにしながら観に行ったのですが、面白かったです。今回は、ちょっとネタバレさせてください。面白いのに、ほとんど人が入っていなくて、勿体ないので、ある程度ネタバレして、面白さをお伝えします。
私、こんなはちゃめちゃなサンタがいてもイイなぁって思いました。そりゃ、そうよ。極悪な子供に上げるおもちゃなんて無いわよねぇ。サンタさんは、良い子にだけプレゼントをあげればいいのよ。
設定がとても面白かったです。サンタさんは、クリスマスに子供にプレゼントを配るということで、国から助成金を貰っているんです。それ以外に、色々な方々からの寄付で工場を営んでいるようでした。でもね、この助成金、プレゼントを配った数による歩合制なんです。去年のクリスマスは、サンタを信じる子供が少なくて、願い事をくれなかったようで、助成金が前年度の半分近くまで減ってしまっていたんです。
でね、サンタのおもちゃ工場で働く”コビト”さんたちにも給料を払わなくちゃいけないし、サンタも生活をして行かなきゃいけないので、もう廃業でもしようかって奥さんと話しているんです。そんな所に、政府の人間が訪ねてきて、陸軍兵器の部品を作ってくれないかって頼むんです。
コビト職人さんの腕は良いし、頭も良いので、効率よく兵器が作れて、数も沢山出来て、陸軍は大喜びで、来年もお願いしたいって言い始めるんですよ。さすがサンタ工房って感じでしょ。でも、そんな時に、暗殺者がやってくるんです。
この暗殺者、ハムスター好きで可愛がっているんです。こんなに可愛がる人なら良い人だと思うんだけど、暗殺者なのよねぇ。それも、凄腕なんです。陸軍兵士が護衛でたくさんサンタ工場にいるのに、どんどん倒されて行っちゃって、ほとんど全滅なんじゃないかなぁ。それくらい強いのよ。もちろん、サンタを狙っているんだけど、この展開だと、軍の人たちは、絶対に自分たちを狙ってきていると思っただろうな。
んで、サンタとの対決になる訳です。これも、また、凄かった。誰が一番強いかは、映画を観て、確認してください。よく出来ているなぁって思っちゃいました。
ストーリーは、とてもシンプルで解りやすくて、ツッコミどころは満載だけど、ファンタジー極道映画と思えば、すっごく楽しくて面白いです。もー、サンタが極道っぽいのよ。身体の傷も勲章みたいに付けているし、奥さんの事をとっても大切にしているし、あまり作戦とか考えずに突っ込んで行くところが、まさに極道なんです。相手もスナイパーだし、凄かったですよ。考えてみれば、マッドマックス的なサンタといえば、ピッタリなのかな。最後の方は、ちょっと驚くような展開で、心配してしまいましたよ。
でも、何も考えずに笑って観れる映画でした。メル・ギブソンが主演だし、オッサンになってもカッコイイから良かったですよぉ。あまり派手なアクションは出来ないけど、十二分にカッコ良かったです。こんなサンタさんなら、何歳になっても信じて待っているわ。
思っていたよりも、凄く軽くて、楽しくて、サクッと観れて、後からワイワイ話せるような作品だったので、これは良いと思いました。まぁ、真剣に観ちゃうと、何の意味が??って言われてしまうような作品なんだけど、サンタさんも苦労しているのよ、みんな、信じてあげましょうっていうファンタジーだと思えば、楽しめると思います。
私は、この映画、超!お薦めしたいと思います。なんか、難しい映画ばかり観ていると、頭が重くなっちゃって、時々、こんな映画で空っぽにしたいと思うんです。それには、ピッタリの映画だと思いますよ。そうそう、デートとかには最適です。サンタが超イケメンでもなく、美女も出ず、頭も使わず、テンポよく一気にドキドキハラハラして観れるという、そんな映画です。ぜひ、観に行ってみてください。
ぜひ、楽しんできてくださいね。
「クリスマス・ウォーズ」