「死霊館 悪魔のせいなら、無罪。」死霊館シリーズの中では現実っぽくて楽しめる作品だと思います。 | ゆきがめのシネマ。劇場に映画を観に行こっ!!

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「死霊館 悪魔のせいなら、無罪。」を観てきました。

 

ストーリーは、

1981年、家主を刃物で22回刺して殺害した青年アーニー・ジョンソンは、悪魔に取り憑かれていたことを理由に無罪を主張する。心霊研究家ウォーレン夫妻は被告人を救うため、姿なき存在を証明するべく立ち上がる。警察に協力しながら調査を進める夫妻だったが、とてつもなく邪悪な“何か”に追い詰められていく。

というお話です。

 

 

1981年、ある家の少年が悪魔に憑かれているのではという依頼があり、ウォーレン夫妻は、アメリカコネチカット州ブルックフィールドへ向かう。そこには、何かに憑かれて暴れる少年がいた。

直ぐにエクソシストの神父を呼び、悪魔祓いをすることに。しかし、その悪魔はとても強く少年から離れようとしない。少年の姉の恋人である青年が見かねて、少年の悪魔に向かって、”自分に憑いて良い”と叫ぶ。すると少年から悪魔は去っていった。

数日後、青年は、家主を22度刺して殺害してしまう。そして、悪魔に取り憑かれていたことを理由に「無罪」を主張するのだった。



 

被告人の供述は一貫して「ぜんぶ、悪魔のせい。」法廷に神が存在するなら、悪魔も存在するというのだ。姿なき存在を証明するため、心霊研究家ウォ―レン夫妻が立ち上がる。

被告人を救うため、手掛かりをもとに、警察に協力し捜査を進めるウォーレン夫妻だったが、とてつもなく邪悪な〈何か〉に極限まで追い詰められていく。「その存在」をどうやって証明するのか?アメリカ史上初、前代未聞。〈すべて実話ベース〉の殺人事件。衝撃の真相がついに明らかになる。(公式HPより)後は、映画を観てくださいね。

 

 

死霊館シリーズの新作です。やっぱり、このシリーズは怖いですね。実話を元に作られているので、日本のホラー映画とはちょっと違います。日本のホラー映画は怖いけど、人の怨念などが中心で、実話が元という感じではないのですが、海外のホラーは、神と悪魔というものがあるという前提があっての、実話が元のお話なので、感じ方が違うんですよね。

 

今回の死霊館は、今までのお話とはちょっと違い、悪魔が人を取り込んだりしようと思って地上に来たというのではなく、邪悪な人間に呼ばれて、人間の世界に現れたという設定なんです。なので、人間の邪悪さが悪魔に被さっていて、より怖いんですよ。悪魔だけが敵なら、まだ聖書や十字架や聖水で対抗出来そうなんだけど、人間相手じゃねぇ。悪魔を呼んでまで、叶えたい欲望ってなんだろうね。一歩間違えれば、自分に跳ね返ってくるって解っているだろうに、そこまでして叶えたい欲望って、あるんですかね。

 

 

ある家の少年が悪魔に憑かれたらしいと連絡が入り、ウォーレン夫妻が行ってみると、おいおいっていう状態で少年が暴れているんです。どうも、その家に引っ越してきて、家についていたウォーターベッドに寝た時から、そうなったみたいで、既にウォーターベッドは撤去したのですが、悪魔はそのまま少年に居座っているようなんです。ベッドの下の部分が腐っていて、おかしな状態だったので調べてみると、そこに悪魔を召喚する邪教の捧げものが置いてあるんです。

 

まず、私だったら、置いてあるベッドは使いません。気持ち悪いでしょ。特に、ウォーターベッドですよ。それに、不動産屋は床下の調査をしていないの?ベッドの下の床が腐っているなら、まず、床下の調査をしてからでなきゃ、売買はしてはダメだし、賃貸だとしても貸せないでしょ。何か事故があったら、すべて調査しなかった不動産屋の責任ですからね。

 

 

置いてあった捧げものですが、何で人の家に勝手に置いていったのかは解りません。どうも生贄を探していたようでした。こういうの、ホント、迷惑ですよね。恨みとかがあるなら、少しは仕方ないかなと思うけど、勝手に、この家の人は条件に合いそうだから生贄にしちゃおうって感じで、やられちゃったらたまりません。日本だと、狭い土地に狭い家で、床下も簡単には入れないようになっているので、こんなことは無いと思いますが、あまりの勝手さに驚きました。人の家を勝手に呪うなよ。

 

まぁ、呪う部分はそれくらいにして、呪われた少年が酷く苦しむので、少年の姉の恋人が、とっても良い青年で、助けるために、自分が代わりになるからというんです。そして、青年に悪魔が付いて、殺人が起きるんです。映画だと、順序だって描かれるので、それは悪魔のせいよねーって思うけど、いきなり裁判で、悪魔に憑かれて殺人しちゃったから、本人のせいじゃないですって言われても、そんなの信じられませんよね。

 

 

これ、実話が元になっているんですが、マジで裁判で、悪魔のせいで殺したと言っても、まず立証は無理ですよね。特に、日本で悪魔のせいと言った時点で、精神鑑定に送られるかな。それで精神病だとなったら、遺族はやってられないですね。許せないと思います。私、自分の家族がこんな風に殺されたら、反対に呪い殺すけど。それが無理なら、病院を出てきたら殺しちゃうかもしれません。それくらい覚悟をして貰わなくちゃね。

 

たとえ、悪魔のせいだったんですって言われても信じられないもん。私、キリスト教でもないし、神と悪魔はいると思っていても、それは自分の脳の中にいると考えているので、悪魔のせいと言うのは、自分の中の悪魔だと思っているんです。なので、本人のせいよね。

 

 

でも、映画としては、面白かったと思います。アメリカ社会が、やっぱりキリスト教がベースに作られているのだという感じが、良く出ていたと思いました。裁判所で悪魔がどーのって言ったら、法廷侮辱罪になりそうだよね。

 

呪った側の邪教については、ネタバレは出来ないので、映画で確認してください。結構、驚くような人が関係していて、人間って怖いなと思う部分がありました。でも、この部分が真実かどうかは解りません。あくまで、青年が人を殺したのは悪魔のせいだと、裁判所で主張したというのが、実話なのだと思います。

 

ウォーレン夫妻ですが、今回も大活躍でした。こんなに色々な力を感じられるのだと、普通に生活するのも大変だろうなと思います。だって、どんな土地にでも、昔から人は住んでいただろうし、死んだ人もいると思うんです。幸せに死んだ人ばかりじゃないだろうから、霊が判るのだったら、しんどいだろうと思います。周りがうるさくてしょうがないだろうね。

 

 

私は、この映画、お薦めしたいと思います。ホラー映画としては、面白いと思いました。実話が元になっているし、そうでなくても、謎を解明していく過程は楽しめると思いました。今回は、それほど残酷な場面も無かったし、見やすいと思います。アナベルも、ちょこっとだけ出演していましたよ。ぜひ、観に行ってみてください。

ぜひ、楽しんできてくださいね。カメ

 

 

「死霊館 悪魔のせいなら、無罪。」