「007 ノー・タイム・トゥ・ダイ」今回は少しネタバレです。肝心な事は伏せてありますけどね。 | ゆきがめのシネマ。劇場に映画を観に行こっ!!

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観てきた映画、全部、語っちゃいます!ほとんど1日に1本は観ているかな。映画祭も大好きで色々な映画祭に参加してみてます。最近は、演劇も好きで、良く観に行っていますよ。お気軽にコメントしてください。
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「007 ノー・タイム・トゥ・ダイ」を観てきました。

 

ストーリーは、

現役を退きジャマイカで穏やかな生活を送っていたボンドのもとに、CIA出身の旧友フェリックス・ライターが助けを求めにやってきたことから、平穏な日常は終わりを告げる。誘拐された科学者を救出するという任務に就いたボンドは、その過酷なミッションの中で、世界に脅威をもたらす最新技術を有した黒幕を追うことになるが・・・。

というお話です。

 

 

エージェントを退き、マドレーヌと過ごしていたボンド。マドレーヌが過去を全て告白しようとしたその時、襲撃に遭い、二人は離れ離れになってしまう。

昔を思い出したマドレーヌ。子供時代のマドレーヌ・スワンは、テロリストのリュートシファー・サフィンによる母親の殺害の瞬間を目撃する。サフィンは、自分の一族をマドレーヌの父親に殺された復讐に来たのだった。マドレーヌと銃撃戦となりマドレーヌはサフィンを倒したと思ったが身体は防御されており、起き上がって追ってくる。凍った湖を走り逃げるが、氷が割れ、死にそうなマドレーヌを、サフィンが何故か救うのだった。



 

それから5年後、現役を退いているジェームズ・ボンドは、ジャマイカで穏やかな日々を過ごしていた。そんなある日、彼のもとに旧友でもあるCIAエージェントのフェリックス・ライターがやって来て、誘拐された科学者ヴァルド・オブルチェフを救い出してほしいと依頼する。最初は拒否していたのだが、MI6のMとの交渉が上手く行かず、フェリックスの協力をすることにしてしまう。

復帰したボンドは、オブルチョフが開発していた大量破壊兵器の情報を知ることになる。その開発は、ある秘密を持って始められたが、色々な組織が介入し、スペクターに狙われ、今度はサフィンに狙われることになる。



 

ボンドは、知らず知らずのうちに、危険な最新技術を操る正体不明の敵・サフィンとの想像を超える過酷な闘いに身を投じることになってしまう。そして・・・。後は、映画を観てくださいね。

 

ダニエル・クレイグの最後のボンド、観てきました!年は取ったけど、カッコ良さは変わらないですね。マジでボンドでした。彼のボンドが観れなくなるのは寂しいですが、今回、完璧に卒業されていってしまいました。これは、本当にラストですね。もちろん、ボンドは戻ってくるんだけど、新しい彼になっているからね。

 

 

今回は、前から続いているスペクター関連から展開して行きました。スカイフォール、スペクターと続いて、ノー・タイム・トゥ・ダイは、007の過去に関係ある内容が根底に流れていて、連作を言って良いのかしら。面白いですよね。それに、今回は、今までにない007の展開でした。いまだかつて、女性にこれ程入れ込んでいた007がいただろうか。ダニエルの前のボンドたちは、みんな、その時、その時の女性で、一人の女性を愛していくという雰囲気では無かったのですが、ダニエルのボンドは、このマドレーヌに固執しましたねぇ。本当に愛していたってことなのよね。うーん、ボンドながら、本当に素敵でした。

 

 

ボンドの恋愛系のストーリーはとっても良いのですが、大量殺戮兵器の方のストーリーは、イマイチっぽい感じがしました。最初に、この計画を誰が立てて、誰に横取りされて行くかの、組織戦の部分は、バンバン裏切り者が出てきて、楽しいかなと思ったのですが、その殺戮兵器が、ちょっと前の映画のパクリに見えてしまって、またそれなんだって思ってしまいました。

 

確かに、この”生体ナノマシン”という考え方は、今、医療の分野でとても期待されてはいるのですが、さすがに、まだまだこれからって感じの研究ですよね。2014年にジョニー・デップ主演で作られた「トランセンデンス」というSF映画が、ナノマシンについて描いていて、面白いので観て欲しいかな。もちろん、今回の007では、随分と考え方も進化していて、そんなプログラムも考えてるんだぁって感心しましたが、扱いがずさんで、その使い方は無理なんじゃないの?って思いました。ナノマシンは、まだまだ難しいと思いました。

 

 

そうそう、ボンドが引退しているところから始まるので、MI6には、実は、新しい007が誕生していました。え、今度は女性なのっ!て少し嬉しくなりましたが、きっと、続編は、また男性になっちゃうのかな。まぁ、伝統がありますからねぇ。でも、女性に007を一時でも与えたというところが、MI6も進化してるんだなぁって思いました。ま、前のMも女性だったしね。

 

それともう一人、新しいエージェント・パロマが出てくるのですが、アナ・デ・アルマスが演じていて、すっごく可愛くて綺麗なんです。アクションもカッコイイですよぉ。彼女には、また出て欲しいなぁ。マジでカッコイイです。こんな新人エージェントが居たら、ずーっと教育してあげたくなっちゃうでしょうね。

 

 

今作でも、アストンマーチンが大暴れでした。カッコ良かったけど、あんな高い車を直ぐにボッコボコにしちゃったら、MI6も予算が大変だよなぁ。だって、あれ1台で首都圏のマンションが買えますからね。そりゃ、Qが泣く訳よ。

 

色々書きましたが、やっぱり面白いなぁ。初日が1日だったので、混雑が怖くて、台風の中をイオンシネマに行きましたが、イオンシネマはIMAXが無いので、少し空いてきたら、IMAXで観る予定です。コロナの対策が緩和されて嬉しいのですが、やっぱりまだ恐いので、どうしても1席空けのイオンシネマに行っちゃうんです。ワクチンを打っても、感染はするんですもんね。

 

 

この映画、私は、超!超!超!お薦めしたいと思います。さすが007という感じの内容で、アクションも頑張っていたし、とても満足の出来る内容でした。それに、監督が気をつかっていたのだと思いますが、オープニングの銃口があるでしょ。最後の方のシーンで、あのシーンに似せた円形の中心に銃を構える007のシーンがあるんです。最後の最後で、同じレイアウトにしてみたのかと思って、嬉しくなりました。この映画は、誰が観ても楽しめる作品だと思いますよ。ぜひ、観に行ってみてください。

ぜひ、楽しんできてくださいね。カメ

 

 

「007 ノー・タイム・トゥ・ダイ」