「総理の夫」日本初の女性総理が誕生するかもって期待が持てるような素晴らしい映画でした。 | ゆきがめのシネマ。劇場に映画を観に行こっ!!

ゆきがめのシネマ。劇場に映画を観に行こっ!!

観てきた映画、全部、語っちゃいます!ほとんど1日に1本は観ているかな。映画祭も大好きで色々な映画祭に参加してみてます。最近は、演劇も好きで、良く観に行っていますよ。お気軽にコメントしてください。
スミマセンが、ペタの受付を一時中断しています。ごめんなさい。

「総理の夫」を観てきました。

 

ストーリーは、

少数野党の党首を務めている凛子と結婚10年目を迎えた鳥類学者の相馬日和は、ある朝、凛子から「もし私が総理大臣になったら何か不都合ある?」と意味深な話を投げかけられる。質問の意図を探ってもはぐらかされた日和は、そのまま野鳥観察の出張に出かけ、ろくに電波の届かない孤島で10日間を過ごす。しかし、その間に世間は激変。凛子が史上初の女性内閣総理大臣に選出されていた。そのことで自動的に史上初の「総理の夫」となった日和は、微力ながらも妻の夢を全力で応援しようと心に誓うが、予想だにしない激動の日々に巻き込まれていく。

というお話です。

 

 

よく晴れた日の朝。出張に出かける直前の相馬日和は、最愛の妻、凛子から穏やかな笑顔で意味深な言葉をかけられる。

「ねえ、日和くん。もしも私が総理大臣になったら、何かあなたに不都合はある?」 この一言が、日和の平和な日常を一変させる! 裕福なソウマグローバルの御曹司で、鳥類研究所に勤務する“鳥オタク”な日和。対する凛子は、少数野党の党首で活躍する政界注目のエースだったが、なんとここにきて日本初の女性総理に就任したのだ。



 

突然の事態に混乱する日和だったが、内閣広報官の富士宮あやかから携帯にGPSをつけられ、日常生活も徹底的に管理される。それでも“総理の夫”の自覚が全然ない日和に、凛子の有能な秘書・島崎虎山もあきれ顔。日和の母親でありソウマグローバルの会長でもある崇子や、ソウマグローバルのCEOで日和の兄=多和からも激しくハッパをかけられ早くも日和はヘロヘロに。そんな日和を職場の後輩=伊藤るいは同情の目で見つめていた。

一方の凛子も毎日働きづめ。政界のドン=原久郎の裏切りにより、ついに衆議院解散を決意。総選挙へとなだれ込むが、そんな時まさかの事態が2人に襲いかかる!(公式HPより) 後は、映画を観てくださいね。

 

 

この映画、面白かったぁ~!今、たまたま総裁選と重なっていて、思い出しながら、ちょっと笑ってしまいました。きっと、裏ではこんな事をやっているんでしょうねぇって感じの事も描かれており、楽しめました。でも、もし、この凛子さんのような女性が総裁選に立ったとしたら、女性総理が誕生することもあり得るかもしれませんねえ。現実の方々を見る限りでは、まだまだ女性総理は難しそうだけど。

 

主人公の日和さんは、ソウマグローバルという会社を経営する相馬家の次男なんです。裕福な家のお坊ちゃまなので、ちょっと浮世離れしているようなところがあります。都心にある大きな敷地の屋敷に住んでおり、家の庭でバードウォッチングが出来るほど。エエッ!ていうようなお金持ちなんです。そんな日和は、美しく聡明な凛子さんと出会い、結婚します。

 

 

政治家として出発した凛子さんは、小さいながらも直進党という政党を立てて活躍していましたが、まさか総理大臣になるとは、誰も思っていませんでした。それは、民心党の原久郎の思惑により、連立を組むという形で成りえたものでした。もちろん、凛子も相手の思惑を解かっていて、それなりに考えて行動をしています。

 

日和は、北海道の出張から帰ってきたら、突然に妻が総理になるというニュースで驚かされます。でも、イマドキ、どんなに田舎でも、ニュースは観れるし、空港や飛行機の中で聞かされるハズよねぇ。笑っちゃいました。

 

 

それにしても、このキャストが上手いんです。女性総理になる凛子を中谷さんが演じているのですが、ピッタリなんです。誠実そうで品があって、トップに立つべき女性というイメージに作られていて、本当に素敵でした。中谷さん、素晴らしいです。そして日和は、田中さんなのですが、こちらもまた、お坊ちゃまキャラを上手く演じていて、天然っぽく見えるんです。彼は本当に何でも出来ますよね。超イケメンとは言えないけど、演技は素晴らしいし、温かみがある雰囲気はピッタリでした。

 

他のキャストも、上手かったなぁ。特に原久郎役の岸辺さん、最高でした。やっぱり腹黒の表情は上手いですよねぇ。ドクターXも楽しみにしています。そして日和のママ役の余さん、さすがです。ママ、素敵!って言いたくなっちゃう。

 

 

女性総理ということで、やっぱり女性ならではの問題も出てくるんです。生理も大変だろうし、映画の中で妊娠するのですが、総理大臣の妊娠って、世界ではすでに例があるけど、日本で通用するのかというのが、とても考えてしまいました。政治家の小泉さんが育休を取ると言った時だって、随分、文句を言われていたでしょ。なんか、おかしいですよね。

 

国会に保育室があっても良いはずでしょ。だって、沢山の政治家がいるんだから。育休取ったら、支持した地域の人の声が届かないという声があるなら、別に休まなくても、国会に連れて行って、保育室に預けられればいいんだよね。途中で抜けたって、どーせオッサンたち、寝てたりするんだから。

 

 

私の母は、私を産んだ後に、再度、大学に行ったので、私は祖父母の所に預けられたりしてたけど、時々、大学の教室に連れていかれた覚えも少しあります。まだ保育園に行ってなかったんじゃないかな。その頃、そんな事が許して貰えたんですよ。他の生徒の人が、ホイホイ遊んでくれた覚えがあります。大学の教室って大きいと思ったけど、大人になったら狭かったな。遠い記憶ですけどね。

 

性別に関係無く、政治家だって、何だって、出来るようにするのが当たり前だと思いました。だって、たまたま女性が子供を産む機能を持っているけど、それ以外は一緒でしょ。男性だって、女性から生まれるんです。同じ権利を持つのだから、女性が総理大臣になって、子供を産んだっていいですよね。ギリギリまで仕事をして、産休を少し取って、今時、リモートで何でも出来るんだから、子供を育てながらでも総理大臣出来ますよ。そういう世界に、日本もしなくちゃ。根本的な事は、子供を産むくらい若い世代が、もっと政治家にならなくちゃいけないのかなと思いました。

 

 

色々考えさせられて、とっても暖かくなって、大笑い出来る、素晴らしい映画でした。私は、この映画、超!超!超!お薦めしたいと思います。誰が何といおうと、私は、とっても楽しかった。面白かったです。素直に誰でも楽しめる映画って、嬉しいでしょ。深く考えれば、そりゃ、あり得ない部分は山ほどありましたが、それは映画なんだからいいじゃないですか。女性総理大臣が生まれて欲しいという期待が膨らんで、楽しくなりました。まぁ、この凛子さんのような素晴らしい女性政治家は、今のところ、見受けられませんが、どこかに埋もれているかもしれません。いつの日か、女性総理、誕生して欲しいなぁ。ぜひ、観に行ってみてください。

ぜひ、楽しんできてくださいね。カメ

 

 

「総理の夫」

 

 

 

 

この映画観たら、「民王」を思い出しました。

 

 

イベントバナー