「サムジンカンパニー1995」アノ韓国企業にこんな事件があったんですね。実話を基に描かれてます。 | ゆきがめのシネマ。劇場に映画を観に行こっ!!

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観てきた映画、全部、語っちゃいます!ほとんど1日に1本は観ているかな。映画祭も大好きで色々な映画祭に参加してみてます。最近は、演劇も好きで、良く観に行っていますよ。お気軽にコメントしてください。
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「サムジンカンパニー1995」を観てきました。

 

ストーリーは、

1995年、ソウル。大企業サムジン電子に勤める高卒の女性社員たちは、実務能力を持っていても任されるのはお茶くみや書類整理ばかり。そんな彼女たちにもチャンスが訪れる。社の方針で、TOEIC600点を超えたら「代理」という肩書を与えられることに。ステップアップのため英語の勉強に励む女性社員たち。ある時、ジャヨンは会社の工場から汚染水が川に流出しているのを目撃する。その証拠を会社は隠ぺいしようとしていたが、ジャヨンと同僚たちは解雇の危険も顧みず、真相解明に向けて奔走する。

というお話です。

 

 

1995年、金泳三大統領によってグローバル元年と位置付けられた韓国。ソウルでは語学学校が早朝クラスでも満席になるなど、街のいたるところで英語が聞こえてきていた。

ソウル・乙支路(ウルチロ)。サムジン電子に勤める生産管理3部のイ・ジャヨン、マーケティング部のチョン・ユナ、会計部のシム・ボラム。大企業に勤める高卒の女性ヒラ社員たちは実務能力は高いが、主な仕事はお茶くみや書類整理など雑用ばかり。熾烈な学歴社会である韓国では、どんなに優れた能力があったとしても、大卒社員の補助的な役割しかさせてもらえないのだった。



 

そんな彼女たちにも、会社の方針でTOEIC600点を超えたら、「代理」に昇進できるチャンスが到来!ステップアップを夢みて英語を学ぶ彼女たちだった。

ある日、偶然、自社工場が有害物質を川に排出していることを知る。事実を隠蔽する会社を相手に解雇の危険を顧みず、力を合わせ真相解明に向けて奔走する3人。彼女たちの部署の垣根を越えた友情、会社を守りたいと思う愛社精神、そして不正に立ち向かう正義感で立ち向かうのだが、巨大企業の力の前に、彼女たちは踏みつぶされそうに・・・。このまま潰されて、仕事も失くしてしまうのか、それとも・・・。(公式HPより) 後は、映画を観てくださいね。

 

 

1995年にあった実話を基に、楽しく明るくコメディ風にして作られた映画です。今から26年くらい前かしら。それにしては、ちょっとレトロな感じに見えたけど、韓国は少し日本より遅れていたのかな。着ている服が、日本のバブル時代みたいだったので、ちょっと笑ってしまいました。だって、肩パットとか入っている感じなんですよ。もう、その頃、日本では肩パットは入って無かったですよね。

 

その頃、大卒でなければ、一流企業に入社出来ても重要な仕事は任せて貰えず、簡単な事務作業とお茶くみだけだったようで、TOEICで良い点数を取ると昇進出来るという制度が出来たのを境に、みんな英語を習っていたようです。そんな状況の中、会社の不正が見つかると言うお話でした。

 

 

こういう話、一時良くありましたよね。弱者が、企業相手に頑張るみたいな、それで巨大企業をぶっ潰して、最後にスッキリするという映画、今までも沢山観てきたと思いますが、これも同じです。うーん、今更、なんでこの話だったのかなと思いましたが、韓国では、こういう話、今までに作られてこなかったのかな。ちょっと共産主義的だから、作れなかったのかな。ハリウッドでは、一時、凄く多かったですよね。エリン・ブロコビッチとか流行りましたもんね。

 

話を戻して、この映画、大卒じゃないと会社に相手にして貰えないという事が描かれていて、そんな女性たちが、反旗を振りかざすというお話でした。もちろん、相手は巨大企業なので、次々と手を廻して、お金をばらまいて、隠ぺいして行くのですが、どちらがどこまで頑張れるかって競争のようになって行きます。

 

 

もちろん、会社は悪い事をしているんだから、誰かが声を上げないといけないんだけど、どんなに騒いでも、マスコミも弁護士も、誰もかれもが、お金に屈してしまい、訴えを聞き入れてくれないんですよ。どこまで行っても、会社に手を廻されて、どうしようもなくなる姿が描かれていました。実際にそうだったんでしょうね。ビックリするほどでした。

 

今のように、SNSなどが普及していれば、もっと訴え方があったのだと思いますが、今から26年前ですから、こんな感じだったのでしょう。マジで酷いなって思いました。まぁ、今でもそうなのかな。

 

 

それでも彼女たちは、頑張って訴え続け、証拠も見つけ出すという内容でした。面白かったとは思いますが、あまりにも、昔、同じような映画を観ているので、新鮮さはありませんでした。それと、ごめんなさい、私、韓国の女性たちが、キャーキャー言いながら英語を習ったり、不正

暴いたりする姿が、あまりにもうるさくて、ちょっとイライラしてしまいました。うーん、国民性の違いだと思うけど、あんなにキャーキャーして、英語を一緒に習ったり、お茶を入れたり、何だか、ロボットみたいに、みんな同じように動いて騒ぐのって、何でかなぁ。軍隊みたいなんです。その姿が嫌でした。これは、個人的な好みの問題だと思います。

 

 

私は、この映画、お薦めしたいと思います。映画としては、何度も観た様な内容ですが、楽しめると思いました。巨大企業を倒すのは、スッキリして楽しめると思います。私は、ダメなタイプの映画でしたが、一般的には楽しめる作品だと思いました。ぜひ、観に行ってみてください。

ぜひ、楽しんできてくださいね。カメ

 

 

「サムジンカンパニー1995」