「シンプルな情熱」を観てきました。
ストーリーは、
パリの大学で文学を教えるエレーヌは、あるパーティでロシア大使館に勤める年下の男性アレクサンドルと出会う。エレーヌは彼のミステリアスな魅力に強く惹かれ、瞬く間に恋に落ちる。自宅やホテルで逢瀬を重ね、アレクサンドルとの抱擁がもたらす陶酔にのめり込んでいくエレーヌ。今までと変わらない日常を送りながらも、心の中はすべてアレクサンドルに占められていた。気まぐれで妻帯者でもあるアレクサンドルからの電話をひたすら待ち続けるエレーヌだったが・・・。
というお話です。
「去年の9月から何もせず、ある男性を待ち続けた」と追想するエレーヌ。
パリの大学で文学を教える彼女は、仕事もしたし、友だちと映画館へも行った。だが、彼と抱き合う以外のことは現実感がなく、何の意味もなかったのだ。彼の名前はアレクサンドル、あるパーティで出会った、年下で既婚者のロシア人だ。
友人のアニタからは「のめり込まないで。いずれロシアに帰るのよ」と忠告されていたが、エレーヌには今の恋を生きることが全てだった。
アレクサンドルからの電話をひたすら待ちわびるエレーヌであったが、彼から「次にいつ会えるかわからない、3週間フランスを離れる」と告げられる。彼の不在に耐えられなくなったエレーヌは、息子とフィレンツェへの旅に出る。
そして、3週間後、アレクサンドルからの連絡を待つエレーヌのもとに、1本の電話が入るが。後は、映画を観てくださいね。
この映画、観に行ったら、映画館が満席だったのですが、内容は酷かったなぁ。一言で言うと、若い男に夢中になり、SEX依存になって、ストーカーまでしてしまうバカ女のお話でした。はっきり言って、息子に食事も作らず、迎えもせず、男に夢中になる女って、最低ですよ。そんなにSEXしたいんかいっ!もー、変態だなって思いました。
そりゃ、イケメンの若い男でテクニックも凄くて、夢中になっちゃう気持ちは解らないではないけど、理性が一切無くなるって、それ、動物だからね。ウサギと一緒でしょ。うさぎちゃんって、雄雌一緒にしておくと、いつまでもヤッていて、血が出るほどしちゃうっていうから。それと一緒だよね。
映画の内容は、エレーヌという女性が、ロシア大使館に勤めているというアレクサンドルに夢中になり、全てが目に入らなくなり、ストーカー行為的なことをするほどになり、っていうことで、それ以外は何も無いんです。いやぁ、恐い、マジで恐いと思いました。
アレクサンドルの方は、きっと、ヤる女は山ほどいて、時々、時間があえばエレーヌの所に行って、一発ヤって、さようならって言うことだと思うんです。気持ちは一切エレーヌに無いのよ。もう、見てわかるんです。だけど、エレーヌは必死で、スマホをいつも手放さず、音が鳴るとアレクサンドルかと思って、何もかも投げ捨てて電話を見るんです。キチガイじみていました。
恋は盲目とか、好きになったら仕方ないというレベルじゃないんですよ。でもね、この映画、ある女性が自分の体験を元に書いている小説が原作だそうで、キモッて思いました。私、どんなに人を好きになっても、自分以上に愛せる自信はありません。もちろん、好きな人の為に何かをするとか、そういう事はありますよ。でもね、好きな相手以外は目に入らなくなるなんてことはあり得ないです。考えられません。どうしても、社会の中の自分となるので、周りを見ながらだと思います。
そんな映画なんだけど、沢山の人が観に来ていて、ちょっと驚きました。変態映画が人気って、ちょっとビックリ!ま、あまり上映館が無いようなので、たまたまだったのかもしれませんが。うーん、変態女の映画だったぁ。これを、究極の愛とか言っちゃう人、いるのかなぁ。だって、一人よがりなんですよ。相手には、一切、愛は無いんですから。都合の良い女ってだけで、付きまとわれるのはウンザリのようなんです。アレクサンドルも酷い男だった。
私は、この映画、あまりお薦め出来ません。男依存の女の映画なんて、いくらフランス映画でも汚く見えました。ジュテームとかなんとか言って熱いSEXシーンでドキドキするかもしれないけど、それならAVを観た方が良いでしょ。男に溺れて、子供を蔑ろにするような女の映画を評価は出来ません。シンプル過ぎるでしょ。という訳で、気になった方は、観に行ってみてください。
ぜひ、楽しんできてくださいね。![]()
「シンプルな情熱」





