「青葉家のテーブル」ゆっくり進む日常を描いた、ちょっと前に流行った雰囲気の映画です。 | ゆきがめのシネマ。劇場に映画を観に行こっ!!

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観てきた映画、全部、語っちゃいます!ほとんど1日に1本は観ているかな。映画祭も大好きで色々な映画祭に参加してみてます。最近は、演劇も好きで、良く観に行っていますよ。お気軽にコメントしてください。
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「青葉家のテーブル」を観てきました。

 

ストーリーは、

シングルマザーの春子と息子リク、春子の飲み友達めいこと、その恋人で小説家のソラオという4人で共同生活を送る青葉家。ある夏の日、春子の旧友である知世の娘・優子が、美術予備校の夏期講習へ通うため、青葉家で居候を始める。ちょっとした“有名人”の知世とは20年来の仲となる春子だったが、2人の間には気まずい過去があった。

というお話です。

 

 

シングルマザーの春子と、その息子リク、春子の飲み友達めいこと、その彼氏で小説家のソラオという一風変わった4人で共同生活をしている青葉家。

 

夏のある日、春子の旧友の娘・優子が美術予備校の夏期講習に通うため、青葉家へ居候しにやって来た。そんな優子の母・知世は、ちょっとした"有名人"。知世とは20年来の友人であるはずの春子だが、どうしようもなく気まずい過去があったのだ。

 

 

優子は、美大に行く為に美術予備校の夏期講習に来たのだが、実は、有名な母親の影響を受けてしまう自分にウンザリしており、母親と離れたくて春子の家に来たのだった。もちろん自分にはセンスがあり、デザインの道に向いているという自信はあった。しかし、予備校に行ってみると、周りは自分とレベルが違う事に気が付き、自信を失くしてしまう。

 

一方、春子は、優子の母・知世とは、その昔、親友だったのだが、ある事がきっかけで春子は知世とは離れて、20年ほど連絡を取っていなかったのだった。優子を預かった事をきっかけにして、春子は20年前の事に決着を付けるべく、知世に逢いに行こうと考え始める。そして・・・。後は、映画を観てくださいね。

 

 

この映画、無料配信のドラマ4話の続きになるのかしら。私は、まだドラマを観ていないんだけど、観てみたいと思っています。映画の雰囲気は、何となく「かもめ食堂」とか、「やっぱり猫が好き」とか、あんな感じかしら。ふんわりしていて、大筋のようなものは無さそうって感じかな。

 

映画では、春子と、春子の幼馴染の知世との関係と、知世の娘・優子の自分探しのようなものが描かれていました。良い映画ではあると思うのですが、インパクトは無いし、ここが凄く面白いから観て欲しいというようなモノは無いんですよね。ふんわりしている感じで、まぁ、描きたいことは何となく解るんだけど、この系統の映画は、そろそろ見飽きたかなぁって、私は思いました。

 

 

一時、この系統の映画が沢山作られていたのですが、今は減りましたよね。映画より、YouTubeとかでシリーズでやってくれる方が、色々な料理も楽しめるし、それぞれのキャラクターを掘り下げられるので、そちらの方が合っていると思います。映画だと、時間が区切られているし、短時間の中で起承転結を表してくれないと、お客さんも満足出来ないので、難しいのかなぁと思いました。

 

私、女優の西田尚美さんが好きなので、良かったです。西田さんって、優しいお母さんも出来るけど、ハードな役も出来て、女性版バイプレイヤーズの一人だと思っています。素敵な女優さんで、出てくると嬉しくなります。同じくらい、市川実和子さんも好きです。今回は、しっかりした女性を演じていました。私、この市川姉妹(実和子さんと実日子さん)、好きなんですよねぇ。このお二人の雰囲気は他の方には無いので、お二人を観ると幸せになります。

 

 

今回は、子供のリクや優子がメインだったのかもしれませんが、あまり光るところを見つけられず、ちょっと退屈でした。優子の友人のあかね役の上原さんや、瀬尾役の細田さんは良かったです。やっぱり、他でも見ている役者さんなので、返しが上手いかなと思いました。この二人は、今後も楽しみです。

 

うーん、あまり感動があるような映画では無かったので、感想が進みません。悪い映画ではありませんが、何か実りがあるかと言われると、雰囲気を楽しむ映画としか言えないので、どうなのかしら。まぁ、一応、それぞれにちょっとづつ成長するって事なんですけど、私は、あまり共感は出来なかったかな。

 

 

特に、優子の、いつも母親の話をしてしまう所が嫌でした。17歳くらいにもなって、有名な母親の話しか出来ないって、それまで何を学んできたんだろうと思ってしまいます。自立する為に学校に通っているのに、小学校、中学校で何を学んだんだろうなぁ。”あたしのママは有名なんだよ”っていうのは、幼稚園生のいう事でしょ。嫌いなタイプの少女でした。

 

「サマーフィルムにのって」の松本監督の2作目です。「サマーフィルムにのって」は、8月6日に公開です。そちらは、良い作品でしたよ。この映画とは、ちょっと雰囲気が違います。

 

 

私は、この映画、お薦めしたいと思います。映画としては、ふんわりして、あまり内容がありませんが、頭を使わずに休みながら観るには、良い映画かもしれません。刺激を求める方には、ちょっと物足りないと思います。ぜひ、観に行ってみてください。

ぜひ、楽しんできてくださいね。カメ

 

 

「青葉家のテーブル」