「リカ 自称28歳の純愛モンスター」を観てきました。
ストーリーは、
山中でスーツケースに入った本間隆雄の死体が発見された。本間は3年前に逃走犯の雨宮リカに拉致され行方不明になっていた。警視庁捜査一課の奥山次郎は、潜伏中のリカをおびき寄せるため、偽名を使ってマッチングアプリでリカを探し出すことに成功するが、次第にリカにのめり込んでいく。奥山の婚約者でリカを追う警察官の青木孝子は、捜査に平行し、リカにのめり込んでいく奥山を心配し、先輩の梅本尚美とともに奥山の部屋へと向かうが。
というお話です。
山中でスーツケースに入った死体が発見された。被害者の身元は、3年前、逃走犯の雨宮リカに拉致され行方不明になっていた本間だった。6年前、ある病院で連続殺人が起こり、その容疑者となったリカ。
その後、3年前に映画プロデューサーの本間に付きまとい、娘まで誘拐し、娘は開放されたものの、本間は行方不明となっていたのだった。本間と共にリカも消えて、今までは何の手がかりも出てこなかった。
今回の本間の死体だが、3年前に手足を切られ、目鼻も切り取られて現場に並べてあったのだが、死体が亡くなったのは3年前ではなく、ごく最近であることが判明する。リカは本間をずっと生かしていたのだ。あまりの残酷さに驚く警察官たち。
警視庁捜査一課の奥山は、潜伏中のリカをおびき寄せるため、偽名を使いマッチングアプリでリカを探し出すことに成功。次第に“純愛モンスター”リカにのめり込んでいく。しかし奥山には同僚の婚約者がおり、のめり込むのは、リカを逮捕するという考えだけだ。
「やっと会える、雨宮リカ」捜査と共にリカにのめり込んでいく奥山を心配する婚約者の孝子は、同僚の尚美と共に彼の部屋へと向かうのだが・・・。後は、映画を観てくださいね。
この映画、酷かった・・・。これ、映画じゃないです。よく深夜にやっている、B級ホラーのドラマみたいな感じかしら。(あ、TV版はそれか。)折角の大画面の映画なのに、顔のアップばかりで、突然に引きの場面が出たと思ったら、妖怪のように壁を這って登ったり、超スピードで走ったり、何だか、よく解りませんでした。
私、原作は面白くて読んだんです。でも、こんな風に映像化されちゃうと、バカにされているように思えちゃって、ダメでした。これ、なんで映画化したの?TV版は、ほとんど観ていませんが、まだ、TVの方が、現実的だったような気がします。どこからこんなに酷い怪物に変貌したんでしょうか。
映画版は、TV版の続きで、逃げている”リカ”を警察が捕まえようとして、おとり捜査を始めるというところから始まります。確かに、このやり方なら、リカなら引っかかりそうだけど、それにしても、酷い展開でした。こんなおとり捜査をして、ここまで追い詰めていて上手く行かないなんて、どれほど能力が低いんだって言われちゃいますよ。
まぁ、化け物だから捕まえられないって言うんだろうけど、そもそも普通の女性だったのに、なんで化け物になったんですか?その説明が全く無いので、理解不能なんです。腕に痣があって、それが赤く光ると、力が発動するみたいなんだけど、それの意味も解説してくれなかったので、理解が出来ませんでした。TVドラマを見てというんだろうけど、この内容を見て、TVドラマまで観ようとは思いませんよ。時間の無駄だもん。
もう、感想を書くのも面倒になってきちゃった。久しぶりに酷すぎるっていう映画を観ました。B級とかいうレベルじゃなくて、映画とは認めたくないレベルです。どうして作っちゃったのかなぁ。別に、嫌がらせで文句を書いているのではありません。映画として、本当に酷いので、書かずにはいられないって感じなんです。ごめんなさい。映画好きの方なら、解ってくれますよね。折角、映画を作れるほどの予算があるなら、もっと良い作品にお金を出してあげて欲しい。お金が無くて、苦労をしている映画関係者の方々もいらっしゃるので、そういう方々に回してあげて欲しいです。無駄な所にお金を使わないでください。
はぁ~、疲れた。文句を書くのも疲れるんですよ。酷い映画でも、思い出しながら書いている訳ですから辛いんです。ああー、忘れたい。もう、この映画の事は忘れます。小説はホラーとして面白いのに、なんでこんな風になっちゃったんだっ!
この映画、私は、お薦め出来ません。面白いとは全く思わなかったので、薦められないんです。ごめんなさい。TVドラマなら良いのかもしれませんが、お金を出して観るようなものではありません。それでも、もし、気になる方がいらしたら、観てみてください。
きっと楽しめないので、楽しんでとは書けません。(笑)
「リカ 自称28歳の純愛モンスター」