「シドニアの騎士 あいつむぐほし」を観てきました。
ストーリーは、
巨大な宇宙船「シドニア」で旅を続ける人類の前に100年ぶりに出現した、未知の生命体「ガウナ」。人とガウナから生み出された白羽衣つむぎや人型戦闘兵器「衛人(モリト)」 のエースパイロットである谷風長道の活躍により、ガウナは一旦撃退され、人類はなんとか勝利を収めることができた。それから10年。シドニアの人々は、つかの間の平和を楽しんでいた。しかし、 シドニアの艦長・小林は、ガウナがいる限りこの平穏は長く続かないと考えていた。そして、人類の存亡をかけた最終決戦を決断する。
というお話です。
未知の生命体・ガウナに地球を破壊され、かろうじて生き残った人類は巨大な宇宙船「シドニア」で旅を続けていたが、100年ぶりにガウナが現れた。
再び 滅亡の危機に襲われた人類だったが、人とガウナから生み出された白羽衣つむぎや人型戦闘兵器・衛人のエースパイロットである谷風長道の活躍により、ガウナをいったん撃退。なんとか勝利をおさめたのだった。
あれから10年。シドニアの人々は、つかの間の平和を楽しんでいた。
つむぎも、今やシドニアの英雄となった長道に想いを寄せながら、穏やかな日々を過ごしている。
だが、艦長・小林は分っていた。ガウナがいる限り、この平穏は長く続かないことを。そして、人類の存亡をかけ、最終決戦を決断する。愛する人を守るため、シドニア最後の戦いがついに始まった。(公式HPより)後は、映画を観てくださいね。
やっと決着付きましたね。私、弐瓶先生の作品、好きなのですが、このシドニアだけは、実は原作を読んでいません。読む前に映画を観てしまったので、今回は映画でイイかって思って、原作を読むのを辞めたんです。今は「人形の国」を楽しんで読んでいるのですが、「BLAME!」はアニメ化されて、よく出来ていましたね。シドニアも、私には満足のいく出来だったと思います。なんか、建築をやっていた方らしく、何となく、絵を観ていても、建物が経ちそうな絵に見えるんですよね。うーん、好きなんです。
このお話、面白いのが、既に人類が地球に住んでいないっていう所ですよね。SF映画とか言うと、いつも地球を守らなくちゃとか言うけど、もう守るべき地球が無いので、自分たちが住む星を探す為に宇宙を旅していて、地球をも滅ぼした敵・ガウナが今も襲ってくるという、面倒な状況なんです。
でも、ただ人間もボーっとしていた訳ではなく、色々な対策をしていて、ガウナとの戦いでも倒せるようになっているのですが、そう簡単ではないですよね。つむぎという融合個体を使ったりして、ガウナを倒していくんです。戦闘は激しく、今回は、結構、仲間を失い、大変な事にもなっていましたが、まぁ、映画を観てください。
長道とつむぎの関係は、良いままでしたが、長道の危機を救うために、つむぎがボロボロとなっても助けに向かいます。確かに大きさは違うけど、別に、何てことはなく、好きならいいんじゃないのって感じで、良かったですよ。でも、不便は不便よね。(笑) この二人の関係も、どう変わるのか、お楽しみに。
なんか、ごめんなさい。1作目の長道が地下から出てきて、小汚い子供だった時から考えると、結構、時間が経ったなぁと思って、やっとの決着なので、あまり感想が出てきません。だってね、衛人操縦士の訓練から始まって、星白と出会って、星白がガウナに取り込まれてつむぎになって、っていう経過を考えると、長いのよ。映画では、2作品で収まっているけど、内容はすっごく濃いので、思い返して反芻していると、感想はすっごいなぁ~としか出てこないんです。この作品、本当に設定がしっかりしているので、最後まで観ると、ため息しか出なかったんです。
私は、ガンダム世代なので、ロボットモノが好きで、宇宙で生きる人々の作品、とっても好きなんです。なので、シドニアの騎士も、好きな作品でお薦めしたいんだけど、これ、SF脳を持っていないと、理解が難しいかなと思っています。SF脳を持っていないと基本が地球になっているので、それを”シドニア”に置き換えて、宇宙を動いているという感覚にするのって、難しいのかなと思います。だって、私が必死に説明しても、夫も解らないみたいですもん。なので、この映画は観る人を選ぶのかなぁと思いました。
私は、この映画、超!お薦めしたいと思います。でも、上記のように、万人にはお薦め出来ません。理解が出来るSF脳を持っている人でないと、辛いと思います。結構、SFって、面白いんですけど、作品によっては観る人を選ぶんです。なので、私のようにガンダム世代で”宇宙世紀”が解る方には、お薦めしたいけど、そうでないとちょっと難しいかもしれません。でも、解ると面白いですよ。ぜひ、観に行ってみてください。
ぜひ、楽しんできてくださいね。
「シドニアの騎士 あいつむぐほし」