「グリーンランド 地球最後の2日間」を観てきました。
ストーリーは、
突如現れた彗星の破片が隕石となり地球に衝突した。さらなる巨大隕石による世界崩壊まで残り48時間に迫る中、政府に選ばれた人々の避難が始まる。建築技師の能力を見込まれたジョン・ギャリティ、そして妻のアリソンと息子のネイサンも避難所を目指して輸送機に駆けつけた。しかし、ネイサンの持病により受け入れを拒否され、家族は離れ離れになってしまう。人々がパニックに陥り、無法地帯と化していく中、生き残る道を探すギャリティ一家が目にしたのは、非常事態下での人間の善と悪だった。
というお話です。
突如現れた彗星の破片が隕石となり地球に衝突し始める。平和な日常は一瞬で吹き飛んだ。各国の大都市が破壊され更なる巨大隕石による世界崩壊まで残り48時間となってしまう。
政府は一部の人間を選び、隠されたシェルターに避難させることにし、選別した人間にメールを送った。建築技師のジョン・ギャリティは、自宅で非常事態を見ている時に政府からの避難指示メールを受け取り、用意をして自宅を出るが、近所の人々から子供だけでも連れて行って欲しいなど詰め寄られ、必死で逃げ出すように家を出た。
ジョンは、妻のアリソンと息子のネイサンを連れて、指示のあった軍の基地に向かうが、随分と手前で渋滞で足止めされてしまう。仕方なく歩いて基地の入口に辿り着くが、選ばれなかった人々が押し掛けていた。ジョンと家族は横から基地に入るが、入ったところで息子の糖尿病の薬を車に忘れたことに気が付き、ジョンだけ車に戻ることにする。
先に、アリソンとネイサンが輸送機に向かうが、離陸直前にネイサンの持病の糖尿病が見つかってしまい、受け入れを拒否されてしまう。ジョンは妻子がそのような状態だとは知らず、薬を手に輸送機へ向かい、すんでの所で病気持ちは輸送機に乗れない事を知り、自分だけ輸送機を降りる。
ジョンが必死で妻子を探す中、誘拐されて医療措置を必要とするネイサンの救出に走るアリソン。人々がパニックに陥って無法地帯と化して行く状況と闘いながら、生き残る道を探すギャリティ一家は、どうなるのか。後は、映画を観てくださいね。
この映画、ちょっと笑っちゃうほどの内容でした。いくら何でも、酷いと思うけど、まぁ、どーでも良いですけど。(笑) いやぁ、だって、突然に隕石が落ちて来ます、あと48時間とかって、どういう事?あれだけ宇宙の観測をしていて、どうして、あと48時間なんて話が出せるのか、笑っちゃいますよ。観測しているんだから、1年前くらいに予測が出来るでしょ。そんな近くに来るまで気が付かないって、どういう事?もー、江戸時代じゃないんだから、あり得ないでしょ。
地球が壊れるほどの隕石が降り注ぐから、選ばれた人たちだけシェルターに入れますって言うんですけど、そんなの誰も納得出来ませんよね。どういう基準で選ばれるのか、命の選別をするべきなのか、そもそも、隕石が落ちる場所が解るなら、そこ意外に移動するべきじゃないのか。色々と考えてしまいました。もし、隕石が落ちて地球全体が壊れるなら、シェルターに入ったって、生きられないでしょ。そうでないなら、地球は丸いんだから、隕石が落ちる場所の反対側に逃げておけばよいんじゃないの?不思議なお話でした。
まず、突然にTV放送とかで、48時間で隕石が落ちますのでごめんなさい、って感じの映像が流れるんです。でね、スマホに連絡があって、選ばれた人だけ基地に来てねって言われるんです。どーも、どこかにあるシェルターに入れてくれるらしいという噂が流れて、それに選ばれたギャリティーは、近所の人たちを振り切って、基地に向かうんです。
この選別なのですが、凄くおかしいんですよ。ギャリティーは建築技師なんですけど、普通にビルの現場監督をしている人なんです。そんなんで選ばれるの?それなら私も選んでくれる訳ですか?あのね建築なんて監督より職人が大切なのよ。大手の監督なんて誰でも出来るけど、現場の職人は無理なの。監督が何人いても現場は動きませんから。政府はバカだなぁと思いました。そんな奴、連れて行っても役に立たないわよ。
でね、基地に行くんだけど、息子が糖尿病なのでシェルターを断られるんです。おいおい、事前に調査しろよっ!て感じでしょ。国民の健康ってデータ管理していないの?子供が糖尿病なら、病院にかかっているはずだし、イマドキ、データ管理しているでしょ。あまりの適当さに驚きました。もっと健康な家族を選びなさいよ。目前で断るなんて酷いでしょ。ダメだと思っていたなら期待しないけど、目の前に飛行機がいるのに、断られるって残酷ですよね。
仕方なく、家族で落ち合って考えようという事になるんだけど、この人達がバカなのは、選ばれた人の印としてアームバントを巻かれるんだけど、それを付けたままで街中を走り回るんです。それ、誰もが欲しがっているモノだから隠しなさいよって思うんだけど、平気なのよね。なんて極楽とんぼなんだろうって思いました。頭悪いのよ。危機感がまるでないんです。そんな人たち、死んじゃえばいいのにって、実は、私は思っていました。
そのアームバンドを巡っての戦いが始まり、周りの人間を巻き込んで行くんだけど、まぁ、酷い家族ですよ。あんた達のせいで、何人、酷い目に遭ったんだよって言ってあげたいです。本当に酷かった。そんな家族なのに、ある情報を元に、シェルターの場所を突き止めて、そこへ向かって行動を始めるんです。いやぁ、こいつら助かるなら、他の人を助けてあげたいなぁと思っていました。
私は、この映画、まぁ、お薦めしたいと思います。あまりにも酷い家族のお話で、脚本が酷いなと思いましたが、こんな事が、もしあったら、人々は、人を掻き分けて、人を潰しても、自分が助かる道を探すのだろうなという残酷な現実を描いていたので、まぁ、一応、観ておいても良いのかなと思います。ぜひ、観に行ってみてください。
ぜひ、楽しんできてくださいね。
「グリーンランド 世界最後の2日間」